著者
木俵 豊 是津耕司 河合 由起子 水口充 宮森 恒 柏岡 秀紀
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理 (ISSN:04478053)
巻号頁・発行日
vol.50, no.7, pp.613-623, 2009-07-15
被引用文献数
1

ライフログはユビキタスネットワーク・コンピューティング環境における新たな情報利活用技術の情報源となりつつある.ライフログは実世界におけるユーザの行動履歴を記憶の拡張として活用されている.ウェアラブルコンピュータを使って,ユーザの周りのさまざまな情報を取得する手法も提案されているが,このような情報は意図せぬ他人の情報を取得してしまうこともあり,プライバシの問題なども発生している.一方,ディジタルコンテンツを実世界で利用する場合の情報端末の操作や音声による発話および対話記録もライフログとして重要な情報源である.これらは,ユーザごとの興味に基づいた実世界のイベントや特徴を表現していることが多く,実世界アノテーション情報としても有益である.つまり,有効なライフログとして活用するためには,その情報の生成・発信,管理,分析,提示する技術開発が重要となる.本稿では,実世界におけるコンテンツ利活用に着目したライフログの活用について述べる.
著者
永田 宏 櫻田 武嗣 木俵 豊 勝本 道哲 浅見 徹 中川 晋一
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告. QAI, [高品質インターネット] (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.1, pp.151-158, 2001-11-20

日本における遠隔病理診断と遠隔顕微鏡のニーズに関して厚生労働省の統計データ等を用いて分析した。また既存の遠隔顕微鏡の欠点である動画伝送を克服するために、DVTSおよびD1 over IPを利用した新しい遠隔顕微鏡システムの開発を行った.CEATEC2001等の実験を通して、本システムの実用性を確認しつつある。DVTSは遠隔病理診断のみならず、超音波検査や内視鏡検査の遠隔診断にも活用できる可能性がある。
著者
永田 宏 櫻田 武嗣 木俵 豊 勝本 道哲 浅見 徹 中川 晋一
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. IA, インターネットアーキテクチャ (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.101, no.440, pp.123-130, 2001-11-14

日本における遠隔病理診断と遠隔顕微鏡のニーズに関して厚生労働省の統計データ等を用いて分析した。また既存の遠隔顕微鏡の欠点である動画伝送を克服するために、DVTSおよびD1 over IPを利用した新しい遠隔顕微鏡システムの開発を行った.CEATEC2001等の実験を通して、本システムの実用性を確認しつつある。DVTSは遠隔病理診断のみならず、超音波検査や内視鏡検査の遠隔診断にも活用できる可能性がある。
著者
岩爪 道昭 兼岩 憲 是津 耕司 中西 崇文 木俵 豊 清木 康
出版者
一般社団法人 人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 第22回全国大会(2008)
巻号頁・発行日
pp.22, 2008 (Released:2009-07-31)

本論文では,Web 上を流通する多量かつ多様なコンテンツの集約,俯瞰,閲覧,編集,出版・共有といった一連のプロセスを支援する情報編纂のフレームワークを提案する.
著者
赤星 祐平 木俵 豊 田中 克己
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. DE, データ工学 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.104, no.176, pp.85-90, 2004-07-06

これまでの単一デバイスによる情報閲覧では,表示画面の制約やコンピュータ上のインタフェースの扱いによって,直観的な操作や閲覧が容易ではなかった.しかし,ユビキタスネットワーク環境下で,ネットワークに接続された複数のデバイスを用いることにより,これらの問題は解消され,多様なコンテンツをユーザの周りに出現させることが可能となる.しかし,ユーザの操作性やコンテンツの理解を容易にするためには,各デバイスの役割を明確化させ,協調的にコンテンツを表示させることが必要となる.本論文では,実空間上に存在する複数のデバイスを用いて,ユーザにより多くの適切な情報を提供することを目的としたコンテンツ閲覧方式を提案する.具体的には,各デバイスの役割を記述するための複合デバイス機能記述言語CDFML(Composite Device Function Mark-up Language)について提案するとともに,表示するコンテンツの内容解析と端末の位置やタイプなどの情報に基づいて,複数端末で適切にコンテンツを表示するための手法について提案する.
著者
赤星 祐平 木俵 豊 田中 克己
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告データベースシステム(DBS) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2004, no.71, pp.107-113, 2004-07-13
被引用文献数
2

これまでの単一デバイスによる情報閲覧では,表示画面の制約やコンピュータ上のインタフェースの扱いによって,直観的な操作や閲覧が容易ではなかった.しかし,ユビキタスネットワーク環境下で,ネットワークに接続された複数のデバイスを用いることにより,これらの問題は解消され,多様なコンテンツをユーザの周りに出現させることが可能となる.しかし,ユーザの操作性やコンテンツの理解を容易にするためには,各デバイスの役割を明確化させ,協調的にコンテンツを表示させることが必要となる.本論文では,実空間上に存在する複数のデバイスを用いて,ユーザにより多くの適切な情報を提供することを目的としたコンテンツ閲覧方式を提案する.具体的には,各デバイスの役割を記述するための複合デバイス機能記述言語CDFML(Composite Device Function Mark-up Language)について提案するとともに,表示するコンテンツの内容解析と端末の位置やタイプなどの情報に基づいて,複数端末で適切にコンテンツを表示するための手法について提案する.When browsing contents in traditional style using single device,it is not easy for users to operate device intuitively and to browse contents because of device 's constraints on display capability and user interfaces.In ubiquitous environment,however,we can solve this problem by using multiple devices connected to network,and these ones are used to show variety of contents around users.In such situation,it is necessary to define the role of each device and show contents in a coordinated manner in order to improve users 'operationality and difficulty in understanding contents. In this paper,we propose a content browsing method to provide more proper information to users using multiple devices.In particular,we propose a composite device function mark-up language (CDFML)to describe each device 's role in browsing,and also describe a content browsing mechanism by content analysis and device information such as device position and device type.