著者
須川 賢洋
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
研究報告電子化知的財産・社会基盤(EIP) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2014, no.5, pp.1-5, 2014-02-14

今後急速に普及することが見込まれる 3D プリンタにおいては、様々な問題が発生することが考えられる。例えば、銃火器のような危険物の製造、硬貨の偽造、知的財産の侵害、肖像権、その他の問題である。しかしながら、産業構造だけでなく日常生活をも劇的に変えうるこの技術の普及の影響に関してはほとんど考察されていない。そこで本稿では、それらに伴う法律問題にどのようなものがあるかをまず列挙し、いずれ本格的に施策を講じなければならい時のための予備的考察をし、対応策の提言として、印刷原料の規制を提言する。Future, 3D printer will develop rapidly. Therefore, at the same time, We can be considered that various problems occur. For example, it is a problem that the production of hazardous materials such as firearms, counterfeiting of coins, infringement of intellectual property, and, such as portrait rights. However, it has not been considered almost on the effects of diffusion of this technique that would change dramatically even everyday life as well as industrial structures. On this paper, first preliminary study what is available to those legal issues associated with them. In addition, it was a preliminary discussion for real-time measures. And, as of a workaround, to propose the regulation of print material.
著者
須川 賢洋
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.57, no.3, pp.278-283, 2016-02-15

2015年9月に開催されたFIT2015でのパネルディスカッションの記録.シンギュラリティが社会にどのような影響を与えるのかを,人工知能(AI),FinTech,法律といった分野の専門家がそれぞれの立場から意見を述べている.特に,AIの法人格や知的財産権,収益の取り扱いなどについて検討している.
著者
須川 賢洋
雑誌
研究報告マルチメディア通信と分散処理(DPS) (ISSN:21888906)
巻号頁・発行日
vol.2017-DPS-172, no.20, pp.1-6, 2017-11-22

他人の無線 LAN アクセスポイントを踏み台としてネットワーク犯罪が行われることが大きな問題となっている.東京地判 H 29.4.27 では,WEP キーを解読し他人のアクセスポイントに接続しただけでは電波法違反とはならないとの判断がなされた.本稿はこのような場合における不正アクセス禁止法等の諸法の可能性について考察する
著者
栗原 聡 鳥海 不二夫 平 博和 須川 賢洋 長倉 克枝 江間 有沙
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.61, no.7, pp.700-705, 2020-06-15

アルゴリズムやフェイクニュースが"兵器"として使われる事例が相次ぐ中,技術者は何に気をつけ,どうしていけばよいのか.情報系研究者,メディア研究者,法学者といったさまざまな立場の専門家に語っていただいた.
著者
須川 賢洋
雑誌
研究報告電子化知的財産・社会基盤(EIP) (ISSN:21888647)
巻号頁・発行日
vol.2017-EIP-78, no.20, pp.1-6, 2017-11-22

他人の無線 LAN アクセスポイントを踏み台としてネットワーク犯罪が行われることが大きな問題となっている.東京地判 H 29.4.27 では,WEP キーを解読し他人のアクセスポイントに接続しただけでは電波法違反とはならないとの判断がなされた.本稿はこのような場合における不正アクセス禁止法等の諸法の可能性について考察する
著者
須川 賢洋
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.58, no.4, pp.354-355, 2018-03-15

情報分野において,現在社会が抱えるさまざまな課題について各分野の研究者や実務担当者がエッセイ形式で記述した論集.特にこの2,3年の間に問題が顕著化するであろう事項を中心に収録している.取り扱っているテーマは,「東京オリンピック・パラリンピック」「シーサート(CSIRT)」「システム監査」「標準化/規格化」「仮想通貨」「情報教育」「セキュリティ人材育生」「ダークウェブ」「ソーシャルメディア」「テレビ放送」「自動運転車」「医療情報」「テレワーク」「オープンデータ」「マイナンバーカード」「司法のICT化」「知的財産戦略」「サイバー犯罪」「匿名加工情報」である.
著者
金子 格 須川 賢洋
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.58, no.12, pp.1068-1069, 2017-11-15

選挙区割,SNSなどによる選挙操作,ディジタルゲリマンダについて解説する.「1.ディジタルゲリマンダの法規制の可能性」では法的規制を行いうるかを解説する.「2.ディジタルゲリマンダとプライバシー,自己決定権」では,プライバシー/個人情報保護,人格権の観点から考察を行う.「3.ソーシャルメディアと想像の共同体」ではマスメディアからソーシャルメディアに転換したことによる社会への影響を論じる.「4.ディジタルゲリマンダへの工学的アプ ローチ─ディジタルにはディジタルを─」では,数学・工学モデルを利用して問題の分析を行い対策の可能性を論じる.
著者
須川 賢洋
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.55, no.7, pp.638-639, 2014-06-15

In this paper, I would like to discuss on the contermeasure to the social risks which were derived from 3D printer, especially on the affair of gun fabrication. Various approach including legislation, regulation and adminstration will be discussed.
著者
須川 賢洋
雑誌
研究報告電子化知的財産・社会基盤(EIP)
巻号頁・発行日
vol.2014-EIP-63, no.5, pp.1-5, 2014-02-14

今後急速に普及することが見込まれる 3D プリンタにおいては、様々な問題が発生することが考えられる。例えば、銃火器のような危険物の製造、硬貨の偽造、知的財産の侵害、肖像権、その他の問題である。しかしながら、産業構造だけでなく日常生活をも劇的に変えうるこの技術の普及の影響に関してはほとんど考察されていない。そこで本稿では、それらに伴う法律問題にどのようなものがあるかをまず列挙し、いずれ本格的に施策を講じなければならい時のための予備的考察をし、対応策の提言として、印刷原料の規制を提言する。