著者
鈴木 竜太 谷村 秀彦
出版者
日本建築学会
雑誌
日本建築学会計画系論文集 (ISSN:13404210)
巻号頁・発行日
vol.62, no.499, pp.57-62, 1997-09-30 (Released:2017-02-02)
参考文献数
21
被引用文献数
2 2

The objective of this paper is to understand the interrelationship between the location of convenience stores and socioeconomic data in the vicinity, using the geographical information system(GIS). The discriminant analysis is applied to actual data collected in the City of Tsukuba to explain the existence of convenience stores in each of its 185 districts. We found that the number of households, the volume of traffic, and the number of large scale shopping facilities (such as supermarket or department store) in the district are positively related to the existence of convenience stores, while the number of persons per household is negatively related. This last variable is believed to show a rural characteristic of the neighborhood. The overall ratio of correct prediction by the model is 78 percent. The use of the GIS is effective in graphically displaying the result of analysis as well as in manipulating socioeconomic data as inputs into analysis.
著者
谷村 秀 井上 俊博 高岡 尚加 成田 史佳 布下 翔碁 山田 賀代
出版者
日本デザイン学会
雑誌
デザイン学研究作品集 (ISSN:13418475)
巻号頁・発行日
vol.21, no.1, pp.1_48-1_53, 2016

このプロジェクトは新たな洋食器デザインの在り方を提案するために、陶芸を専攻する大学院生と1年半の期間に渡り協議を重ね開発したものである。各々が思考する"生命感"を洋食器の形状に合わせてイメージ展開し、マスプロダクションに於ける商品として完成させた。さらに販売を想定して消費者の嗜好性分析も行う取り組みへと発展させた。アイテム構成はティーセットを主体とし、ボーンチャイナ(軟釉磁器)の持つ柔らかな色調と透光性のある生地に、転写紙絵付技術による焼成と金加飾による絵付技法を用いて、表現したものである。
著者
渡辺 俊 坂本 淳二 藤川 昌樹 谷村 秀彦
出版者
筑波大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2001

平成13年度には、渡辺が筑波大学のワークステーション上にインターネットマップサーバーを立ち上げた。これに谷村・藤川らが1999年度、2000年度に関連研究で実施した中国国内の類例となる伝統的都市の現地調査データに基づくデジタルアーカイブスの移植を行った。アーカイブスの内容は、調査対象地区の平面図・立断面図のベクトルデータ、住民アンケート調査データベース、QuickTime VRによるパノラマ映像、三次元ヴォリュームモデル、景観写真のフォトアルバムなどである。これらの基盤をもとに、2月に北京清華大学にて研究会を実施し、現段階における国際リモートコラボレーションの有効性について検討を行った。平成14年度には、まず谷村がこれまでの研究成果を、「北京四合院住区の現状とその再生」として論文にまとめた。渡辺は、住民アンケート調査データベースをGISの空間データにマップすることで、空間分析を可能とした。これらのデータを下に、藤川・上北らが、それぞれの視点から日本建築学会の論文としてまとめた。一方、現在の日本・中国間の回線速度では、十分なパフォーマンスを得ることが困難であることも確認された。最後に、2月末に藤川が北京清華大学にて海外共同研究者である譚副教授と共同研究の総括を行った。