著者

潮秀 樹 長阪 玲子 前原 裕之 金本 繁晴 毛利建 太郎 堀正 敏

出版者

美味技術学会

雑誌

美味技術研究会誌 (ISSN:13481282)

巻号頁・発行日

vol.2008, no.12, pp.21-25, 2008-10-20 (Released:2011-02-23)

参考文献数

19

被引用文献数

2

著者

内田 麻子 大原 和幸 長阪 玲子 潮 秀樹

出版者

一般社団法人 日本調理科学会

雑誌

日本調理科学会誌 (ISSN:13411535)

巻号頁・発行日

vol.40, no.3, pp.184-188, 2007-06-20 (Released:2013-04-26)

参考文献数

17

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糠漬けは,野菜を米糠に漬けた日本の伝統的な漬物である。米糠油中の最も代表的な生理活性物質であるγ-オリザノールは,フェルラ酸がトリテルペンアルコールや植物性ステロールとエステル結合した化合物の混合物である。γ-オリザノールは血中コレステロールの低下などの生理活性作用を示すことが報告されている。HPLCを用いて,生大根と6種の市販糠漬け大根中のγ-オリザノールを測定した。実際に生大根を米糠に漬け,糠漬け大根中のγ-オリザノール量の変化を,水分含量および塩分濃度とともに測定した。紫外蛍光顕微鏡を用いて,糠漬け大根中のγ-オリザノールを観察した。これらの結果から,糠漬け工程中にγ-オリザノールが糠漬け大根へ蓄積されることが明らかになった。糠漬け大根に蓄積されるγ-オリザノール量は,生理活性作用を有する濃度と比較すると少量であったが,長期間に渡って糠漬け大根を摂取するならば,γ-オリザノールが有する種々の生理活性作用を期待できる可能性が示唆された。

著者

長阪 玲子 堀 正敏

出版者

公益社団法人 日本農芸化学会

雑誌

化学と生物 (ISSN:0453073X)

巻号頁・発行日

vol.47, no.12, pp.816-818, 2009-12-01 (Released:2011-08-03)

参考文献数

7

被引用文献数

1 1

著者

長阪 玲子 篠田 明 潮 秀樹 大島 敏明

出版者

公益社団法人 日本水産学会

雑誌

日本水産学会誌 (ISSN:00215392)

巻号頁・発行日

vol.74, no.1, pp.61-65, 2008 (Released:2008-01-23)

参考文献数

32

被引用文献数

4 6

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我々は,昆布の三次機能に着目し,γ-オリザノールについて調査した。4 種の市販乾燥昆布から Bligh & Dyer 法にて全脂質を抽出し,HPLC によってヒドロキシ桂皮酸誘導体を分析するとともに,EI-MS によって構造解析を行った。その結果,市販昆布の中でも利尻昆布に γ-オリザノールが多く含まれていることが確認され,中でも stigmasteryl ferulate が主成分であることが明らかとなった。