著者
家田 修 佐々木 隆生 仙石 学 池本 修一 渡邊 昭子 中島 崇文 中澤 達哉 石田 信一
出版者
北海道大学
雑誌
基盤研究(A)
巻号頁・発行日
2006

本研究では環境問題をも含めて公共財としてとらえ、総合地球環境学研究所との連携により、文理協働型の議論を行った。この結果、従来の政治共同体を基にした地域設定による圏域の設定を超えて、環境に基づく圏域(環境広域公共圏)が現在問題になりつつあることが本研究の成果として明らかになった。また住民へのアンケート調査の結果として、想定していたよりも人々の社会的な流動性は高くなく、地域コミュニティの役割が以前よりも重要になっていることが新たな知見として判明した。
著者
渡邊 昭子
出版者
大阪教育大学
雑誌
挑戦的萌芽研究
巻号頁・発行日
2011

19世紀ハンガリーにおける異宗派間の婚姻に関して、現地での研究動向、各宗派の婚姻規定を調査し、さらに、おもにユニテリアン教会文書館史料を用いて、個別研究をおこなった。ユニテリアン教会文書館史料からは、同教会が、異宗派婚裁判の運用とそれをめぐる議論を通して、義務的民事婚法制定に果たした積極的役割を明らかにした。