著者
篠田 正人
雑誌
ゲームプログラミングワークショップ2008論文集
巻号頁・発行日
vol.2008, no.11, pp.181-188, 2008-10-31

絵合わせ(神経衰弱)ゲームにおいて,取るカードの枚数の期待値を最大にするにはパスを用いた戦略が有効であることがZwick-Paterson(1993)で報告されている.本論文では,ゲームに勝つ確率を最大とするためにも同様にパス戦略が有効であることを示し,特別な場合について勝つ確率を具体的に求めた.
著者
坂元 香菜美 篠田 正人
出版者
情報処理学会
雑誌
研究報告ゲーム情報学(GI) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2010, no.7, pp.1-8, 2010-06-18

神経衰弱とよばれるカードゲームに,ある特別なカードを取ったほうが勝ちというルールを導入する.2 人のプレーヤーがこのゲームをするときの勝率を最大化する戦略について考察し,両者が最善を尽くしたときこのゲームが後攻有利であることを述べる.We consider a modified version of The Memory Game, where we define that the winner of the game is the player possessing the pair of special cards. We study the optimal strategies which maximize the winning probability in the case of 2-player game, and we show that the player to flip second has an advantage over the opponent.
著者
篠田 正人
雑誌
ゲームプログラミングワークショップ2008論文集
巻号頁・発行日
vol.2008, no.11, pp.116-119, 2008-10-31

将棋のゲームとしての複雑さを測る指標として,「指し始めの局面から実現可能である局面数」を提案する.本校ではこの局面数が10^60以上10^70未満であることを証明しその数え上げの方法の概略を述べることで,局面数がおおよそ10^68〜10^69程度と推測できることを説明する.
著者
篠田 正人
雑誌
ゲームプログラミングワークショップ2008論文集
巻号頁・発行日
vol.2008, no.11, pp.181-188, 2008-10-31
著者
篠田 正人
巻号頁・発行日
2003-02-21

報告番号: 乙15568 ; 学位授与年月日: 2003-02-21 ; 学位の種別: 論文博士 ; 学位の種類: 博士(数理科学) ; 学位記番号: 第15568号 ; 研究科・専攻: 数理科学研究科
著者
長田 博文 舟木 直久 種村 秀紀 白井 朋之 香取 真理 乙部 厳己 篠田 正人 矢野 裕子 矢野 孝次
出版者
九州大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2009

本研究では、2次元クーロンポテンシャルに対しても適用可能な,干渉ブラウン運動の構成に関する一般的構成定理とSDE表現定理を確立した.その結果をGinibre点過程, Dyson点過程, Bessel点過程というランダム行列に関する代表的な測度に対して適用し,無限次元確率力学系を記述する確率微分方程式を求めて,解いた. Ginibre点過程のPalm測度の特異性を研究し,通常のGibbs測度と異なる興味深い結果を得た.更に、2次元ヤング図形の時間発展モデルを構成し,そのスケール極限を求めた。