著者
堀田 龍也 佐藤 和紀
出版者
一般社団法人 電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会 通信ソサイエティマガジン (ISSN:21860661)
巻号頁・発行日
vol.13, no.2, pp.117-125, 2019-09-01 (Released:2019-09-01)
参考文献数
31

高度情報通信社会を迎えた今日における情報リテラシーに関する教育はどうあるべきなのか.本稿は,この問いに対する初等中等教育段階を対象とした教育について検討する.まず,これまで我が国の初等中等教育で検討・実施されてきた情報リテラシー教育を概観し,児童生徒の情報リテラシーの実態について把握する.その上で,初等中等教育において取り組まれている情報リテラシー教育の実践や研究を整理し,課題を指摘する.
著者
鈴木 克明
出版者
一般社団法人 電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会 通信ソサイエティマガジン (ISSN:21860661)
巻号頁・発行日
vol.13, no.2, pp.110-116, 2019-09-01 (Released:2019-09-01)
参考文献数
18

教育工学の中心概念で半世紀の研究成果を蓄積してきたインストラクショナルデザイン(ID)について解説する.ID は教育活動の効果・効率・魅力を高めるための理論・モデル・技法の集大成であり,応用可能分野は広範に及ぶ.人の学びのプロセスに従って対面授業をどう組み立てるかという小規模・短期間の設計から,人の成長を長期にわたって支援するための環境あるいは仕組みをどう用意するかという大規模・長期間の設計まで,多くの理論やモデルが提案されてきた.学習のゴールを整理し,何を身に付けて何ができるようになるための学びなのか(学習目標)を明らかにし,その到達をどう確認するか(評価技法),効率的に到達する手段は何か(教授方略),自分で学べる人に育てるための仕組みはどうあるべきか(学習スキルの育成)などを考えるために有用な枠組みを提供している.変化が激しく,常に学び直しが必要な社会において,成長し続けることができる人材の育成が課題となっている今,より多くの分野での活用が期待されている.