著者
高野 雅典 水野 寛
出版者
一般社団法人 人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集
巻号頁・発行日
vol.2018, pp.1B304, 2018

<p>現実の社会関係では相談しにくいことも匿名のオンラインコミュニケーションではしやすくなる。しかし日本の若者が主に利用するオンラインコミュニケーションツール(Facebook、Twitter、LINE)は現実の社会関係を多く含む。そのような現実とその拡張の社会関係を補完するコミュニケーションツールは重要であろう。本研究は、アバターチャットサービス「ピグパーティ」におけるソーシャルサポートについて考察することが目的である。そのためにサービス運営者によるインタビュー結果をオンラインソーシャルサポートの観点から整理した。</p>
著者
高野 雅典 福田 一郎
出版者
人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 (ISSN:13479881)
巻号頁・発行日
vol.31, 2017

ヒトは多様なコミュニケーションシステム(社会的グルーミング方法)を使いこなす.それは複雑な社会において効率的に社会関係を構築維持するためである.本研究では,ヒトはどのように多様な社会的グルーミング方法を使い分けているか? それによって社会構造はどのような影響受けるか? を説明するモデルを提案する.それは13個の多様な社会データにもとづいて構築される.
著者
小川 祐樹 高野 雅典 森下 壮一郎 高 史明
出版者
一般社団法人 人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 第35回 (2021)
巻号頁・発行日
pp.1D4OS3c03, 2021 (Released:2021-06-14)

様々なニュースメディアが存在するなか、人々のニュースに対する意識や行動も多様化してきている。ネット上におけるニュース接触に関しても、新聞社・通信社が運営するニュースサイトや、ポータルサイトからニュースを知るといった場面だけでなく、SNS上でニュースを知るといった場面も一般的になりつつある。一方で、TwitterなどのSNSは同質な情報環境になりやすいことから、利用者が接触できるニュースの範囲や内容が限定的になってしまうことで、多様な情報に接触する機会が低下してしまうことが懸念される。本研究では、Twitter上でのニュースツイートに着目し、このツイートの閲覧者がその後どのようなニュース動画の視聴行動を行ったかを分析することで、Twitter上でのニュース閲覧の効果を考察する。具体的には、ニュースのツイートとそこからリンクされるニュース動画の視聴ログを用いて、ニュースの継続視聴や視聴ジャンルの変化などの行動を分析する。
著者
高野 雅典 高 史明 小川 祐樹 森下 壮一郎
出版者
一般社団法人 人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 第36回 (2022)
巻号頁・発行日
pp.4H1OS2a01, 2022 (Released:2022-07-11)

ニュースは人々の報道対象に対する認知に影響を与える。コロナ禍においては感染症対策に関わる公的機関や感染症について報道・議論するメディア、陰謀論のアクターにされがちな国家・製薬企業などである。本研究では各メディアの利用が感染対策に関わるアクターや陰謀論のアクターへの認知にどのように影響したかを調査したのでそれを報告する。
著者
小川 祐樹 高野 雅典 森下 壮一郎 高 史明
出版者
一般社団法人 人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集
巻号頁・発行日
vol.2021, pp.1D4OS3c03, 2021

<p>様々なニュースメディアが存在するなか、人々のニュースに対する意識や行動も多様化してきている。ネット上におけるニュース接触に関しても、新聞社・通信社が運営するニュースサイトや、ポータルサイトからニュースを知るといった場面だけでなく、SNS上でニュースを知るといった場面も一般的になりつつある。一方で、TwitterなどのSNSは同質な情報環境になりやすいことから、利用者が接触できるニュースの範囲や内容が限定的になってしまうことで、多様な情報に接触する機会が低下してしまうことが懸念される。本研究では、Twitter上でのニュースツイートに着目し、このツイートの閲覧者がその後どのようなニュース動画の視聴行動を行ったかを分析することで、Twitter上でのニュース閲覧の効果を考察する。具体的には、ニュースのツイートとそこからリンクされるニュース動画の視聴ログを用いて、ニュースの継続視聴や視聴ジャンルの変化などの行動を分析する。</p>
著者
高野 雅典 福田 一郎
出版者
一般社団法人 人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 第31回 (2017)
巻号頁・発行日
pp.4N1OS01a2, 2017 (Released:2018-07-30)

ヒトは多様なコミュニケーションシステム(社会的グルーミング方法)を使いこなす.それは複雑な社会において効率的に社会関係を構築維持するためである.本研究では,ヒトはどのように多様な社会的グルーミング方法を使い分けているか? それによって社会構造はどのような影響受けるか? を説明するモデルを提案する.それは13個の多様な社会データにもとづいて構築される.
著者
西 朋里 小川 祐樹 高 史明 高野 雅典 森下 壮一郎 服部 宏充
出版者
一般社団法人 人工知能学会
雑誌
人工知能学会論文誌 (ISSN:13460714)
巻号頁・発行日
vol.36, no.1, pp.WI2-E_1-9, 2021

<p>With the rise of Internet TV and other new media, people are now viewing the news through a variety of conduits. In addition, the influence of news media on people is changing. Viewers can post comments in Internet TV, and these comments has the viewers' opinions of the news contents. Therefore, analysis of viewers comments is important in revealing the effect of the news. In addition, these comments are posted based on the morality of the viewers, and point of view of morality is considered important in the analysis of viewer comments in news. Therefore, this study purpose is to clarify the opinion on Internet TV news programs from a moral-based analysis viewers' comments. This study analyzed the trend of viewer comments on ABEMA news programs using comment length and the application of two methods. First, the morality of viewer comments was analyzed by calculating the moral/immoral expression rate for each program using the moral foundation dictionary. Second, the distributed expressions of viewer comments (calculated by Doc2Vec) were clustered by k-means++, and program trends were analyzed using the cluster characteristics. The results indicated that there was no difference in comment length between the two program types. Comments on soft-news programs had a high moral/immoral expression rate for politics or current events. In contrast, comments of hard-news programs did not show a characteristic trend. A viewer can easily participate in the discussion, because the soft-news program deals with the same news for a long time as the news content is limited compared to the non-discussion program.</p>
著者
高野 雅典 高 史明 森下 壮一郎 西 朋里 小川 祐樹
出版者
一般社団法人 人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 第33回全国大会(2019)
巻号頁・発行日
pp.2D5OS1b05, 2019 (Released:2019-06-01)

本研究は現代的/古典的レイシズムとニュース番組の関係性を知るためにインターネットテレビのニュース番組に投稿される在日コリアンに対する差別的なコメントを分析した。その結果、在日コリアンに対してネガティブ偏見を持つ持つ人は両方のレイシズムを表出することがわかった。一方でそのどちらを表出するかはニュース番組の内容に依存することがわかった。
著者
西 朋里 小川 祐樹 服部 宏充 高 史明 高野 雅典 森下 壮一郎
出版者
人工知能学会
雑誌
2019年度 人工知能学会全国大会(第33回)
巻号頁・発行日
2019-04-08

近年、インターネットの普及により人々の知識や関心の形成に対する既存のマスメディアの影響が変化しつつある。そのため、新規のメディアの視聴者に対する効果を明らかにする必要がある。本研究は、インターネットTVにおける視聴者のコメントとニュースの放送内容との関連性を明らかにすることを目的とする。具体的には、TF-IDFと多変量解析を用いて視聴者のコメントの分析を行った。その結果、娯楽性の高いソフトニュースに批判的な発言や差別的な発言が多くなる傾向が見られた。
著者
高野 雅典 水野 寛
出版者
一般社団法人 人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 第32回全国大会(2018)
巻号頁・発行日
pp.1B304, 2018 (Released:2018-07-30)

現実の社会関係では相談しにくいことも匿名のオンラインコミュニケーションではしやすくなる。しかし日本の若者が主に利用するオンラインコミュニケーションツール(Facebook、Twitter、LINE)は現実の社会関係を多く含む。そのような現実とその拡張の社会関係を補完するコミュニケーションツールは重要であろう。本研究は、アバターチャットサービス「ピグパーティ」におけるソーシャルサポートについて考察することが目的である。そのためにサービス運営者によるインタビュー結果をオンラインソーシャルサポートの観点から整理した。
著者
高野 雅典 加藤 正浩 有田 隆也
出版者
日本認知科学会
雑誌
認知科学 (ISSN:13417924)
巻号頁・発行日
vol.12, no.3, pp.221-233, 2005 (Released:2009-10-16)
参考文献数
26
被引用文献数
2

An individual having a Theory of Mind (ToM) can read the minds of others. If we assume further that the individual considers each of them also to have a ToM, then there should be recursive structure here. We believe that emergence and evolution of this structure are deeply linked to the evolution of intelligence. We construct two computational models: an abstract model describing fitness landscapes interacting with each other and a concrete model describing physically-situated agents moving around avoiding collisions. We conduct evolutionary simulations using the concrete model in order to investigate the dynamics inherent in the mechanism of recursion. Several unexpected properties of recursion were found, including a significant difference in fitness between odd levels and even levels of recursion. This is due to the asymmetry between level 0 and 1 (without and with ToM). We also discuss an evolution scenario in which human beings have evolved the ToM.