著者
角田 博保 石畑 清 中谷 多哉子 Hiroyasu Kakuda Kiyoshi Ishihata Takako Nakatani
出版者
情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告. コンピュータと教育 (CE) (ISSN:21888930)
巻号頁・発行日
vol.2015-CE-132, no.39, pp.1-12, 2015-11-27 (Released:2016-12-14)

2013 年 12 月,米国にて ACM/IEEE-CS によるコンピュータ科学カリキュラム標準 CS2013 が公表された.それまでの標準だった CC2001 の刊行後 10 年以上が経ち,その後継として作成されたものである.日本では,情報専門学科カリキュラム標準 「J07」 が 2008 年に公表されているが,現在,改訂への活動が始まりつつある.J07 は,CC2001 を元として作られたものであるので,CC2001 が CS2013 にどのように改訂されたかを知ることは重要である.本報告では,CS2013 と CC2001 を比べ,知識体系 (BOK) を中心に,どのように改訂されたのかを比較,考察する.
著者
石畑 清
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理 (ISSN:04478053)
巻号頁・発行日
vol.44, no.1, pp.84-89, 2003-01-15

この連載では,今まで難しい問題をいかに解くかということに重点を置いてきた.プログラムの書き方に関する解説なのだから,これは当然である.誰にでも解けるような問題では,解説する甲斐がない.しかし,やさしい問題の中にも議論すべきテーマを含んでいるものがある.今回は,そのようなやさしい問題の1つを取り上げることにした.1999年の国内予選問題B「Unable Count」である.
著者
角田 博保 石畑 清 中谷 多哉子 Hiroyasu Kakuda Kiyoshi Ishihata Takako Nakatani
出版者
情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告. コンピュータと教育 (CE) (ISSN:21888930)
巻号頁・発行日
vol.2015-CE-132, no.39, pp.1-12, 2015-11-27

2013 年 12 月,米国にて ACM/IEEE-CS によるコンピュータ科学カリキュラム標準 CS2013 が公表された.それまでの標準だった CC2001 の刊行後 10 年以上が経ち,その後継として作成されたものである.日本では,情報専門学科カリキュラム標準 「J07」 が 2008 年に公表されているが,現在,改訂への活動が始まりつつある.J07 は,CC2001 を元として作られたものであるので,CC2001 が CS2013 にどのように改訂されたかを知ることは重要である.本報告では,CS2013 と CC2001 を比べ,知識体系 (BOK) を中心に,どのように改訂されたのかを比較,考察する.
著者
林 満 石畑 清武
出版者
日本熱帯農業学会
雑誌
熱帯農業 (ISSN:00215260)
巻号頁・発行日
vol.35, no.2, pp.79-83, 1991-06-01
被引用文献数
14

ダイジョ(Water yam, Dioscorea alata L.)のソロヤム品種では, 塊茎の肥大生長が基本栄養生長性よりもむしろ環境的要因によって支配されている可能性が示唆された.本研究は, 塊茎の肥大生長を誘起させる環境的要因を明らかにするために, 日長と温度の影響について検討した.生育初期の幼植物では, 9時間日長で30回以上の短日処理によって塊茎の肥大生長が誘起され, 短日処理の回数が増加するにしたがって塊茎の重量は大となった.しかし, 15時間日長と自然日長は無効であった.生育中期では, 11時間日長で10回の短日処理によって塊茎の肥大生長が誘起され, 生育の進行に伴う加齢効果が認められた.しかし, 12時間日長で30回の処理ではほとんど効果が認められなかった.夜間の低温には, 塊茎の肥大生長を誘起させるような作用は全く認められなかったが, すでに肥大生長を開始していた塊茎に対し低温はその生長を促進した.以上の結果から, 短日はヤムイモの塊茎の肥大生長を支配する主要因であり, この肥大生長を誘起させる要因としての低温の単独効果は認められなかった.
著者
石畑 清
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理 (ISSN:04478053)
巻号頁・発行日
vol.44, no.5, pp.539-545, 2003-05-15
被引用文献数
1

今回は,2002年11月,金沢大会の問題G「True Liars」を取り上げる(問題はhttp://www.kitnet.jp/icpc/参照).孤島に嘘つき人間と正直人間が住んでいる.見かけからは各人がどちらに属するか分からない.いくつかの質問をして,それに対する返答から,誰が正直で誰が嘘つきかを明らかにするという趣旨である.論理パズルによく見る設定だが,プログラミングの問題としてもなかなか面白い.