著者
横山 洋子 茂木 精一郎
出版者
群馬大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2020-04-01

全身性強皮症は、皮膚および内臓臓器の線維化、血管異常、免疫異常(自己抗体)を特徴とする原因不明の自己免疫性疾患である。我々は、間葉系幹細胞(MSC)から分泌されるエクソソームの膜に多く存在するMFG-E8が皮膚線維化の抑制機序の一部に関わると考え、MSC由来エクソソームおよびエクソソームに含まれるMFG-E8が強皮症の皮膚線維化に関与するのかどうかについて、MSC由来エクソソームおよびMFG-E8 WT/KOマウス由来MSCから産生されるエクソソームを強皮症マウスモデル(ブレオマイシン誘導皮膚線維化マウス、Tight skinマウス)に投与し、皮膚線維化への影響を明らかにする。
著者
吉永 誠吾 森 恭子 横山 洋子
出版者
熊本大学
雑誌
熊本大学教育実践研究
巻号頁・発行日
vol.15, pp.101-105, 1998-02-27

筆者らは生演奏によって子供達に音楽の本当の美しさを感じてほしいとの願いから,音楽鑑賞教室を開催してきており,その概要についてはすでに報告した.ところで音楽の効能が科学的にも証明されつつある昨今,筆者らのコンサート活動は各方面から依頼を受けつつあり,その数も少しずつではあるが増えつつある.これはクラシック音楽を多くの人々に好きになってもらいたいと願う筆者らにとって大変喜ばしいことである.その中でも特に印象に残っているものは、長期療養中の子供達のためのコンサートや,障害児とその保護者のために聞いたコンサートである.障害児といえば,通常のコンサートを聴く機会など,一生涯を通じてまずないといっていいであろう.従って,ただ一度のこの機会は,私たち音楽家の役割というものが大変大きなものであるということを強く認識させられたものであった.そこで本稿では既に報告した小,中学校以外の活動の概要について報告し,これからの課題についても考えたい.