著者
小川 清 澤井 新 飯田 登 渡辺 尚
雑誌
情報処理学会研究報告高度交通システム(ITS)
巻号頁・発行日
vol.2001, no.83(2001-ITS-006), pp.159-166, 2001-09-06

Mobile IP では、IPトンネルをする場合に、通信相手のノードから移動端末へはホームエージェントを経由する3角形の2辺を、移動端末から通信相手へは、三角形の1辺を通過して通信する。そのため、論理的には、3角形の1辺だけで処理した方が、経路が最適化される可能性は高い。しかし、通信路における通信量、各ノードにおける処理などにより、必ずしも1辺の方が最善とは限らない。インタネットにおける移動は、あらかじめ、行く先が決まっている場合も多い、そこで、利用の状況に応じて、移動先を登録し、経路を選択する方法とを組み合わせることにより、インタネットにおける移動対応サービスの向上を図る。
著者
小川 清 澤井 新 飯田 登 渡辺 尚
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告モバイルコンピューティングとユビキタス通信(MBL) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2001, no.83, pp.159-166, 2001-09-06
被引用文献数
2 2

Mobile IP では、IPトンネルをする場合に、通信相手のノードから移動端末へはホームエージェントを経由する3角形の2辺を、移動端末から通信相手へは、三角形の1辺を通過して通信する。そのため、論理的には、3角形の1辺だけで処理した方が、経路が最適化される可能性は高い。しかし、通信路における通信量、各ノードにおける処理などにより、必ずしも1辺の方が最善とは限らない。インタネットにおける移動は、あらかじめ、行く先が決まっている場合も多い、そこで、利用の状況に応じて、移動先を登録し、経路を選択する方法とを組み合わせることにより、インタネットにおける移動対応サービスの向上を図る。Mobile IP use IP tunneling from Home Agent (HA) to Foreign Agent (FA). Packets from Corresponding Node (CN) to Mobile Node (MN) routed indirectly through HA and FA. It means 2 path of a triangle. Packets from MN routed directly to CN. It is means a bypass of the triangle. By some reasons the bypass, route optimization is not always best choice. Sometimes, people move from their home to their school or office every day. So we propose a mechanism of pre/post registration of movility. Combination of selection of route optimization and registration of mobility are good for use. It should become high quality of service.
著者
小川 清 澤井 新 飯田 登 渡辺 尚
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. MoMuC, モバイルマルチメディア通信 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.102, no.87, pp.57-62, 2002-05-24
参考文献数
13

プライベートアドレスを3階層(3LPA)用い、IPアドレスのスケーラビリティを確保するとともに、Mobile IPを利用した移動への対応について提案する。
著者
上野 洋 深川 周和 飯田 登 水野 忠則 渡辺 尚
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会論文誌. B, 通信 (ISSN:13444697)
巻号頁・発行日
vol.84, no.4, pp.707-716, 2001-04-01
被引用文献数
2

モバイルコンピューティング環境のもとで, 即時系データと待時系データを統合的に送受信するマルチメディア通信方式として, 無線を使用した分散制御型の多重アクセス方式(DMMA)を提案する.DMMA方式は, (1)制御局を必要とせず, 端末が集まればその場でアドホック無線ネットワークを構築できる.(2)即時系データの連続性を保証しつつ低負荷時には待時系データの送信に複数のスロットを割り当て, チャネルの有効利用と不必要な遅延を回避する.(3)コンテンション領域(期間)が可変となるため, 即時系データを扱うには不向きなTreeアルゴリズムを, 領域が間欠的に現れる構造に改良している.(4)新規加入端末はある有限時間ネットワークを監視すれば網の状態を把握できるため, 動的に網に出入り可能である.以上の四つの特徴をもつ.また, DMMAの性能をシミュレーションにより評価を行い, その結果マルチメディアデータの種類によらず, 等しいスループットを提供できることを示した.
著者
小川 清 澤井 新 飯田 登 萬代 雅希 渡辺 尚
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会論文誌. B, 通信 (ISSN:13444697)
巻号頁・発行日
vol.88, no.11, pp.2251-2262, 2005-11-01

単一の端末に複数の通信インタフェースを接続し, 複数経路を利用するマルチホーミング通信環境においては, 往路と復路で異なる経路を利用すれば, より効率的な情報通信が可能となる場合がある. これを可能とするためには, 片方向の遅延を考慮して適切なインタフェースを選択する必要がある. しかしながら, 通信経路の負荷が時間帯, 通信量などによって変動することや, 往路遅延と復路遅延を簡単には分離できないことなどから, 正確な片方向遅延を直接求めることは一般的には困難である. 本論文では, 複数のパターンの往復概遅延の組から片方向の概遅延差を簡便に求め, これに基づいて経路を選択する方式を提案する. 本方式は, 通信相手との時刻同期, 測定のための制御パケットが不要で, ネットワーク層に依存しないため拡張性があることなどの特徴をもつ. また, 提案方式をICMPで計算機上に実装し, 種々のマルチホーミング通信環境で実験評価する. その結果から片方向経路選択が可能であり, 提案方式が有効であることを示す.