著者
沢 恒雄
出版者
一般社団法人 経営情報学会
雑誌
経営情報学会 全国研究発表大会要旨集 2008年秋季全国研究発表大会
巻号頁・発行日
pp.19, 2008 (Released:2009-01-07)

21世紀は、人類の存亡を賭けたトリレンマの緩解を前提とする。その政策は、人類・生物温存と言語・文化温存の2大モデルを具現化した社会システムの実現による。GMAISは、2大モデルの実現を可能にする思想・科学技術的な先人の遺産を背景にした情報システムである。今回の発表は、安心・安全をキーワードとする社会システムとして哲学的、社会的、科学技術的な先人の遺産を有効に活用しあるべき姿としてのデペンダビリティを織り込んだ情報システム(GMAIS)を考察した。
著者
沢 恒雄
出版者
愛知学泉大学
雑誌
愛知学泉大学コミュニティ政策学部紀要 (ISSN:13447939)
巻号頁・発行日
vol.4, pp.45-67, 2001-12
被引用文献数
1

日本は,20世紀末に瞬間的に工業化社会で世界一の経済大国になった。その直後に土地と株のバブル経済がはじけ,算出不能な不良債権の処理を誤り,世界的な株価主体のマネー経済に翻弄され,その後遺症から抜けきれていない。ただ最盛時の資本蓄積と圧倒的な経済力をまだ保有している。それらを利用して実態から乖離したマネーにだけに価値観をおく生活から文化に価値観をおく生活に軸足を変えるべきである。具体的には日本の伝統と文化に整合性の良い新たな環境倫理感を社会システムに組み込み,さらに文化遺産を情報システム(ディジタル)化し,管理運用のノウハウを含めて世界に発信する。そして経済的に弱小国の文化と言語を守り,識字率の向上効果による人口抑制戦略により持続可能な地球経営が可能となる。
著者
沢 恒雄
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. LOIS, ライフインテリジェンスとオフィス情報システム (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.111, no.470, pp.121-127, 2012-03-01

We have continued the development and the applied research of an information system by a GMA concept for 20 years. The basic function is offer of thinking support environment, group-decision-making support environment, and agreement formation support environment.
著者
沢 恒雄
出版者
情報知識学会
雑誌
情報知識学会誌 (ISSN:09171436)
巻号頁・発行日
vol.26, no.2, pp.142-151, 2016-05-14 (Released:2016-07-15)
参考文献数
18

21世紀の爛熟した工業化社会では,環境・社会・経済のトリレンマの状態にある。22 世紀に人類は,100 億人になると予測されているが,地球の資源はそれを賄うだけの資源がない。トリレンマの解決策は無く緩解策とした。人口増加率と工業化率の低減を提案してきた。その基盤として「生物人類温存モデル」と「言語文化温存モデル」を2 大モデルの思想とした。ここで日本モデルの前提となるGHQ 洗脳と自虐思想のモデルを考察した。
著者
沢 恒雄
出版者
人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 (ISSN:13479881)
巻号頁・発行日
vol.27, 2013

企業の海外進出も活発である。専門教育と日本語教育の教育実践は、事業継承の観点からも必須である。専門領域として経営を選択して、経営日本語教育のコース開発、実践と評価をモデルとして組織の知的資源・資産として位置付けをして管理する仕組みと、その過程で得られる経験知、「実践知」をメンタルモデルを共有して議論するGMAIS概念と質的研究の方法を統合化して獲得スルシステムを提案する。
著者
沢 恒雄
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. TL, 思考と言語
巻号頁・発行日
vol.99, no.353, pp.43-50, 1999-10-15

最適工業化社会から知識社会への遷移の過程にある、知識社会における市場での主役は、知識、知恵や知謀自体とそれらを内包した業務モデル、戦略計画モデルや製品である。組織活動の知的資産として管理されねばならないものは、それら創製、開発、精錬や編集した成果物である。知識資源であるモデル開発、計画、実行、分析、評価や編集などの「場」での集団意思決定のあるべき姿としてGMAISを使用した支援環境についてのべる。