著者
水野 統太 芳賀 瑞穂 水戸 和幸 板倉 直明
出版者
一般社団法人 電気学会
雑誌
電気学会論文誌C(電子・情報・システム部門誌) (ISSN:03854221)
巻号頁・発行日
vol.137, no.4, pp.639-644, 2017-04-01 (Released:2017-04-01)
参考文献数
18

A diet is possible by various methods now. Recently, the system which enables a partial thin figure by using ultrasonic wave and laser is developed. However, these methods are at risk of a burn or the internal hemorrhage. Therefore, the establishment of the safe method not to destroy a fat tissue is expected. In this study, warm and cold stimulus and vibration stimulus were given in the thigh posterior surface, we examined subcutaneous fat changes over time. We aimed at the establishment of the possible method of the simple and safe diet and fat movement using these external stimulus.
著者
武藤 友和 板倉 直明 水戸 和幸
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. MBE, MEとバイオサイバネティックス (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.110, no.52, pp.25-29, 2010-05-14
参考文献数
8

本研究では、三次元動作分析装置と床反力計を使用してハイヒール使用時の階段降段動作への影響について検討した。ハイヒール熟練者は、階段降段時に安定性よりも速度を優先させる。結果として、膝関節・足関節の負担が増大していることが示唆された。
著者
武村 康弘 板倉 直明
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. HIP, ヒューマン情報処理 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.108, no.282, pp.171-174, 2008-10-31

ジェンガゲームにおける手の動作に注目し,肘着き有無の姿勢の違いによる人差指と親指の震えを解析した.実験では,被験者5名に対し,3軸加速度センサを用いて指の震えを測定し,同時に,呼吸センサ,脈波計,発汗計を用いて他の生理的指標も測定した.その結果,手の静止状態では,肘着き有りは無しより震えが小さく,また,手の静止状態だけで比較すれば,肘着き有りにおいて,ブロックを取る直前の静止状態で,両指の震えに増大傾向があることが分かった.
著者
水戸 和幸 相賀 健 板倉 直明
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. MBE, MEとバイオサイバネティックス (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.110, no.211, pp.25-28, 2010-09-21

触知案内図におけるピクトグラムの有効性について検討を行った.被験者は,晴眼者11名でアイマスクをして実験を行った.点図ディスプレイに7種類のピクトグラムを提示し回答を得るととともに,触察にて学習を行わせた.次に,同種でサイズの異なるピクトグラムを触察してもらい,正答率,確信度,認知時間,わかりやすさを評価した.学習前に関して,事前知識のあるピクトグラムの正答率は高く,学習時間は短かった.学習後に関して,サイズに関係無く正答率はほぼ100%であった.わかりさすさや認知時間は,サイズおよび複雑さにより変化し,図形の特徴の見つけやすさが関係していると推測された.
著者
猪飼 國夫 石川 亮 本多 中二 板倉 直明
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会論文誌数理モデル化と応用(TOM) (ISSN:18827780)
巻号頁・発行日
vol.42, no.14, pp.90-97, 2001-12-15
参考文献数
15
被引用文献数
13

微視的モデルに基づく渋滞解析用道路交通シミュレータを構築するとき,自動車の運転動作のモデリングが重要となる.しかし,人間の運転動作を精緻に表現しようとすると多様な要素やあいまいで定性的な情報を考慮しなくてはならず,単純な微分方程式や統計式でモデルを構築するのは困難である.本論文では,ファジィ推論を導入したネットワーク構造で,様々な要素を取り入れたすり抜け運転動作モデルや踏切り横断運転モデルを構築する.道路上の駐停車車両などの障害物を回避して進行するすり抜け運転状態は渋滞の大きな原因となるが,本論文では構築したモデルを用いて複雑なすり抜け運転状態を計算機上でシミュレートし,いくつかの渋滞現象を解析する.また同様に踏切りでの渋滞の解析や運転者の個人特性の相違による渋滞への影響を調べる.そしてこれらのシミュレーションを通じてシミュレータでのネットワーク構造モデルの有用性を示す.In constructing a road traffic simulator for congestion analysis based on a microscopic model,the modeling of driver's behavior becomes important.However,expressing a driver's behavior precisely and in detail involves consideration of a variety of factors and ambiguous and qualitatie information.Consequently,it is extremely difficult to build models using simple differential equations or statistical formaula.In this papaer,we propose using a network structure based on fuzzy inferences to build models that contain many factors for simulating drivers maneuvering around obstacles or across railroad crossings.Such maneuvers as driving around obstacles,for example vehicles parked or stopped on the roadside,can be a cause of traffic congestion.The models thus build are used to simulate such complex maneuvers on a computer in order to analyze some cases of traffic congestion.Moreover,we have also build models for analyzing congestion occurring at railroad corossings and for investigating some effects on the congestion due to variations between the tensdencies of individual drivers.With these simulations we will demonstrate the usefulness of network-structured models.
著者
小泉 恭平 板倉 直明 水戸 和幸
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. NC, ニューロコンピューティング (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.110, no.355, pp.47-50, 2010-12-12
参考文献数
5

繰り返し刺激を与えた際に発生する視覚誘発脳波を利用した脳波入力インタフェース(BCI)の研究が行われている.先行研究では,BCIに使える適切な特徴を抽出するため,光点滅刺激の呈示方法や脳波の解析手法が検討されてきた.本研究では,異なる位相の光点滅刺激を使い,FFTによるパワー値情報と同時に位相情報を利用することを提案した.実験では同一画面上に2つの異なる位相の光点滅刺激を使い,FFTによる位相情報の有効性を検討した.その結果,位相の異なる2つの光点滅刺激を注視したVEPを識別するBCIに,位相情報が有効であることがわかった.
著者
坂本 和崇 板倉 直明
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会論文誌. D, 情報・システム (ISSN:18804535)
巻号頁・発行日
vol.92, no.2, pp.189-198, 2009-02-01
被引用文献数
2

多くの視線入力インタフェースで使われる光学的眼球運動測定装置は一般的に高価であり,使用者の頭部を拘束する必要がある.そこで我々は使用者の頭部拘束を回避し,また安価に構築できる,ヘッドマウントディスプレイ(HMD)と交流増幅した眼電図(EOG)を用いた視線入力インタフェースを提案してきた.しかし眼球垂直方向移動時の眼電図は雑音に弱いため利用できず,注視領域判定が眼球水平方向移動に限られていた.そこで本論文では,眼球斜め方向移動を用いた新しい注視領域判定手法を開発した.これは垂直方向の眼電図の解析区間を眼球水平方向移動付近に限定することで,雑音に影響されることなく眼球移動によって生じた信号を抽出する方法である.この手法を用いることによって眼球斜め方向移動時の注視領域判定が可能となり,従来のインタフェースに比べて選択肢数を倍増させた視線入力インタフェースの開発に成功した.