著者
森下 浩司 聞き手:牛田 啓太
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.60, no.11, pp.1104-1108, 2019-10-15

2003年から製作が開始された「M+ FONTS」は,当時,自由に使える日本語フォントが少なかった中で,利用の制限が極めて少ないオープンソースフォントとして,日本語の文字情報処理基盤を支えることになった.現在では,さまざまな媒体で使用される書体として受け容れられている.本稿は,M+ FONTSの製作者インタビューである.製作のきっかけ,経緯,製作中に考えたことや製作中のできごと,フォントに対する反響などについて尋ねている.
著者
鈴木 和真 牛田 啓太
雑誌
第80回全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2018, no.1, pp.119-120, 2018-03-13

長時間の PC 作業では姿勢が固定され、疲れが出てくる。これに対してストレッチ運動を行うことが考えられる。筆者らは、PC の操作中にストレッチ運動を促し、ネットサーフィンなどの軽い PC 利用の操作をしながらストレッチができるシステムを提案している。PC による作業を一定時間続けるとストレッチを促すモードになり、そこではストレッチを行いつつ PC の操作ができる。ストレッチ運動を Kinect センサで認識して操作情報に変換している。
著者
牛田 啓太 林 淳哉 チャントラシリ ナイワラ P. 原島 博 石川 洵
出版者
特定非営利活動法人 日本バーチャルリアリティ学会
雑誌
日本バーチャルリアリティ学会論文誌 (ISSN:1344011X)
巻号頁・発行日
vol.11, no.1, pp.133-141, 2006
参考文献数
21

This paper focuses on platforms for computer-human interaction and communication, with intuitive interfaces. The authors propose and examine "i-ball 2 (interactive/information ball 2)", which consists of a crystal-ball-like display and several types of input interfaces. i-ball 2's display system is unique. By using lens, the image appears as if it were in the ball. And i-ball 2 has two display systems and up to two users participate in interactive experience. Input interfaces of i-ball 2 are ball rotation, camera input and optical switches. The authors implemented 1) 3-D display, 2) amusement-oriented, 3) communication-oriented based on facial expression, and 4) simplified mutual telexistence (videoconference) applications. The authors exhibited i-ball 2 and believed that it is effective for intuitive computer-human interaction through the users' reaction.
著者
中村 弘樹 牛田 啓太
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会年次大会講演予稿集 2013 (ISSN:13431846)
巻号頁・発行日
pp.5-2-1-_5-2-2_, 2013-08-28 (Released:2017-05-24)

The aim of this research is to generate sand-animation-like images from existing images. In this paper the authors report a procedure of translation designed through the observation of the performance and experimental results generated with the software.
著者
斉田 智也 牛田 啓太
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会技術報告 36.16 (ISSN:13426893)
巻号頁・発行日
pp.137-140, 2012-03-09 (Released:2017-09-21)
参考文献数
4

本稿では,切り絵,中でも寄席などで演じられる,輪郭線と少ない切り込みで表現される「紙切り」に着目し,3Dモデルから紙切り風の画像を生成するシェーダプログラムを検討・実装したのでこれを報告する.シェーダは,3Dモデルの,深度情報および面の法線情報に基づき,切り込みが入る箇所の候補を求め,紙切りの特徴を再現するように切り込み箇所を決定する.実装したシェーダプログラムを用いて,さまざまな3Dモデルから紙切り風画像を作成できた.また,生成データに基づき,カッティングプロッタを用いて3Dモデルから紙切りの実物を作製できた.
著者
箱田 博之 牛田 啓太
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会誌 (ISSN:13426907)
巻号頁・発行日
vol.69, no.2, pp.J75-J78, 2015 (Released:2015-01-26)
参考文献数
8

マルチタッチ環境向け操作方法「晩餐メタファインタフェース」を提案する.2 本の指示具をナイフとフォークに見立て,洋食の所作・作法を模して操作するものである.提案手法では,フォークは指示・選択の,ナイフは対象に影響を及ぼす役割を持つ.本稿では,そのコンセプトとプロトタイプ実装について報告する.
著者
牛田 啓太 阿佐見 聡士 長谷川 貞夫
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. WIT, 福祉情報工学 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.110, no.418, pp.57-61, 2011-02-11

モバイル環境における,おもに視覚障害者向けの文字入力方法として,「タッチパネルを用いて点字パターンを一筆書きでなぞる」方法を提案する。長方形タッチパネルの頂点および長辺の中ほどにスポットを配置し,タッチパネルに触れる→なぞる→離すの一連の動作の中で通過したスポットの組み合わせに対応する点字に対応する墨字を入力する。本方法に基づく入力アプリケーションをタッチパネル搭載スマートフォンに実装し,視覚障害者・点訳奉仕者等に試用していただいたところ,関心を示す声が聞かれた。