著者
星 昭夫 池川 哲郎 池田 善明 白川 貞雄 飯郷 正明 榑谷 和男 福岡 文子
出版者
The Japanese Cancer Association
雑誌
GANN Japanese Journal of Cancer Research (ISSN:0016450X)
巻号頁・発行日
vol.67, no.2, pp.321-326, 1976-04-30 (Released:2008-10-23)
参考文献数
13

The antitumor activity of berberine, berberrubine, and their derivatives against sarcoma-180 ascites was determined by the total packed cell volume method. Berberine and tetrahydroberberine derivatives had no antitumor activity, but berberrubine (9-demethylberberine) and the ester derivatives of berberrubine had a strong antitumor activity. ED90 of berberrubine, its acetate and benzoate, were 15, 23, and 44mg/kg, respectively. The therapeutic indices (LD10/ED90 by the present method) of these compounds were as follows: Berberrubine hydrochloride, 6.7∼9.4; 9-acetyl-9-demethylberberine (9-acetylberberrubine) chloride, 7.6∼8.7; 9-benzoyl-9-demethylberberine (9-benzoylberberrubine) chloride, 3.4∼4.9.
著者
市原 剛 濱田 貴弘 浜田 信一郎 大栗信一 石井 喬文 渡辺 隆 大谷 和男 安藤 正彦 高橋 弘隆 中原 遼太郎 Go Ichihara Takahiro hamada Shinichiro hamada Shinichi ookuri Takafumi Ishii Takashi Watanabe Kazuo Ootani Masahiko Ando Hirotaka Takahashi Ryotaro Nakahara
雑誌
【全国大会】平成26年電気学会全国大会論文集
巻号頁・発行日
pp.145-146, 2014-03-05

JR内房線の竹岡変電所は山間部に設置されており、東京電力の特高回線が付近に存在していない。この為隣接する佐貫町変電所にて東京電力受電した交流60kVを33kVに降圧し「き電補助線」を通じて電源供給を行っている。き電補助線は鳥害や樹木によるトリップが多く設備の老朽化も進み対策に苦慮している。当該変電所付近は単線で列車負荷も大きくない事から電力貯蔵装置を設置した場合に列車運転可能かを調査し、き電補助線と変電設備スリム化に繋がるか検証を行った。取り組み内容としては変電所にて負荷データ採取を行いシミュレーションを行ったところ2000kWの貯蔵装置を設置することで列車運転が可能であるとの結論に達した。
著者
神谷 和男
出版者
金城学院大学
雑誌
金城学院大学論集. 国文学特集
巻号頁・発行日
vol.8, pp.149-181, 1957-03-05
著者
松本 健吾 加藤 内藏進 大谷 和男
出版者
岡山大学理学部地球科学教室
雑誌
Okayama University Earth Science Report (ISSN:13407414)
巻号頁・発行日
vol.20, no.1, pp.25-34, 2013-12-27

Rainfall characteristics and large-scale atmospheric fields on the "heavy rainfall days" (with more than 50mm/day) in the mature stage of the Baiu season (16 June ~ 15 July) at Tokyo in the eastern part of the JapanIslands were examined, based on the daily and the hourly precipitation data from 1971 to 2010.Appearance frequency of the "heavy rainfall days" at Tokyo attained only about 1/3 of that at Nagasaki inthe western Japan. Furthermore, it is noted that about half of the "heavy rainfall days" at Tokyo were relatedto the typhoon. In detail, about half of the typhoon cases were associated with the direct approach of atyphoon (referred to as Pattern A, hereafter), the other half corresponded to the situation when the Baiu frontalso stagnated around Kanto District with a typhoon to the southwest of Kanto (Pattern B).Although the contribution of the intense rainfall with more than 10 mm/h to the total precipitation waslarge in Pattern A, that with less than 10 mm/h was dominant in Patterns B and C (Pattern C: meso-α-scalecyclone on the Baiu front approaching to the Kanto District). It is noted that about half of the "heavy rainfalldays" corresponded to these pattern. In other words, unlike the localized torrential rain in western Japan, the"heavy rainfall days" due to the duration of "not-so-intense-rain" appeared rather frequently in the easternpart of Japan even in the Baiu season.In both Patterns B and C, relatively strong low-level southerly wind associated with the disturbance (atyphoon or a meso-α-scale cyclone) invades into the baroclinic zone in the basic field sustained as thesowthwestern edge of the cool Okhotsk air mass. It is interesting that the "heavy rainfall days" there due tothe contribution of the persistent "not-so-intense-rain" occur just in such situation.
著者
津谷 和男
出版者
公益社団法人 日本材料学会
雑誌
材料試験 (ISSN:03727971)
巻号頁・発行日
vol.3, no.12, pp.72-76, 1954-03-01 (Released:2009-05-26)
参考文献数
10
被引用文献数
1
著者
三谷 和男
出版者
社団法人日本東洋医学会
雑誌
日本東洋醫學雜誌 (ISSN:02874857)
巻号頁・発行日
vol.54, no.2, pp.273-286, 2003-03-20

昭和51年(1976年),漢方製剤に全面的に保険が適用され,多くの先生方の使用が可能になって既に四半世紀の歳月が流れています。この間,「漢方薬は副作用がない」といったある意味での神話と「西洋医学では対応できないさまざまな病態にも有効」といった宣伝を背景に,飛躍的にその使用量が増えた時期もありました。確かに,漢方が多くの患者さんの福音となったことは事実でしょう。しかし,西洋医学でしっかり仕事をしておられる先生方に,本当に漢方が受け入れられたのかどうかを考えてみると,疑問符をつけざるを得ません。その原因の一つとして,臨床医にとって漢方方剤を簡便に扱えることがまず必要という発想の下,複合体である漢方薬があたかも単一成分の薬方のように扱われ,漢方薬を処方する医師にとってその中身(構成生薬)への関心が薄れてしまっていることがあげられると思います。確かに西洋医学的な発想で漢方薬を使うとすると,番号のついたエキス剤は便利ですね。麻子仁丸(126番)を例にとってみます。残念ながら単に便通をつけるお薬としてしか扱われていないようですが,麻子仁丸を小承気湯(枳実,厚朴,大黄)の加減法であることを意識し,潤腸湯(51番)や大承気湯(133番)さらには通導散(105番)との使い分けを追求してこそ,かつては難治とされた陽明病治療の場で活躍した承気湯類の真骨頂がつかめるのではないかと思います。その中で,傷寒論を大切にすることがその法則性を学ぶことにあることがよく理解されると思います。また,かつての東洋医学会では,薬方の有効性とともに,もっと生薬の産地にこだわった論議があったと思います。「先生の使われた大黄は,どこの産地ですか?」「その柴胡は北柴胡ですか,三島柴胡ですか?」こういった論議ばかりではいけないかもしれませんが,例えエキス剤であっても自分の使う漢方薬の中身に全く関心が払われない姿勢には問題があると思います。EBMが問われる時代です。単一の化学構造式では表せない漢方薬で治療をすすめる臨床家としては,できる限り品質の良い生薬にこだわってこそ,その臨床の成果を語れるのではないでしょうか。本学会のメインテーマは「大自然の恵みを両手に」です。今回,漢方臨床の現場,代表的な生薬の栽培・収穫に関わる農家の方々のご努力の実際をお話させていただく中で,生薬一味一味を意識した漢方治療を今後臨床の場に活かしていただきたいと願っております。