6 0 0 0 閉経後妊娠

著者
笠井 靖代 杉本 充弘
出版者
医学書院
巻号頁・発行日
pp.976-984, 2015-10-10

●「卵子提供」に関しての指針やその体制の整備がないなかで,日本では2000年頃より50歳以上の女性の分娩が増加しており,2015年現在,年間約50人の女性が出産している. ●閉経後妊娠には,卵子提供による母体リスクと高年齢化による母体リスクが両方存在するが,卵子提供を含めた生殖医療に関する法整備がない.特に卵子提供については,学会の見解もなく,早急な対応が必要である. ●妊娠・出産・育児は連続した営みであり,妊娠を目的とした不妊治療,出産を目的とした周産期医療と分断されることなく,妊娠・出産にかかわる医療は,子どもが成人するまでの育児を見据えて行われる必要がある.
著者
斎藤 邦行 杉本 充
出版者
日本作物学会
雑誌
日本作物學會紀事 (ISSN:00111848)
巻号頁・発行日
vol.67, no.1, pp.91-93, 1998-03-05
被引用文献数
2

自然光下で生育した水稲の暗呼吸速度(Rr)の日変化と日変化に影響する要因を検討するため以下の3つの実験を行った.水田に生育した水稲を用いて, 18時から翌日18時までの24時間連続して暗黒下におけるRrの経時変化を測定した(実験I).Rrは暗期移行後急速に低下して翌朝までほぼ一定で推移し, 午前5次をすぎると, 生育初期には急速に低下, 最高分げつ期以降には上昇し("morning rise"MRと略記), 最大値を示す時刻は登熟後期ほど遅くなった.各時刻のRrは生育の進みに従い小さくなった.早朝から夕刻まで3段階の遮光処理を行い, 18時以降Rrの測定を行った結果(実験II), 遮光率が大きくなるとRrは低くなったが, 暗黒下においた個体(100%遮光)のRrは80%遮光区に比べ高くなった.ポット栽培し, 野外で孤立状態にある個体を早朝6時から, 18時まで3時間おきに5回, 明所から暗黒下のチェンバーへ移してそれぞれ3時間のRrの経時変化を測定した(実験III).各3時間の測定において, いずれの測定時刻においてもRrは測定開始直後急速に低下した後に上昇して極大値を示し, その後低下する経時変化が認められた.Rrの最大値は午前中に認められ, 夜間に比べ日中のRrは1.3〜2倍の値を示した.実験IIより暗呼吸速度は夕刻になるほど高くなると考えられたが, Rrの日変化のピークは午前中にみられ, この日変化とMRを示す時刻がよく一致したことから, Rrの日変化は主として内生的なリズムにより制御されている可能性が示唆された.
著者
吉岡 章 嶋 緑倫 杉本 充彦 松本 雅則
出版者
奈良県立医科大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2005

心筋梗塞や脳梗塞をはじめとした致死的な病的血栓症は多彩な要因で成立するが、生体防御に本来必須である止血機構が発症トリガーになると考えられている。止血機構は血小板粘着、凝集相と血液凝固相の2つが協調的に機能して成立するが、興味深いことに各々の相で中心的役割をはたすvonWillebrand因子(VWF:血小板粘着、凝集)と第VIII因子(FVIII:血液凝固)の2分子は生体では複合体を形成して存在することが知られている。本研究では古典的な血小板生物学や血液凝固学の枠組みを越えた視点で、第VIII因子/VWF複合体の包括的な血栓促進機能を生理的血流下で解析し、この複合体の適正な制御による新しい抗血栓症戦略の構築を目標とした。(1)第VIII因子の制御:我々は、強力な生理的線溶因子であるプラスミン(Plm)の第VIII因子制御機能の解明をおこない、PlmがFVIII活性を初期段階で約2倍上昇させ、その後速やかに低下させることを明らかにした。これらの知見で、今まで注目されていなかった凝固系と線溶系の密接なリンクが判明した。(2)VWFの制御:VWFの生物学的機能に大きく関与するマルチマーサイズの制御はADAMTS13がつかさどっているが、今回、ADAMTSI3によるVWF切断活性発現メカニズムを生理的な前血流動状況下で解析した。その結果、ADAMTS13は高ずり応力下での血栓形成現場でVWFを切断し、リアルタイムにVWF機能ならびに血栓成長を制御していることが判明した。このADAMTS13のVWF切断メカニズムはずり応力依存性であり、血流に直接暴露される血栓外表面部に優先的であった。今回明らかとなったADAMTS13のVWF切断メカニズムは、血栓性血小板減少性紫斑病(TTP)の病因論を明確に説明するのみならず、止血機転が機能した後に血管閉塞のみを特異的にブロックするユニークなものであり、止血機能と抗血栓機能とが両立する新世代型の抗血栓症戦略の可能性を示唆する。
著者
山下 道弘 杉本 充
出版者
京都府農業総合研究所
巻号頁・発行日
no.17, pp.7-11, 1995 (Released:2011-03-05)
著者
山下 道弘 杉本 充
出版者
京都府農業総合研究所
巻号頁・発行日
no.17, pp.1-6, 1995 (Released:2011-03-05)
著者
杉本 充 津川 光太郎 加藤 淳 菱田 俊明 三宅 正武 立澤 一哉 冨田 直人
出版者
名古屋大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2008

フーリエ積分作用素の大域的な有界性の理論を整備することにより、偏微分方程式の解の様々な評価式を導出する際に標準形へと変換してから考察する手法を確立し、さらには二つの偏微分方程式の表象の比較からそれぞれの解の評価式を比較する新しい手法も整備して、非線型問題にアプローチした。