著者
澤村 匡史 則末 泰博 美馬 裕之 植田 育也 重光 秀信 大野 美香 牧 盾 伊藤 香 植村 桜 上澤 弘美 丸藤 哲 藤野 裕士 西田 修
出版者
一般社団法人 日本集中治療医学会
雑誌
日本集中治療医学会雑誌 (ISSN:13407988)
巻号頁・発行日
vol.27, no.6, pp.509-510, 2020-11-01 (Released:2020-11-01)

日本集中治療医学会臨床倫理委員会は,日本COVID-19対策ECMOnet(代表 竹田晋浩)(日本集中治療医学会,日本呼吸療法医学会,日本救急医学会)ならびに厚生労働科学研究費補助金(新興・再興感染症及び予防接種政策推進研究事業)「新興・再興感染症のリスク評価と危機管理機能の実装のための研究」分担研究班と合同で,新型コロナウイルス感染症(coronavirus disease 2019, COVID-19)流行に際しての医療資源配分の観点からの治療の差し控え・中止の考え方を提言する。提言は,非常事態にあっても臨床倫理の原則を守りつつ,医療資源を公正に配分するために適切な議論を経て行われるべきことを骨子としている。
著者
古賀 雄二 植村 桜 伊藤 聡子 井上 和代 大西 純子 小幡 祐司 杉江 英理子 杉野 由起子 藤野 智子 古厩 智美 茂呂 悦子
出版者
日本クリティカルケア看護学会
雑誌
日本クリティカルケア看護学会誌 (ISSN:18808913)
巻号頁・発行日
vol.13, no.1, pp.37-48, 2017-03-31 (Released:2017-04-19)
参考文献数
18

クリティカルケア領域のせん妄ケアにおける急性・重症患者看護専門看護師(CCNS)の役割に関する実態調査(研究以外)を目的に自記式質問紙調査を行い,質的帰納的に分析した.その結果,実践29個,相談8個,調整5個,倫理調整2個,教育8個のカテゴリーが抽出された. CCNSのせん妄ケアはせん妄予防ケア・発症後ケア・離脱後ケアの3局面に対して,『せん妄要因のモニタリングと管理ケア(基盤的要素)』・『認知と生活リズムの再構築ケア(核心的要素)』・『Patient-Family empowerment(補完的要素)』により構成され,螺旋的に有機的相互作用を続けながら,せん妄リスクファクターからの解放と患者生活の再構築を促進していた.また,CCNSは家族をケア提供者として捉えてせん妄ケアチームへの参画を促し,せん妄にチームで取り組む体制を構築していた. CCNSのせん妄ケアは,患者ニードの追求とそれに基づく看護ケアに包含され,せん妄ケアの方向性は自己実現のニードの具体形である患者生活の再構築であることから,包括的患者生活管理である.