著者
村上 国男 中村 義作
出版者
The Institute of Electronics, Information and Communication Engineers
雑誌
電子情報通信学会論文誌 D (ISSN:09135713)
巻号頁・発行日
vol.J61-D, no.7, pp.465-472, 1978-07-25

将来の有望な計算機アーキテクチャとして,ポリプロセッサ方式が注目を集めている.ポリプロセッサシステムは,機能専用化されたプロセッサによって構成される計算機複合体であり,システムの高度な性能を達成するためには,与えられたプロセッサ間の負荷分布に対してボトルネックを生じないことが必要である.このためには,各プロセッサ上で走行する制御プログラムのイベント処理方式と,負荷に対する処理能力との関係を明らかにしておくことが重要である.本論文では,ポリプロセッサシステムのパイロットモデルにおけるイベント処理の流れた着目し,これを3段のタンデム形待ち行列モデルによってモデル化する.次に,このモデルをTaube-Netto,M.の方法を援用して解析し,呼の処理待ち時間,プロセッサ内滞留呼数の評価式を与える.
著者
服部 正次 池上 晴通 建石 竜平 早田 義博 船津 秀夫 大田 満夫 米山 武志 下里 幸雄 橋本 邦久 西村 穣 伊藤 元彦 村上 国男 早乙女 一男 佐藤 正弘 沢村 献児
出版者
日本肺癌学会
雑誌
肺癌 (ISSN:03869628)
巻号頁・発行日
vol.19, no.4, pp.361-370, 1979-12-25

最近5年間に手術をうけた肺腺淋393例の予後を検討し,また,術後Adjuvant chemorapyの効果をも比較検討した.組織亜型の如何を問わず,高分化,型腺癌および,臨床病期I期例;腋瘍径3cm未満,治癒切除をうけたものの予後が優れていた.乳頭型腺癌と腺管型腺癌では,分化度別にみても,5年生存率,50%生存率ともに有意差なく,今後他の観点からの詳細な亜型分類の必要がある.また,術後化学療法は,EX+MMC+5・FU治療群が良好な生存曲線を示した.