著者
舟木 秀明 野下 裕市 庄山 正仁
出版者
一般社団法人 電気学会
雑誌
電気学会論文誌D(産業応用部門誌) (ISSN:09136339)
巻号頁・発行日
vol.143, no.5, pp.425-432, 2023-05-01 (Released:2023-05-01)
参考文献数
17

Peak current-mode control is a control algorithm for switched-mode power supplies (SMPSs) that is characterized by high-speed response and high-stability. Currently, a method of implementing peak current-mode control in a digital controller has been proposed however, there is a limit to increasing the switching frequency. Therefore, in a previous study, we proposed a method that enables high-frequency switching by applying a control method called multi-cycle control, which applies the same ON duty ratio over multiple switching cycles to the existing method. Furthermore, in peak current-mode control, an unstable phenomenon called subharmonic oscillation occurs, which is problematic. Generally, this problem is solved by slope compensation however, it cannot be applied to multi-cycle control. Therefore, in previous work, we derived the condition to suppress subharmonic oscillation by designing parameters of multi-cycle control. In this study, we verified the above-mentioned conditions using a real-circuit.
著者
福島 健太郎 乘越 勇美 庄山 正仁 二宮 保 原田 陽介 塚越 健太
出版者
電気・情報関係学会九州支部連合大会委員会
雑誌
電気関係学会九州支部連合大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2009, pp.469-469, 2009

燃料電池用DC-ACコンバータにおいて,入力電流リプルリプルの低減が求められる。提案するパルスリンクDC-ACコンバータにおいて,あるパラメータにおいて,1スイッチング周期内に,入力電流の傾きが零になり,電流値が一定になる期間が存在する動作モードが存在することが確認された。その電流保持モードでコンバータを動作させると,低周波の入力電流リプルが低減されることが明らかになった。本稿では,この電流保持動作モードの動作解析を行い,その動作モードの条件を明らかにする。そして,本動作モードにおける電流リプル低減メカニズムを考察する。
著者
益田 翔太 庄山 正仁
出版者
電気・情報関係学会九州支部連合大会委員会
雑誌
電気関係学会九州支部連合大会講演論文集 平成27年度電気・情報関係学会九州支部連合大会(第68回連合大会)講演論文集
巻号頁・発行日
pp.174, 2015-09-10 (Released:2018-02-16)

現在、広くACモータは使用されており、これを駆動するためにインバータは用いられている。しかし、インバータはスイッチングをするため、電流ノイズが発生してしまう。電流ノイズの中には、主回路からグランドを通って他の電子機器に影響を与えるコモンモードノイズが存在する。今回は、電流キャンセル手法を用いてコモンモードノイズの低減を検討した。この手法は、トランスで作り出した逆位相のノイズ電流により、ノイズ電流を打ち消すものである。実験で検討したところ、実際にコモンモードノイズを低減することができたため、この手法はノイズ対策に効果があると言える。
著者
庄山 正仁 倉地 敏明 二宮 保
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会論文誌. B-I, 通信I-情報通信システム・理論 (ISSN:09151877)
巻号頁・発行日
vol.78, no.11, pp.614-620, 1995-11-25

力率改善形コンバータの出力端子間には,通常,大容量の電解コンデンサが用いられており,高周波スイッチングによるリプル電圧の低減と同時に低周波リプル電圧の低減も行っている.この場合,電解コンデンサにリプル電流が流れることにより,その等価直列抵抗において電力損失を生じ,素子温度を上昇させ,ひいては素子の寿命を短くしかねない.従って,この電解コンデンサを流れるリプル電流の実効値を正確に見積もることは,電解コンデンサの選定を的確に行い,期待寿命を確保するうえで非常に重要である.本論文では昇圧形の力率改善形コンバータを例にとり,出力端子間に用いられる電解コンデンサのリプル電流について詳細な解析を行った.具体的にはリプル電流を低周波成分と高周波成分に分け,それぞれの周波数成分におけるリプル電流の実効値を導出した.また,解析の妥当性を実験により確認した.
著者
野村 康祐 安部 征哉 福島 健太郎 庄山 正仁 松本 暁 福井 昭圭 山崎 幹夫 二宮 保
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. EE, 電子通信エネルギー技術 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.109, no.371, pp.105-109, 2010-01-14

近年、データセンターの規模は年々拡大し、その消費電力は著しく増加している。そのため、データセンターにおける給電システムを従来の交流給電から直流給電へ移行し,消費電力を削減することが検討されている。この直流給電システムにおいて、過電流から系統を保護することは最も重要な事項の一つである。そこで、保護用デバイスとして、高速な遮断が可能である半導体遮断器の適用が検討されている。しかし、遮断の際に発生するノイズ電流により他系統の半導体遮断器に誤動作が発生する。本稿では、ノイズ電流による半導体遮断器の誤動作の発生メカニズムについて検討する。
著者
庄山 正仁
出版者
一般社団法人 電気学会
雑誌
電気学会誌 (ISSN:13405551)
巻号頁・発行日
vol.125, no.12, pp.770-771, 2005 (Released:2007-02-02)
参考文献数
4

本記事に「抄録」はありません。