著者
庄 ゆかり 塚本 絢子
出版者
情報処理学会
雑誌
研究報告コンピュータと教育(CE) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2009, no.1, pp.1-6, 2009-12-04

図書館がリテラシー教育の授業を実施するにあたっては,授業担当者ごとの指導方法の差違,学生の学習意欲不足,授業内容と効果の評価不足など様々な課題がある.このたび広島大学図書館では,情報メディア教育研究センターとの連携授業 「情報活用基礎」 に WebCT を用いた e-Learning を導入し,いくつかの課題解決を試みたので報告する.Library tutorials have been facing a variety of challenges such as different instruction styles and skills of each librarian who takes a role of instructor for classes, needs for students' motivation about the topic and a lack of good evaluation of the tutorial contents and its efficacy. This is a report of an attempt to get over some challenges by employment of e-Learning tool, WebCT, to library literacy classes in the subject of information literacy "Elements of Information Literacy", conducted by Hiroshima University Library in cooperation with Information Media Center of Hiroshima University.
著者
庄 ゆかり 長登 康 稲垣 知宏 隅谷 孝洋
出版者
大学図書館研究編集委員会
雑誌
大学図書館研究 (ISSN:03860507)
巻号頁・発行日
no.92, pp.27-35, 2011-08

広島大学図書館は. 1年次前期授業「情報活用基礎」において1回60分で文献情報の探索と利用に関する情報リテラシー教育プログラムを提供している。このたび,この授業について,アンケートとe-learning教材を利用した事前テスト・事後テストにより,学生の能力調査と授業評価を行った。コンピュータ利用経験と文献情報利用に関する情報リテラシー能力には大きな関連性は見られなかった。また,4-7月の期間における通常の授業の影響は明らかではなかったが,このプログラムには効果があることが確認できた。知識を実際の学習行動に結びつけることが今後の課題である。Hiroshima University Library offers an information literacy program to freshmen in their first semester which is a one-shot sixty minute session on how to search for and use bibliographic information. Student knowledge and sessions are evaluated through the use of questionnaires about their experiences using computers and pre-and post-tests using e-learning resources. While neither a strong correlation between computer use and information literacy knowledge nor direct effects of their learning in other subjects during the period of April to July was found in relation to use of bibliographic information, the researchers were able to confirm that the program was effective. How to link the knowledge learned in this program and reallearning behavior is a topic that needs to be studied further.
著者
藤田 儒聖 庄 ゆかり 井上 修
出版者
学術文献普及会
雑誌
大学図書館研究 (ISSN:03860507)
巻号頁・発行日
vol.75, pp.81-93, 2005

<p>本会合への参加は,わが国の大学図書館界として,北米会合の第12回(ナッシュビル大会),14回(ラホーヤ大会),15回(ニューオリンズ大会),欧州会合の第6回(バルセロナ大会)に続くものである。今回は,文献情報データベース,電子コンテンツの保存や管理,各館のコレクション分析,紙媒体資料の共同保存あるいは保存書庫問題,利用者の満足度調査の意義など,幅広いテーマが取り上げられ,また,電子ジャーナルを中核とする学術文献を取り巻く環境の変化,特にオープンアクセス化の動向などについての議論が行われた。ここに,その概略を報告する。</p>
著者
庄 ゆかり 日野 美穂
出版者
日本教育工学会
雑誌
日本教育工学会研究報告集
巻号頁・発行日
vol.2011, no.1, pp.111-116, 2011-03-05
被引用文献数
1
著者
庄 ゆかり 矢田 俊文
出版者
大学ICT推進協議会
雑誌
大学ICT推進協議会年次大会論文集 (ISSN:21867127)
巻号頁・発行日
no.2011, pp.393-398, 2011-12

データベース出版社が実施するウェビナー(Webinar = ウェブ・セミナーの省略形)は、受講場所を問わない利便性が評価されるが、初心者には対面講習会が好まれる場合もある。広島大学中央図書館では、トムソン・ロイター社提供のウェビナーにおいて、図書館会場と講師とのリアルタイムな音声対話を実現し、図書館員がコンピュータ操作およびコミュニケーションを補助するファシリテーターとなる講習会を実施したので、一事例として報告する。
著者
矢田 俊文 庄 ゆかり 野原 ゆかり
出版者
社団法人情報科学技術協会
雑誌
情報の科学と技術 (ISSN:09133801)
巻号頁・発行日
vol.61, no.12, pp.501-506, 2011-12-01

デジタルネイティブ世代が増加している現在,外国語文献データベースと文献管理ソフトについて,伝統的訪問講習会への参加者は減少傾向にある。しかし,講習会参加者に対するアンケート結果には,依然として講習会が有意義であることが示されている。ウェブで開催するセミナーであるウェビナーを使って,大学に潜在的に存在する多くの利用者が参加できる新しい講習会のスタイルとして,広島大学の「図書館を活用した音声対話式ウェビナーの事例」と九州大学の「分野ごとに的を絞った内容をシリーズで提供した事例」を報告する。