著者
海野 裕也 那須川 哲哉
出版者
人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 (ISSN:13479881)
巻号頁・発行日
vol.24, 2010

企業の国際化が進むにつれ,複数言語で書かれた文書を解析する需要が増えている.こうした企業のもつ文書は分野固有の語彙が多いため,一般的な辞書を使って解析することは難しい.本研究の目的は,対訳辞書を対象文書から自動獲得し,実際にテキストマイニング技術へ応用するまでを全て自動的に行うことである.実験的に性能を評価して,構築された対訳辞書の精度が高くなくても有用な知見を発見できたことを報告する.
著者
海野 裕也
出版者
日本認知科学会
雑誌
認知科学 (ISSN:13417924)
巻号頁・発行日
vol.24, no.1, pp.16-22, 2017-03-01 (Released:2017-09-01)
参考文献数
12

Despite recent artificial intelligence technologies achieved prominent results, machinescannot behave like humans yet. I compare the ability of humans’ language acquisition with natural language processing by machine learning technologies, taking learning of word embedding vectors as an example. And I introduce some notable researches which may fill in the gap, one-shot learnig, memory models and language game tasks. Al-though these researches have just begun, it will be important for artificial intelligence to aquire human intelligence.
著者
濱田 晃一 藤川 和樹 小林 颯介 菊池 悠太 海野 裕也 土田 正明
雑誌
研究報告自然言語処理(NL) (ISSN:21888779)
巻号頁・発行日
vol.2017-NL-232, no.12, pp.1-7, 2017-07-12

個性を反映した返答生成は,様々な個性のキャラクタを用意することで多様な返答を可能にしたり応答の一貫性を確保できる点で近年注目されている.一方で,それぞれの返答個性を学習させるための対話例の準備が高コストであるという問題がある.本研究では,深層学習を用いた返答文生成モデルに対して,特定の返答個性を追加反映する手法の提案及び比較評価を行う.さらに,返答文生成に用いる個性表現ベクトルの演算による生成文の変化について分析を行う.