著者
田口 紀子
出版者
京都大學大學院文學研究科・文學部
雑誌
京都大學文學部研究紀要 (ISSN:04529774)
巻号頁・発行日
vol.40, pp.27-67, 2001-03-30

この論文は国立情報学研究所の学術雑誌公開支援事業により電子化されました。
著者
田口 紀子 増田 真 永盛 克也 吉川 一義 杉本 淑彦 多賀 茂 王寺 賢太 アヴォカ エリック 辻川 慶子 村上 祐二
出版者
京都大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2009

フランスにおける、「文学」と「歴史」という二つの隣接ジャンルの美学的、認識論的境界の推移と、具体的文学作品での歴史認識の表出を、17 世紀から 20 世紀までのいくつかの特徴的局面に注目して検証した。2011 年 11 月には国内外から文学と歴史の専門化を招いて日仏国際シンポジウム「フィクションはどのように歴史を作るかー借用・交換・交差」を京都日仏学館で開催した。その内容を来年度を目途にフランスで出版するべく準備を進めている。
著者
吉田 城 増田 真 田口 紀子 廣田 昌義
出版者
京都大学
雑誌
基盤研究(A)
巻号頁・発行日
1996

基盤研究(A)(2)「フランス文学における心と体の病理-中世から現代まで」は当初4年間の計画でスタートした。数度にわたる準備会合によって各分担者の主要研究テーマを決定した。吉田は19世紀〜20世紀フランスの文学と病理(ゴンクール兄弟、プルースト、など)、廣田はパスカル・モンテーニュにおける病気、田口は近代小説にあらわれた夢のディスクールの分析、増田は18世紀思想における狂気と病理、稲垣はユーゴーと狂気の問題、多賀は薬物と文学の関わり、嶋崎は中世フランス文学における病の問題、小倉は女性と病の文化史、松村はバルザックと19世紀医学の問題を中心に据えた。定期的な研究会合を通じてそれぞれの研究発表をめぐって活発な議論が交わされた。これらの討議の内容をフィードバックする形で各自が論文を執筆した。文学も病理も人間の探求という点で一致するが、時代と文化の文脈を抜きにしてはその関係も論じることができない。したがって、報告書としてまとめることのできた各論文は、かなり実証的な射程に収まるものになった。詳細は別冊の報告書を参照のこと。
著者
田口 紀子 吉川 一義 増田 真 永盛 克也 稲垣 直樹 井上 櫻子 小黒 昌文 和田 章男 松澤 和宏 和田 章男 松澤 和宏 加藤 靖恵 三野 博司 水野 尚 和田 光昌
出版者
京都大学
雑誌
基盤研究(A)
巻号頁・発行日
2005

毎年数回研究分担者による最新の研究成果発表の機会を持ち、異なった作家の生成研究の前提条件や方法論に関する共通の理解を得た上で、班員による自由な意見交換を行い、方法論においていくつかの公約数を抽出した。その成果を基盤として、平成19年12月7日から9日に京都の関西日仏学館で、国際シンポジウム"Comment nait une oeuvre litteraire? -Brouillons, contextes culturels, evolutions thematiques-"を開催した。また最終年度には、本共同研究の知見を核として、生成研究をテーマとした日本語の学術書の編纂を企画、準備した。