著者
田中 美央 西方 真弓 宮坂 道夫 倉田 慶子 住吉 智子
出版者
新潟大学医学部保健学科
雑誌
新潟大学保健学雑誌 = Journal of health sciences of Niigata University (ISSN:21884617)
巻号頁・発行日
vol.14, no.1, pp.69-78, 2017-03

本研究の目的は,重度障がい児を育てる母親の,子どもの反応に関する内面的支え体験を明らかにす\nることである。母親12名を対象に半構造的面接方法によりデータを収集し質的帰納に分析を行った。結果,【子どもの「元気な状態」が維持できた】【わが子らしさや子どもの好きなことや楽しみなどがわかった】【期待・希望をもって育児に向かう】【子どもなりの成長をとらえ子どもに合わせてかかわることができた】【子どもが家族や周囲の人から大切にされた】【子どもとのやり取りを通して母親として思いを深めた】の6つの体験が明らかになった。育児の負担軽減と同時に,母親の育児の内面的支えを理解することが,母親自身のレジリエンスを支援するうえで重要であることが示唆された。子どもの身体状態の安定,成長を支える機会の提供と環境調整,さらなるインテグレーションの促進が重要と考えられた。
著者
鳴戸 郁江 岡本 佳菜美 西方 真弓 松山 賢治
出版者
一般社団法人日本医療薬学会
雑誌
医療薬学 (ISSN:1346342X)
巻号頁・発行日
vol.32, no.6, pp.523-530, 2006-06-10 (Released:2007-11-09)
参考文献数
9
被引用文献数
6 6

In order to evaluate generic versions of famotidine, 11 kinds of famotidine tablets and 7 kinds of famotidine injection (both tablets and injection included the branded product, respectively) were subjected to dissolution testing and HPLC analysis.In the case of tablets, both the branded drug (Gaster®) and the 10 generics satisfied the standard dissolution test requirement that more than 70% of tablets should dissolve within 60 min, though there were significant differences in the time taken to achieve more than 70% dissolution. In this respect, some of the generics were quite different from the branded drug.As for the famotidine injection-formulations, both the branded drug, (Gaster® injection) and the 6 generics satisfied the standard for the content test in JP XIV. However, HPLC analysis showed that generic formulations contained a variety of impurities while the branded injection (Gaster® for injection 20 mg) contained very few impurities. In three of the generic injection-formulations-Famostagine® for injection 20 mg, Progogue® for injection 20 mg and Gasport® for injection 20 mg —the contents of impurities were significantly different from that of Gaster® for injection 20 mg.The present study showed that there were appreciable quality differences between the branded and generic versions of famotidine irrespective of formulation.
著者
笹野 京子 加城 貴美子 高塚 麻由 阿部 正子 西方 真弓 和田 佳子
出版者
新潟県立看護大学
雑誌
新潟県立看護短期大学紀要 (ISSN:13428454)
巻号頁・発行日
vol.10, pp.1-8, 2004
被引用文献数
1

妊婦体験ジャケット着用による妊婦体験学習の教育効果を明らかにすることを目的に,研究に同意の得られた47名の学生に学習前後に調査を行った結果,以下のことが明らかになった。学生が記述した妊婦の身体的変化の項目のうち,体験後にその比率が多くなったのは「後傾姿勢」,「腰痛」,「肩こり」(p<0.01)などに有意差があった。日常生活上の変化の項目では「日常生活行動の困難」,「前傾姿勢が困難」,「座り立ちの動作困難」(p<0.01),「転倒の危険性」(p<0.05)などに有意差があった。また,精神的変化の項目では「日常生活上のストレス」(p<0.01)などに有意差があった。反対に学生の記述が体験後に減少または消失した項目は,「浮腫」,「出産・児に対する不安」(p<0.01)など体験学習では体験できないことであった。また,学生が記述した妊婦への保健指導項目では,体験学習で得た体験に基づき体験後にその保健指導項目の比率が多くなり,反対に体験できない項目については減少または消失していた。以上のことから,学生がその体験学習から学び得る傾向を十分理解した上で,看護教育へ導入していく必要があると結論される。