著者
矢澤 櫻子 寺澤 洋子 平田 圭二 東条 敏 浜中 雅俊
出版者
情報処理学会
雑誌
研究報告音楽情報科学(MUS) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2010, no.1, pp.1-7, 2010-10-07
参考文献数
8

本稿では Eugene Narmour が提唱した暗意実現モデルを用いたメロディ構造分析システムについて報告する.暗意実現モデルは旋律中に現れる 3 つの音のパターン (シンボル) を発見し楽曲を分析する.シンボル全部で 8 つの基本類型と 2 つの例外型が定義されている.我々は,与えられた旋律の中からその 8 つの基本形を発見する分析器を実装した.本発表では分析器の構成と実行結果について報告し,問題点や今後の改良点などを議論する.This paper describes a melody analysis system based on Implication Realization Model (IRM), which was proposed by Eugene Narmour. In IRM, melodies are segmented into sets of three notes or two notes, which are attributed to eight basic melody archetypes and two other exceptional types. Our melody analysis system segments a melody and then identifies the archetype for the three- or two-notes sets according to IRM. This paper describes structure of the system, reports the experimental results, and discusses the current problems and future directions.
著者
矢澤 櫻子 寺澤 洋子 平田 圭二 東条 敏 浜中 雅俊
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
研究報告音声言語情報処理(SLP)
巻号頁・発行日
vol.2012, no.32, pp.1-6, 2012-01-27

本稿では Eugene Narmour が提唱した暗意実現モデルを用いたメロディ構造分析と,その結果について報告する.暗意実現モデルではある音列とある音列同士の関係を連鎖構造と定義されている.我々は与えられたメロディから連鎖構造を抽出するシステムを実装し,実際に暗意実現モデルにおいて定義されている連鎖構造が発生するかを確認した.This paper describes a melody analysis based on Implication-Realization Model(IRM), which was proposed by Eugene Narmour. In IRM, The relation between a tone series and some tone series is defined as chain structure. We mounted the system which extracts chain structure from the given melody, and checked whether the chain structure actually defined in IRM would occur.
著者
竹川 佳成 植村 あい子 奥村 健太 高道 慎之介 中村 友彦 平井 辰典 森尻 有貴 矢澤 櫻子
雑誌
研究報告音楽情報科学(MUS) (ISSN:21888752)
巻号頁・発行日
vol.2016-MUS-112, no.10, pp.1-6, 2016-07-23

「新博士によるパネルディスカッション」 は,音楽情報科学の研究に取り組んできた博士号を取得したばかりの方を集め,研究の紹介,博士課程進学の動機,博士課程在学中のドラマ,今後の抱負などについてパネル形式で議論する.本稿では,今回パネリストとして参加していただく 7 名の新博士を紹介する.