著者
長田 純一 ぜんじろう . 藤田 善弘
出版者
日本デザイン学会
雑誌
日本デザイン学会研究発表大会概要集
巻号頁・発行日
vol.54, pp.F09, 2007

近年研究開発が著しいパートナー型ロボットにおいては、何らかの機能を持ち人にサービスを提供するだけでなく、一緒にいることやインタラクション自体に価値を持たせることが求められている。つまり、ひとつひとつのインタラクションが、人にとって心地よく楽しいものである必要がある。この問題に対し、我々は「お笑い」に着目し、ユーモアを人とロボットとのインタラクションに応用することを試みた。我々はこれを「ユーモラスインタラクション」と名付けた。本稿では、ユーモラスインタラクションのための共同研究でおこなったロボットを使った漫才ショーについて報告する。
著者
長田 純一 鈴木 恵二 松原 仁
出版者
ヒューマンインタフェース学会
雑誌
ヒューマンインタフェース学会論文誌 (ISSN:13447262)
巻号頁・発行日
vol.22, no.4, pp.391-402, 2020-11-25 (Released:2020-11-25)
参考文献数
24

This paper presents the UX process "Three step Sustainable-model" for social robots to be sustainable in society. “Sustainable social robots” means that the social robots have roles in the society and the resources to play the roles for the social robots are kept in the society. The UX process is the process for human experiences of interaction with social robots. For social robots to get positions in society, they need not only functions and performances but also well grand-designed social environments. To investigate the method of grand design, in the paper three fieldworks using social robots have analyzed. As a result, "Three step Sustanable-Model" is proposed. This model is a hypothesis at present, but useful for social robots to be sustainable in society.
著者
伊藤 俊樹 長田 純一 藤田 善弘
出版者
日本デザイン学会
雑誌
日本デザイン学会研究発表大会概要集
巻号頁・発行日
vol.54, pp.P24, 2007

2006年名古屋万国博覧会のロボットステーションで、NEC製のパーソナルロボット「パペロ」を展示、デモンストレーションを行った。そこで子どもたちはパペロに触れ合い、パペロとコミュニケーションを行った。来場した子供の中には、特に「パペロ」が気に入り、期間中何度もパペロに会いに来た子どもたちがいた。本研究では、そのように何度もパペロとの触れ合いを求めてやってくるリピーターの子どもたちを対象にして、何故彼らがそれほど「パペロ」に惹かれるかを調べることを目的とした。具体的には、リピーターの子どもたちに「パペロのイメージ」というテーマでコラージュを作ってもらい、そのコラージュを中心にしてデプス・インタビューを行った。その結果から、リピーターの子どもたちが、何故「パペロ」にそれだけ惹かれるのかを探ることとした。
著者
藤田 善弘 大中 慎一 高野 陽介 船田 純一 岩沢 透 西沢 俊広 佐藤 幹 長田 純一
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.105, no.302, pp.23-28, 2005-09-22
被引用文献数
1

研究試作ロボットPaPeRoをベースとして、保育所や幼稚園で利用できることを目指して各種機能やコンテンツを拡張したチャイルドケアロボットPaPeRoを開発し、2005年3月25日から9月25日の6ヶ月間、愛知万博内のロボットステーションにて、技術実証運用を実施した。本稿では、その概要を紹介する。
著者
金谷 英枝 大賀 暁 對馬 隆介 長田 純一
出版者
一般社団法人 日本デザイン学会
雑誌
日本デザイン学会研究発表大会概要集 日本デザイン学会 第63回研究発表大会
巻号頁・発行日
pp.204, 2016 (Released:2016-06-30)

本稿は、ワークショプにおけるデザイナーの役割について述べる。ワークショップでは、そこに参加するデザイナーに対して、大きく二点のパフォーマンスが求められる。すなわち、客観的立ち位置でのファシリテーションと、当事者的立ち位置から斬新なアイデアを生み出すクリティビティである。この両者は相反する役割であるが、いくつかのワークショップでは、それが上手く両立することができている。しかしながら、その手法やノウハウはデザイナーのスキルや属人化しているために、活動をスケールアップすることが実現できない。そこで、筆者らは、これまで行ったワークショップの中で、上手く行った活動を振り返り考察することで、属人化しているノウハウとスキルを外在化することを試みた。その結果、この二つの役割をハイブリットで行う手法として「ドローイングによる参加者間での情報のシェア」および「ペアワークによるデザインファシリテーション」の二点があることを考察した。
著者
大澤 晃平 菅原 正行 鈴木 侑 西川 太一朗 藤田 善弘 長田 純一 小池 星多
出版者
日本デザイン学会
雑誌
デザイン学研究. 研究発表大会概要集 (ISSN:09108173)
巻号頁・発行日
no.55, pp.108-109, 2008-06-20

In this research, some points emerged at practice of design. In order to design the activity of the robot use, we need to design environments surrounding robots. In addition we need to produce timing and a place of use the robot and explore possibilities of using with kinder garten teachers. This paper is descriptive of process of robot design for humans, non-humans, actions. It base on information from "network-oriented approach (ueno, 2006)" We have a thought that Robot is the position of social-technological networks.
著者
長田 純一 ぜんじろう 藤田 善弘
出版者
日本デザイン学会
雑誌
デザイン学研究. 研究発表大会概要集 (ISSN:09108173)
巻号頁・発行日
no.54, pp.224-225, 2007-06-20
被引用文献数
1

This paper presents development process of the comedy robot "PaPe-Jiro". As for the partner-typed robot like PaPeRo we developed, the comfortable interaction are requested. Out idea has been approaching to the comedy, to apply humors into the interaction design. we called "Humorous Interaction". Definition of the first goal is to play "Two-Man Stand-Up Comedy (Manzai)" with a robot, and we developed ten topics for Manzai, and held the show. To search for "humors by the robot" and "specific to robot" are goal in this step. As the result, three issues has been considered ; a) The Robot can be success to use comedy techniques, b) The robot-specific comedy techniques has been developed, c) Use of "robot image" by human beings has been successful.