著者
西岡 千文 杉田 茂樹 山中 節子
出版者
国公私立大学図書館協力委員会
雑誌
大学図書館研究 (ISSN:03860507)
巻号頁・発行日
vol.109, pp.2007, 2018-08-31 (Released:2018-09-07)

本稿では2018年2月にカリフォルニア大学サンディエゴ校,同ロサンゼルス校,カリフォルニア工科大学,南カリフォルニア大学の大学図書館で実施したインタビュー調査に基づき,米国の大学図書館でのオープンアクセスならびに研究データ管理の支援について報告する。
著者
紙谷 五月 野中 雄司 杉田 茂樹
出版者
情報科学技術協会
雑誌
情報の科学と技術 (ISSN:09133801)
巻号頁・発行日
vol.58, no.12, pp.610-614, 2008-12-01

An institutional repository does not have its own power to attract large users, but commends user navigations to external service providers. Academics are assumed to be the primary users of institutional repository. Therefore, to gain their access, it is important to make the repository contents discoverable and accessible within their day-to-day research behavior. We have implemented "AIRway" system which is designed to be yet another knowledgebase for link-resolvers. This paper describes its functions and the usage.
著者
大場 高志 杉田 茂樹
出版者
国公私立大学図書館協力委員会
雑誌
大学図書館研究 (ISSN:03860507)
巻号頁・発行日
vol.70, pp.25-30, 2004-03-31 (Released:2017-11-17)

インターネットの普及を背景に学術情報の流通環境は大きく変化し,大学自身の教育研究成果の社会への情報発信が重要になるとともに,ネットワーク上の情報資源の取扱いが大学図書館にとって重要な課題となっている。こうした状況を受けて国立情報学研究所では,平成14年度から,メタデータ・データベース共同構築事業を開始した。本事業の現状を報告し,今後の課題と取り組みを紹介する。
著者
杉田 茂樹
出版者
国公私立大学図書館協力委員会
雑誌
大学図書館研究 (ISSN:03860507)
巻号頁・発行日
vol.100, pp.29-37, 2014-09-05 (Released:2017-10-31)

最近ほぼ10年の間に,国立情報学研究所CSI委託事業等を背景として,国内の数多くの大学で機関リポジトリが設置された。各大学の担当者は,経験のない機関リポジトリ構築という業務に,海外先行事例などを参考に積極的に取り組み,学内の認知度向上とコンテンツ増進のためのさまざまな手法を開発してきた。今日では,電子ジャーナルの発展をはじめとしたインターネット利用の普及によってやや希薄となった研究者との重要な接点のひとつとなっている。
著者
杉田 茂樹
出版者
国公私立大学図書館協力委員会
雑誌
大学図書館研究 (ISSN:03860507)
巻号頁・発行日
vol.100, pp.29-37, 2014

<p>最近ほぼ10年の間に,国立情報学研究所CSI委託事業等を背景として,国内の数多くの大学で機関リポジトリが設置された。各大学の担当者は,経験のない機関リポジトリ構築という業務に,海外先行事例などを参考に積極的に取り組み,学内の認知度向上とコンテンツ増進のためのさまざまな手法を開発してきた。今日では,電子ジャーナルの発展をはじめとしたインターネット利用の普及によってやや希薄となった研究者との重要な接点のひとつとなっている。</p>
著者
西岡 千文 杉田 茂樹 山中 節子
出版者
国公私立大学図書館協力委員会
雑誌
大学図書館研究 (ISSN:03860507)
巻号頁・発行日
vol.109, 2018

本稿では2018年2月にカリフォルニア大学サンディエゴ校,同ロサンゼルス校,カリフォルニア工科大学,南カリフォルニア大学の大学図書館で実施したインタビュー調査に基づき,米国の大学図書館でのオープンアクセスならびに研究データ管理の支援について報告する。
著者
杉田 茂樹
出版者
国公私立大学図書館協力委員会
雑誌
大学図書館研究 (ISSN:03860507)
巻号頁・発行日
vol.103, pp.1-8, 2016

<p>インターネット利用の普及により,大学図書館の役割は,外界で流通する図書や雑誌を大学の中へと取り込んでその読者である教職員,学生に供することから,教育・研究活動の中で生み出される大学の生産物を収集,保存し,外界へと発信していくことへと変わってきている。このことをはじめとして,学術出版の紙から電子への移行が大学図書館活動に与えつつある影響について,収書,学術雑誌,ILL文献複写を取り上げて概説する。</p>
著者
杉田 茂樹
出版者
小樽商科大学
雑誌
奨励研究
巻号頁・発行日
2012

○研究目的極めて大量の科学論文を掲載する無料の電子ジャーナル(以下、「OAメガジャーナル」という。)の急成長が学術出版関係者の注目を集めている。本研究は、OAメガジャーナルの全般的特質とそれが科学文献流通において占める位置と影響を明らかにすることを目的とした。○研究方法標準的学術雑誌引用情報索引による各OAメガジャーナルの論文出版状況,インパクトファクター等の調査、国際図書館コンソーシアム連合年次会議等における情報収集を踏まえ、OAメガジャーナルの投稿規程や編集方針、刊行元出版社・学会の報告書類、関連論文などを中心に文献調査を行った。○研究成果、代表的OAメガジャーナルである、PLoS ONE (PUBLIC LIBRARY of SCIENCE刊行)の成長要因として、別の高品質誌でPLoSが培ってきたブランド力、草創期の高インパクトファクター、査読プロセスの簡略化に伴う出版スピード、比較的安価な論文出版加工料(Article Processing Charge)設定などが挙げられる。PLoS ONE以外で同様の簡略査読方式を採用する学術誌は約10誌存在し、「メガ」と称すべき成長はまだ見られない。また、OAメガジャーナルへのさらなる論文集中のメカニズムとして、・別の学術雑誌でリジェクトされた論文を、著者の希望があれば受け皿としてのOAメガジャーナルに掲載するモデル(カスケード査読)は学術出版全体に広まりつつあり、ひとつの出版社の内部だけでなく、複数学会誌間の投稿論文転送もはじまっている。一方、論文出版加工料でなく個人会員制や機関会員制をとる簡略査読誌もあらわれ、OA出版の多様化がさらに進みつつあることがうかがわれた。
著者
尾城 孝一 杉田 茂樹 阿蘓品 治夫 加藤 晃一 阿蘓品 治夫 アソシナ ハルオ 加藤 晃一 カトウ コウイチ
出版者
社団法人情報科学技術協会
雑誌
情報の科学と技術 (ISSN:09133801)
巻号頁・発行日
vol.54, no.9, pp.475-482, 2004-09-01
被引用文献数
2

近年,海外の大学図書館を中心として学術機関リポジトリと呼ばれる,インターネット上の電子公開書庫の設置が相次いでいる。学術機関リポジトリは,学術コミュニケーションをめぐる危機的な状況と大学からの情報発信強化という2つの問題に対する解決策として注目されている。本稿では,まず学術機関リポジトリの誕生の背景と問題の所在について概観し,その定義および成立要件について述べる。続いて,海外の代表的な事例を紹介し,さらに国内の状況について,千葉大学附属図書館と国立情報学研究所におけるプロジェクトを取り上げる。最後に,学術機関リポジトリの普及に向けた協調的活動の重要性について触れたい。