著者
千葉 繁生 大山 恭史 播磨 和幸 近藤 和夫 篠原 邦夫
出版者
The Society of Chemical Engineers, Japan
雑誌
化学工学論文集 (ISSN:0386216X)
巻号頁・発行日
vol.22, no.2, pp.412-415, 1996-03-10
参考文献数
4
被引用文献数
1 4

Agglomerates of 100250 μm consisting of Si<SUB>3</SUB>N<SUB>4</SUB> primary particles of 0.76 μm were made with a rotary vibrating sieve. Si<SUB>3</SUB>N<SUB>4</SUB> fine particles were coated with AlN by gas phase reaction with AlCl<SUB>3</SUB> and NH<SUB>3</SUB> in some fluidized beds of the agglomerates. The cross sectional distribution of AlN in the agglomerate was measured by EPMA analysis. As a result, uniform deposition of AlN was obtained at a relatively low reaction temperature and low gas velocity.
著者
矢田 慶治 篠原 邦夫
出版者
一般社団法人 日本生物物理学会
雑誌
生物物理 (ISSN:05824052)
巻号頁・発行日
vol.33, no.4, pp.198-206, 1993-07-25 (Released:2009-07-09)
参考文献数
54
被引用文献数
1

Developments in soft x-ray microscopy which has unique advantages in observation of biological samples are reviwed. Some types of the x-ray microscopes have now resolution better than 0.1μm, exceeding that of light microscope, and are capable of quick imaging of rather thick (1-10μm) hydrated samples with x-rays in the region of water window (2.3-4.3nm). Future problems related to radiation damage and thermal diffusion in observation of hydrated sample are briefly introduced.
著者
佐野 嘉拓 田畑 昌祥 浦木 康光 篠原 邦夫 岸本 崇生 久保 智史
出版者
北海道大学
雑誌
地域連携推進研究費
巻号頁・発行日
1999

シラカンバは寒冷地に大量に存在する早生広葉樹であるが、有効利用されずに放置されている。北海道には他にも、多くの除・間伐材、わら類などの農業廃棄物が存在する。これら未利用資源を有効利用できるバイオマス変換産業を北海道に創出するための基礎的・応用的研究を行った。更に、シラカンバ外樹皮に特異的に存在するベチュリンを生分解性ポリマー、界面活性剤、生理活性物質など高度な用途に利用する技術の確立を計った。シラカンバ木材、農業廃棄物などをバイオマス変換産業の原料に利用するために、主要成分であるセルロース、リグニンとヘミセルロースの無公害・省エネルギー・省資源型簡易成分分離技術(常圧酢酸法とHBS成分分離法)を新たに開発した。50%を占めるセルロースは製紙、糖化・発酵によるバイオケミカルス、機能性セルロース誘導体など広範な用途に利用できることを明らかにした。ヘミセルロースとリグニンもほぼ定量的に単離され、ヘミセルロースはバイオケミカルス、食料添加物、医薬品、リグニンはクリーンで高熱量の燃料シックレス接着剤、環境浄化資材など高度な用途に使用できた。ベチュリンを簡易に単離・精製し、生分解性プラスチック、医薬品、天然界面活性剤などに利用する技術を確立した。これらの結果は北海道にベチュリン(シラカンバ外樹皮成分)、低質木材、農業廃棄物を有効利用したバイオマス変換産業を創設できることを示唆した。
著者
篠原 邦夫 鷲尾 方一 近藤 威 成山 展照
出版者
早稲田大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2009

放射線治療の新しい方法として、微小平板ビーム放射線療法(MRT)が提案されている。本研究では、SPring-8放射光を用いたMRT動物実験の照射条件、動物実験による作用機構、高エネルギーX線の利用可能性、治療法としての最適化、の検討を行い、照射の際にアライメントの精密化が必須であること、作用機構としては照射後に腫瘍内に低酸素細胞の増加を確認したこと、また適正なビーム幅があること、およびX線のエネルギーとして100-250 keVが適正と考えられることなどを明らかにした。