著者
永田 将人 佐々木 俊介 山野辺 将太 野本 弘平
出版者
日本知能情報ファジィ学会
雑誌
日本知能情報ファジィ学会 ファジィ システム シンポジウム 講演論文集 第34回ファジィシステムシンポジウム
巻号頁・発行日
pp.670-673, 2018 (Released:2019-01-09)

就活生の情報取得の認知的技能を明らかにするために,どの情報に興味を示すのかを知ることは重要である.著者らは,企業データを見ている間の眼球運動を測定する実験を行った.その結果,企業を選ぶ際に,経験者は入社してから続けられるかどうかに注意を払い,未経験者は,待遇が良いかどうかに注意を払うことが明らかになった.
著者
野本 弘平
出版者
日本知能情報ファジィ学会
雑誌
知能と情報 (ISSN:13477986)
巻号頁・発行日
vol.31, no.6, pp.918-926, 2019-12-15 (Released:2019-12-25)
参考文献数
12

この研究では,3つのグループの人々,すなわち日本人居住者,日本人来訪者,外国人来訪者が視線計測装置を装着して,伝統的な日本の商店街を歩く実験を,東京都荒川区において行った.注視点は,視線計測装置視野画像上の2次元直交相対座標系で計測された.これらの2次元データを3次元極絶対座標系へ変換する方法を開発し,これにより3次元空間における注視点分布を求めた.注視時間分布と注視対象についても併せて特定した.つぎに,上記3つのグループの視行動について,解析し比較を行った.そして,街を歩くときの無意識の視覚的注意がその人の社会的背景により定量的に特徴づけられた.
著者
鈴木 崇也 中村 量真 平田 卓 相原 佑次 北 恭成 野本 弘平 中村 芳知 沢田 久美子
出版者
日本知能情報ファジィ学会
雑誌
日本知能情報ファジィ学会 ファジィ システム シンポジウム 講演論文集 第28回ファジィシステムシンポジウム
巻号頁・発行日
pp.655-658, 2012 (Released:2013-07-25)

情報量が多いのに対し表示スペースが限られているヒューマンインタフェースでは,スクロール文字がよく用いられる.スクロール文字では,その移動速度が速いほど表示される情報量は多くなるが,同時に読むことは困難となる.スクロール文字は読みやすくなければならない.しかも,実際のヒューマンインタフェースでは,その文字が明確に認識し易い事だけでは不十分である.スクロール文字の文が困難なくユーザに理解されなければならないのである. 本研究では,スクロール文字をユーザに示す実験が行われ,彼らの理解の度合いが客観的に計測された.そしてスクロール文字の移動速度がユーザの理解に及ぼす影響が定量的に評価された.
著者
高野 勝美 山吉 康弘 鈴木 貴彦 増田 純平 武田 利浩 野本 弘平
出版者
一般社団法人 電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会 通信ソサイエティマガジン (ISSN:21860661)
巻号頁・発行日
vol.16, no.1, pp.18-29, 2022 (Released:2022-06-01)
参考文献数
28

たくさんの情報を遠くまで運べる光通信技術の進歩により,スマートフォンなどで便利に情報をやりとりできる時代です.光通信はどのように行われているのか,そういった疑問に答えるために,発光ダイオードやレーザダイオードを光らせて,光に音を乗せて送ってみます.本稿では,手軽に入手できる光部品,電子部品で電子回路を組み立て作る光送信機と光受信機を紹介します.光無線通信,可視光通信,光ファイバ通信を体感できます.現実の光通信で使われている技術の系譜について文献等を引用しながら解説します.
著者
北 恭成 長壁 篤史 野本 弘平 萩原 康嗣 斉藤 功一
出版者
日本知能情報ファジィ学会
雑誌
日本知能情報ファジィ学会 ファジィ システム シンポジウム 講演論文集
巻号頁・発行日
vol.29, pp.107-107, 2013

現在,動画配信システムは人々の日々の生活に普及しており,多くの人が楽しんでいる.しかし,従来の閲覧動画選択システムでは自分の好みにあった動画を見つけることは簡単なことではない.また,一度それを見つけると同じカテゴリの動画を選択し続ける傾向がある.その結果,様々なカテゴリから好きな動画と出会うことは難しい. 非平面型タッチパッドは,最近開発された新しい入力デバイスである.これは,平面型タッチパッドと比べユーザの直感的な意図表現を可能とする. 本研究では,非平面型タッチパッドを用い,新しい動画との偶発的な出会いを支援するシステムの提案を行い,また従来のシステムとの比較を行う.実験の結果,提案システムを用いることによりユーザは,普段見るカテゴリだけでなく今までほとんど見たことのない新しいカテゴリ内からも好みに合った動画に出会えることが明らかになった.