- 著者
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横山 洋子
茂木 精一郎
- 出版者
- 群馬大学
- 雑誌
- 基盤研究(C)
- 巻号頁・発行日
- 2020-04-01
全身性強皮症は、皮膚および内臓臓器の線維化、血管異常、免疫異常(自己抗体)を特徴とする原因不明の自己免疫性疾患である。我々は、間葉系幹細胞(MSC)から分泌されるエクソソームの膜に多く存在するMFG-E8が皮膚線維化の抑制機序の一部に関わると考え、MSC由来エクソソームおよびエクソソームに含まれるMFG-E8が強皮症の皮膚線維化に関与するのかどうかについて、MSC由来エクソソームおよびMFG-E8 WT/KOマウス由来MSCから産生されるエクソソームを強皮症マウスモデル(ブレオマイシン誘導皮膚線維化マウス、Tight skinマウス)に投与し、皮膚線維化への影響を明らかにする。