- 著者
 
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             玉森 豊
             
             西口 幸雄
             
          
 
          
          
          - 出版者
 
          - 日本静脈経腸栄養学会
 
          
          
          - 雑誌
 
          - 静脈経腸栄養 (ISSN:13444980)
 
          
          
          - 巻号頁・発行日
 
          - vol.29, no.4, pp.959-963, 2014 (Released:2014-08-20)
 
          
          
          - 参考文献数
 
          - 7
 
          
          
        
        
        
        PEGは経腸栄養の重要性の認識とともに認知度が高まってきている.PEG造設法には Pull/Push法と Introducer法がありそれぞれに利点・欠点があるが,最近はIntroducer法の欠点を補った Introducer変法によるキットが多用されるようになってきた.Introducer法では胃壁固定は必須でありPull/Push法では固定なしでも可能であるが事故抜去の可能性などを考えると固定が望ましい.交換法については瘻孔損傷をしないように愛護的におこなう必要があり,ガイドワイヤーやスタイレット同梱のキットであればそれを利用するのもよい.確認には内視鏡等の観察下におこなう直接確認法と,交換後のカテーテルから造影したり内容液を吸引したりする間接確認法があり,間接確認法の場合は内部バンパーの瘻孔内留置を見落とす可能性があることを留意すべきである.最近超細径内視鏡を経胃瘻的に胃内に挿入する確認法もされつつあり,低侵襲で確実な確認法であることから今後の普及が待たれる.