著者
重村 力 三橋 伸夫 川嶋 雅章 三笠 友洋 西 和夫 田中 貴宏 山崎 義人 内平 隆之 佐藤 栄治
出版者
神奈川大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2010-04-01

横浜市など南関東の都市内に残る「谷戸=やと」の地形・実態と、都市生活・都市環境に果たしている役割とその関連行政を分析した。「谷戸」は横浜市域だけで約4,600あり、典型的単位では2~30mの斜面からなるU字谷の下方に幅数十m奥行き200mほどの平地がある。市街地化したもの、緑地を維持しているものに分かれ、自然が保全されているものでは、その環境的役割・生活的社会的役割は大きく、今後の市街地環境の向上にとって貴重な資源であることを実証した。
著者
ニザム 田中 貴宏
出版者
一般社団法人日本建築学会
雑誌
総合論文誌 (ISSN:13476548)
巻号頁・発行日
no.6, pp.65-70, 2008-02-20

現在のところ、一般的に災害後の瓦礫は撤去されている。しかし大きな災害では、処理すべき瓦礫の量が非常に多く、全ての瓦礫を撤去すると環境に損害を与えてしまう。そこで、本稿では瓦礫のリサイクルを提案している。リサイクルされた瓦礫は、レンガやコンクリートブロックの材料として利用できる他、場所打ち(cast-in-place)手法を用いることにより、これをそのまま利用して家を建てることも可能である。瓦礫のリサイクルは仮設シェルター建設や住宅再建に有効で、またコストも安価であることが指摘されている。また、この方法は、環境を保護すると同時に、コミュニティにとっても有益である。