著者
横谷 謙次 高橋 英之 高村 真広 山本 哲也 阿部 修士
出版者
徳島大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2022-04-01

行動嗜癖(過度な賭博行動やインターネットゲーム使用)は日本でも人口の約9%が経験しており、適切な治療が求められている。本研究の目的は1.ユーザーの嗜癖行動からの離脱と連動するキャラクター(以下、アバター)とその離脱を賞賛するキャラクター(以下、自律エージェント)によって行動嗜癖を治療し、2.その神経基盤を解明することである。1.の目的を達成するためにロボットとスマートフォンアプリでアバターと自律エージェントを作成し、ギャンブル障害者及びインターネットゲーム障害者に対する治療効果を検証する。また、2の目的を達成するために、fMRIを用いて、1.の治療効果に関与する神経回路を特定する。
著者
横谷 謙次 長谷川 啓三
出版者
日本カウンセリング学会
雑誌
カウンセリング研究 (ISSN:09148337)
巻号頁・発行日
vol.44, no.3, pp.244-253, 2011 (Released:2016-03-12)
参考文献数
22
被引用文献数
1

本研究のねらいは,日本語版Communication Patterns Questionnaire(CPQ)の信頼性と妥当性を検討することである。対象者は,既婚女性76名と既婚男性55名である。対象者は,CPQに加えて,夫婦関係満足度,離婚願望に関する質問にも答えた。その結果,ほとんどすべてのCPQが,先行研究と同程度の信頼性をもつことが示された。また,CPQは,夫婦間の不満や離婚願望とも有意に関連した。これらの結果は,CPQが日本の夫婦にも適用可能であることを示す,実証的証拠とみなされる。