著者
青木 祥宏 黒岩 良祐 藤井 英俊 村山 元 泰山 正則
出版者
一般社団法人 日本鉄鋼協会
雑誌
鉄と鋼 (ISSN:00211575)
巻号頁・発行日
vol.103, no.7, pp.422-428, 2017 (Released:2017-06-30)
参考文献数
32
被引用文献数
17 11

Linear Friction Welding (LFW) is a solid-state joining process, in which a joint is obtained through the relative motion of two components under a high contact load. The most important factor of this conventional method is to obtain a fresh surface at the interface by expelling the weld interface as flash. In this study, medium carbon steel was welded by LFW at a low frequency, low amplitude and high applied pressure. As a result of the temperature measurements and microstructure observations, the maximum temperature of the weld plane was confirmed to be below the A1 transformation temperature, and martensitic transformation was prohibited at the weld interface. The key concept of this method are applying a large strain deformation to the interfaces to recrystallize at a lower temperature which is different from the conventional LFW.
著者
小西 佳郎 藤井 英俊 中田 一博 野城 清
出版者
一般社団法人 溶接学会
雑誌
溶接学会全国大会講演概要 平成20年度春季全国大会
巻号頁・発行日
pp.28, 2008 (Released:2008-04-18)

大幅な接合速度の向上や荷重の低減を目的とし、炭素鋼に対して補助熱源にレーザーを用いた摩擦攪拌接合を行なった。得られた継手の微細組織や機械的性質に及ぼす入熱量の影響を調査した。
著者
大石 郁 藤井 英俊
出版者
公益社団法人 日本金属学会
雑誌
まてりあ (ISSN:13402625)
巻号頁・発行日
vol.53, no.12, pp.603-607, 2014 (Released:2014-12-01)
参考文献数
26
被引用文献数
6 9
著者
森貞 好昭 藤井 英俊 長岡 亨 福角 真男
出版者
一般社団法人 溶接学会
雑誌
溶接学会全国大会講演概要
巻号頁・発行日
vol.2007, pp.76, 2007

摩擦攪拌プロセスを用いて、A5083中へフラーレンを均一分散させることに成功した。フラーレンの分散状況から母材の塑性流動現象を検討し、ショルダの回転によって生じる流れが部分複合化に重要であることが明らかとなった。摩擦攪拌接合の攪拌部で観察される"オニオンリング"も同様の塑性流動で形成されるものと考えられる。
著者
長岡 亨 木元 慶久 武内 孝 森貞 好昭 藤井 英俊
出版者
一般社団法人 溶接学会
雑誌
溶接学会全国大会講演概要
巻号頁・発行日
vol.2016, pp.154-155, 2016

WC-12%Co超硬合金板材にS45C板材を重ね合わせ、S45C側からツールを圧入して摩擦攪拌接合を行った。断面観察の結果、接合界面において超硬合金の塑性変形は認められなかった。せん断試験の結果、WC-Co超硬合金と炭素鋼のろう付継手と同等以上の接合強度が得られることが分かった。
著者
YOON Sungook 上路 林太郎 森貞 好昭 藤井 英俊
出版者
一般社団法人 溶接学会
雑誌
溶接学会全国大会講演概要
巻号頁・発行日
vol.2015, pp.42-43, 2015

厚さ5mmのTi-6Al-4V合金板材の摩擦攪拌接合を実施し、攪拌部内の集合組織分布を調査した。接合中の最高温度がβトランザス以下の場合、(0001)α集積分布は摩擦攪拌接合したマグネシウム合金継手と異なることが明らかになった。
著者
青木 祥宏 藤井 英俊
出版者
一般社団法人 溶接学会
雑誌
溶接学会全国大会講演概要
巻号頁・発行日
vol.2017, pp.282-283, 2017

線形摩擦接合(LFW)のこれまでの研究において、印加応力を増加させることで接合温度を低温化できることが、明らかとされてきた。本研究では、この現象をTi合金に適用し微細組織の観点から調査することで、βトランザス温度以下の接合温度で、Ti合金をLFWできることを実証する。
著者
Yoon Sungook 上路 林太郎 森貞 好昭 藤井 英俊
出版者
一般社団法人 溶接学会
雑誌
溶接学会全国大会講演概要
巻号頁・発行日
vol.2014, pp.64-65, 2014

厚さ5mmのTi-6Al-4V合金板材の摩擦攪拌接合を実施し、接合前の母材の微細組織が摩擦攪拌部の特性に及ぼす影響について調査した。接合中の最高温度がβトランザス以下の場合、母材組織が微細であるほど、攪拌部組織も微細になることが明らかとなった。