著者
橋本 律夫 上地 桃子 湯村 和子 小森 規代 阿部 晶子
出版者
日本神経学会
雑誌
臨床神経学 (ISSN:0009918X)
巻号頁・発行日
vol.56, no.12, pp.837-845, 2016 (Released:2016-12-28)
参考文献数
26
被引用文献数
3 7

Card placing test(CPT)は我々が開発した新しい視空間・方向感覚検査である.被験者は3 × 3格子の中央に立ち,周囲の格子に置かれた3種類の図形カードの位置を記憶し,自己身体回転なし(CPT-A)または回転後(CPT-B)にカードを再配置する.自己中心的地誌的見当識障害患者ではCPT-AとCPT-Bのいずれも低得点,道順障害患者ではCPT-A得点は正常範囲でCPT-Bが低得点であった.自己中心的地誌的見当識障害患者では自己中心的空間表象そのものに障害があり,道順障害患者では自己中心的空間表象と自己身体方向変化の情報統合に障害があると考えられた.
著者
府川 則子 湯村 和子
出版者
一般社団法人 日本老年医学会
雑誌
日本老年医学会雑誌 (ISSN:03009173)
巻号頁・発行日
vol.55, no.3, pp.352-357, 2018-07-25 (Released:2018-08-18)
参考文献数
11
被引用文献数
1 1

CKDは透析予備軍であり,腎保護効果を期待し,高齢患者においても,0.8 g/kg・標準体重/日を目安にたんぱく質摂取制限が推奨されている.しかし,高齢CKD患者では,食事全体量が少なくなり,摂取エネルギー量が低下,体蛋白異化により低栄養が進行する場合も散見する.高齢CKD患者においては,CKDステージ4~5であっても十分な余命が見込まれる場合においてのみ,現状のBMIを維持すべき十分なエネルギー量を確保した上で,たんぱく質の摂取量を考慮する必要がある.
著者
橋本 律夫 上地 桃子 湯村 和子 小森 規代 阿部 晶子
出版者
日本神経学会
雑誌
臨床神経学 (ISSN:0009918X)
巻号頁・発行日
vol.56, no.12, pp.837-845, 2016
被引用文献数
7

<p>Card placing test(CPT)は我々が開発した新しい視空間・方向感覚検査である.被験者は3 × 3格子の中央に立ち,周囲の格子に置かれた3種類の図形カードの位置を記憶し,自己身体回転なし(CPT-A)または回転後(CPT-B)にカードを再配置する.自己中心的地誌的見当識障害患者ではCPT-AとCPT-Bのいずれも低得点,道順障害患者ではCPT-A得点は正常範囲でCPT-Bが低得点であった.自己中心的地誌的見当識障害患者では自己中心的空間表象そのものに障害があり,道順障害患者では自己中心的空間表象と自己身体方向変化の情報統合に障害があると考えられた.</p>
著者
西川 恵 湯村 和子 早坂 勇太郎 杉野 信博
出版者
東京女子医科大学学会
雑誌
東京女子医科大学雑誌 (ISSN:00409022)
巻号頁・発行日
vol.50, no.5, pp.425-426, 1980-05-25

東京女子医科大学学会第230回例会 昭和55年2月22日 東京女子医科大学本部講堂
著者
塚田 津夏子 佐中 孜 湯村 和子 雨宮 秀博 詫摩 武英 杉野 信博
出版者
東京女子医科大学学会
雑誌
東京女子医科大学雑誌 (ISSN:00409022)
巻号頁・発行日
vol.54, no.11, pp.1249-1249, 1984-11-25

東京女子医科大学学会第259回例会 昭和59年6月14日 東京女子医科大学中央校舎1階会議室