著者
小林 千草 松永 康佑 Jaewoon JUNG 杉田 有治
出版者
一般社団法人 日本生物物理学会
雑誌
生物物理 (ISSN:05824052)
巻号頁・発行日
vol.62, no.5, pp.298-300, 2022 (Released:2022-11-25)
参考文献数
9

筋小胞体カルシウムイオンポンプは代表的なP型ATPaseであり,ATP加水分解のエネルギーを用い輸送を担う.著者らは分子動力学法計算を基にした反応経路解析によりカルシウムイオンポンプによる輸送の分子論的なメカニズムを提唱した.膜タンパク質の構造変化とカルシウムイオン輸送の関係について述べる.
著者
中原 ひかり 松永 康佑
雑誌
エンタテインメントコンピューティングシンポジウム2020論文集
巻号頁・発行日
vol.2020, pp.204-205, 2020-08-22

二次元で描かれたイラストを立体的に動かす技術が発展しており、近年多くのコンテンツで利用されている。本研究では、Live2Dを用いたキャラクターの疑似的な立体表現と、従来の3DCGによる立体表現を重ね、それぞれ異なるカメラワークと立体表現の組み合わせによる映像を制作する。異なる立体表現を同時に提示することで得られる空間認識刺激を利用した映像表現手法について報告を行う
著者
松永 康佑
出版者
日本文化人類学会
雑誌
日本文化人類学会研究大会発表要旨集
巻号頁・発行日
vol.2021, 2021

樺太アイヌ古式舞踊の記録・継承を目的として、樺太アイヌ協会員の方々の舞踊の収録・モーションキャプチャ計測・撮影を行い、顔、衣装を含めた再現CG映像の制作を行った。過去に携わった伝統舞踊CG映像の経験をふまえつつ、AIベースの顔作成手法を取り入れた本制作のワークフローについて説明する。
著者
松永 康佑 小松崎 民樹
出版者
公益社団法人 高分子学会
雑誌
高分子 (ISSN:04541138)
巻号頁・発行日
vol.57, no.2, pp.58-61, 2008-02-01 (Released:2011-10-14)
参考文献数
17

複数の階層的時間スケールにまたがるタンパク質の“複雑”なダイナミックスを特徴づけるために,従来のリヤプノフ指数を有限サイズ領域に拡張した有限サイズリヤプノフ指数という解析手法を導入する。粗視化タンパク質モデルの折れたたみダイナミックスに対して,この手法を応用するとともに,観測された異常拡散現象について議論する。
著者
松永 康佑
出版者
九州大学
雑誌
若手研究(B)
巻号頁・発行日
2010

本研究は、仮想身体表現のための計測システムの構築を目指している。従来の計測システムは運動解析と形状計測を別々に行うものであり、同時に記録できるシステムが求められた。また、多点運動解析では、計測点が増加するに従い、編集時間増加の問題があった。これらの問題解決のため、本研究では田の字型紙マーカを用いた、計測システムの構築を行った。この計測システムの有効性は確認できたが、計測精度や認識速度の点において問題が残った。