著者
松田 勝敬 粕谷 英樹
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. SP, 音声 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.99, no.73, pp.39-46, 1999-05-20
被引用文献数
9

ささやき声では、通常発声に比ベ低い周波数のフォルマント周波数が変化することなどが知られている。しかし、その原因はらかにされていなかった。本稿では、喉頭内視鏡やMRIを用いてささやき声における音声器官の変化を測定した。その結果をもとに電気回路によるささやき声のモデルをつくった。モデルによってささやき声のシミュレーションをおこない、ささやき声における周波数構造の変化の原因を明らかにした。また、得られた結果をもとにフォルマント型音声合成法における、ささやき声の精密な合成方法を提案する。
著者
松田 勝敬 森 大毅 粕谷 英樹
出版者
一般社団法人日本音響学会
雑誌
日本音響学会誌 (ISSN:03694232)
巻号頁・発行日
vol.56, no.7, pp.477-487, 2000-07-01
参考文献数
25
被引用文献数
3

ささやき声の低次のフォルマント周波数が, 通常発声に比べてわずかに高いことが知られている。本論文ではこの現象について, 声門下部系の結合を考慮した声道の電気回路モデルをもとに音響的に説明することを試みる。モデルにおける, 3次元声道形状は磁器共鳴画像(MRI)から測定した。その結果, 声門上部構造のせばめと, 声道と声門下部系との結合が低い周波数のフォルマントを上昇させる主な原因であることが分かった。
著者
松田 勝敬 森 大毅 粕谷 英樹
出版者
一般社団法人 日本音響学会
雑誌
日本音響学会誌 (ISSN:03694232)
巻号頁・発行日
vol.56, no.7, pp.477-487, 2000-07-01 (Released:2017-06-02)

ささやき声の低次のフォルマント周波数が, 通常発声に比べてわずかに高いことが知られている。本論文ではこの現象について, 声門下部系の結合を考慮した声道の電気回路モデルをもとに音響的に説明することを試みる。モデルにおける, 3次元声道形状は磁器共鳴画像(MRI)から測定した。その結果, 声門上部構造のせばめと, 声道と声門下部系との結合が低い周波数のフォルマントを上昇させる主な原因であることが分かった。
著者
松田 勝敬 森 大毅 粕谷 英樹
出版者
日本音声学会
雑誌
音声研究 (ISSN:13428675)
巻号頁・発行日
vol.3, no.3, pp.67-75, 1999-12-30
被引用文献数
1

The lower formant frequencies of whispered vowels are known to be slightly higher than those of modal vowels. This paper attempts to interpret this phenomenon acoustically, based on an electrical circuit model of the vocal tract. Perceived naturalness of whispered vowels is shown to be associated with bandwidth of the lower formant and spectral tilt resulting from loose acoustic coupling between supra- and sub-glottal systems through a small glottal chink. Perceptual significance of the frequency shift of the lower formant in whispered vowels is also studied. Perceptual experiments showed in that vowel boundaries between modal and whispered vowels were not changed in four of six subjects for the /o/-/a/ stimuli and in two of six for the /i/-/e/ stimuli. The results indicated that frequency shift of the lower formant in whispered vowels is not necessarily associated with the compensation for vowel boundary shifts.
著者
後藤建二 松田勝敬
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2012, no.1, pp.879-881, 2012-03-06

我々はEthernetを用いてタグリーダとデータベースサーバを接続する。設置と撤収が簡易に行えるRFID情報管理を行うシステムを開発した。Ethernetだけではシステムの運用できる範囲が同一ネットワーク内に限定されてしまい、複数の部屋や建物での運用に制限が生じていた。そこで、データベースサーバ同士をTCP/IPを用いて通信を行い、各データベースサーバは他のデータベースサーバと同期をとり、異なるネットワークでも運用できる方法を検討した。これにより、大規模な運用が可能なシステムとなった。今回の発表では、システムの概要について発表し、その後データベースサーバ間の通信について発表を行う。