- 著者
-
服部 正次
池上 晴通
建石 竜平
早田 義博
船津 秀夫
大田 満夫
米山 武志
下里 幸雄
橋本 邦久
西村 穣
伊藤 元彦
村上 国男
早乙女 一男
佐藤 正弘
沢村 献児
- 出版者
- 日本肺癌学会
- 雑誌
- 肺癌 (ISSN:03869628)
- 巻号頁・発行日
- vol.19, no.4, pp.361-370, 1979-12-25
最近5年間に手術をうけた肺腺淋393例の予後を検討し,また,術後Adjuvant chemorapyの効果をも比較検討した.組織亜型の如何を問わず,高分化,型腺癌および,臨床病期I期例;腋瘍径3cm未満,治癒切除をうけたものの予後が優れていた.乳頭型腺癌と腺管型腺癌では,分化度別にみても,5年生存率,50%生存率ともに有意差なく,今後他の観点からの詳細な亜型分類の必要がある.また,術後化学療法は,EX+MMC+5・FU治療群が良好な生存曲線を示した.