著者
高木 健 木下 健 寺尾 裕 井上 憲一 田中 進 小林 顕太郎 山田 通政 高橋 雅博 植弘 崇嗣 内山 政弘 江嵜 宏至 佐藤 増穂 岡村 秀夫
出版者
日本学術会議 「機械工学委員会・土木工学・建築学委員会合同IUTAM分科会」
雑誌
理論応用力学講演会 講演論文集
巻号頁・発行日
vol.55, pp.132-132, 2006

この論文では、環境負荷の小さい基幹エネルギー源として、帆走型洋上発電施設を提案している。この施設は、台風を避けながらかつ好適風力を求めて日本のEEZ内を航行するのが特徴である。また、このコンセプトの目標として、水素社会が実現される頃に、環境負荷が最も少ない基幹エネルギーとして成立することを目指している。試設計によれば、この施設は台風を上手に避ける運動性能と、充分な強度を有することが判った。また、フィージビリティ・スタディによれば、この施設3900個で石炭から得られるエネルギーに相当する日本全体の発電量の18%のエネルギーを代替することができ、2002年のCO2レベルの10%を削減できることがわかった。
著者
小山 寛介 布宮 伸 和田 政彦 三澤 和秀 田中 進一郎 鯉沼 俊貴
出版者
一般社団法人 日本集中治療医学会
雑誌
日本集中治療医学会雑誌 (ISSN:13407988)
巻号頁・発行日
vol.17, no.2, pp.163-172, 2010-04-01 (Released:2010-10-30)
参考文献数
46

【目的】下部消化管穿孔の合併症と予後の調査,及び重症化の危険因子に関する検討を行う。【方法】2006年4月から2008年3月までの2年間に,下部消化管穿孔に対する緊急手術後ICU管理を行った50例を対象とした。術後急性期の臓器障害の合併頻度と28日死亡率を後向きに調査した。また重症化の危険因子解明のため,ICU-free days(IFD)をエンドポイントとしてSpearman順位相関分析と多重ロジスティック回帰解析を行った。【結果】下部消化管穿孔術後急性期の臓器障害はショック(40%)が最も多く,次いで播種性血管内凝固(24%)の合併頻度が多かった。また,28日死亡率は6.0%であった。重症化の危険因子としては,Sequential Organ Failure Assessment(SOFA)スコア(オッズ比1.85,P=0.025)と血中の白血球減少(オッズ比20.6,P=0.016)が有意にIFDを減少させる独立危険因子であった。【結論】下部消化管穿孔術後急性期はショックと凝固障害の合併が多い。ICU入室時のSOFAスコア,血中の白血球減少が下部消化管穿孔の重症化に関係することが示唆された。
著者
木下 健 高木 健 寺尾 裕 井上 憲一 田中 進 小林 顕太郎 山田 通政 高橋 雅博 植弘 崇嗣 内山 政弘 江嵜 宏至 佐藤 増穂 岡村 秀夫
出版者
公益社団法人日本船舶海洋工学会
雑誌
日本船舶海洋工学会論文集 (ISSN:18803717)
巻号頁・発行日
no.1, pp.43-53, 2005-06
被引用文献数
2

The present paper proposes a Sailing Wind Farm as main energy resource with small load on an environment. It sails around EEZ of Japan seeking appropriate breezing and avoiding meeting heavy storm like Typhoon. This is a concept of main energy resource of Japan to minimize environmental load when fuel cell and hydrogen will be available for daily life. A prototype design shows feasibility of safe sailing even in case of Typhoon and structural strength in storm. If Sailing Wind Farms, 3900 units of the prototype replace coal power plants, then we can obtain 18% of total electric power generation of Japan and reduce 10% of exhausting CO_2 of the 2002 level.
著者
田中 進 貴島 勝郎
出版者
公益社団法人日本船舶海洋工学会
雑誌
日本造船学会論文集 (ISSN:05148499)
巻号頁・発行日
no.174, pp.357-363, 1993-12
被引用文献数
3 1

It is of importance to evaluate the ship manoeuvring motion, such as the berthing in a harbour, the drifting behaviour of a disabled ship. A significant part of the lateral hydrodynamic forces acting on a ship will be due to cross flow drag, as the ship's drift velocity becomes relatively larger compared to the ahead speed. For the prediction of ship manoeuvrability at larger drifting angles, it will be required to estimate the cross flow forces accurately. In this paper, a calculation is given to the longitudinal distribution of the cross flow drag coefficient over the length of ship moving transversely. The theoretical method on basis of vortex model developed by the authors is applied to the Wigley hull and a container ship hull. By comparing with the measured results of captive model tests, the prediction results agree well with model tests. Therefore, this method will be useful for practical prediction of cross flow forces acting on a ship moving laterally, taking into account the forms of the ship's cross sections.
著者
岡田 信夫 片平 太一郎 田中 進一 真尾 達哉 中野 千鶴子 大輪 正昭 大木 一三 西山 實 小山田 勝彦
出版者
社団法人日本補綴歯科学会
雑誌
日本補綴歯科學會雜誌 (ISSN:03895386)
巻号頁・発行日
vol.28, no.2, pp.231-238, 1984-04-01

無髄歯に歯冠補綴物を調製する場合には, その残存歯質のみでは支台歯としてその維持形態が十分得られない場合, あるいはそれのみでは従来破折する危険性が伴う場合に, 歯質の変わりに金属で支台を付与する post core の応用が多く行われている. この post core の作製に当っては, 従来石膏による間接作業模型上で, post 部と core 部とを作製しているが, この模型-埋没法によると post 部の蝋形成は省略できる. 本研究は, この単一化した作業による post core の適合性を検討するための第1段階として, 部位と専用液濃度の相違が, 作業模型上の post hole の口径およびその長さにどのように影響するかを検討したものである.