著者
氏家 無限 加藤 康幸 黒木 淳 寺島 俊和 伊藤 稔之 麻岡 大裕 白野 倫徳 柿木 康孝
出版者
一般社団法人 日本感染症学会
雑誌
感染症学雑誌 (ISSN:03875911)
巻号頁・発行日
vol.95, no.1, pp.32-36, 2021-01-20 (Released:2021-08-01)
参考文献数
10

The novel coronavirus disease 2019 (COVID-19) was first reported to the World Health Organization by the WHO country office in China in December 2019 and has since become a worldwide pandemic. In Japan, COVID-19 is a designated infectious disease under the Infectious Disease Control Act, meaning that hospitalization or isolation measures are required for infected persons. It has been noted that in some cases, patients show positive PCR test results even after discharge from the hospital upon meeting the discharge criteria for COVID-19. However, so far, there is a lack of substantial evidence on the pathogenesis of reinfection or relapse in patients with COVID-19. We report 4 cases of COVID-19 who showed repeat-positive PCR test results for SARS-COV-2 after discharge from the hospital, and assessed their infectivity using clinical information collected via a public epidemiological survey. All 4 cases showed a repeat-positive PCR test results within 40 days of the initial onset of symptoms. All the PCR test results showed high Ct values of 33 or higher in the repeat-positive test. In addition, neutralizing antibodies were detected in all cases within 3 days from the date of the repeat-positive test. Furthermore, an epidemiological survey was conducted in 18 persons who were in close contact with the 4 cases, and 11 of them tested negative by the PCR test, and no case of secondary infection was found. Based on these findings, the risk of secondary infection from the 4 cases was considered as low. No specimens collected at the time of the first infection or virus culture test results were available for further evaluation. Issues remain to be resolved in respect of the systems needed for cooperation with healthcare providers and the laboratory testing required for the evaluation of re-infection. In order to further elucidate the pathogenesis of COVID-19, and to provide appropriate medical care, it is essential to evaluate the infectivity of patients with a repeat-positive PCR test and to accumulate further knowledge about the disease.
著者
黒木 淳
出版者
会計検査院
雑誌
会計検査研究 (ISSN:0915521X)
巻号頁・発行日
vol.66, pp.11-28, 2022-09-26 (Released:2022-09-26)
参考文献数
35

近年,ITに関する革新が著しく,新型コロナウイルスの蔓延によってその動きが加速している。地方公共団体における情報主管課が所轄する予算は4,800億円を超え,1万人を超える職員が情報担当者として従事している。本稿では,戦略の実現および目標達成に向けた資源配分の機能を持つ地方公共団体の予算に焦点を当て,IT予算の決定要因とその効果について実証分析する。第1に,Kobelsky, Richardson et al.(2008)のフレームワークに基づき,コンティンジェンシーに関する研究の議論を整理することで,外部環境の不確実性(仮説1),財政の健全性(仮説2),そしてITに関する技術の程度(仮説3)が地方公共団体におけるIT予算に正の影響を与えていることを予想する。第2に,コンティンジェンシー・モデルに基づく管理会計研究の証拠を参考にして,コンテクストから予測されたIT予算は地方公共団体におけるIT活用に正の影響を与えるが,そこから逸脱して高くIT予算を付ける場合,IT活用への影響は小さい ことを予想する。 本稿は,総務省が毎年発行する「地方自治情報管理概要」における集計データ,および政府CIOポータルで公表された「行政のデジタル化」に関するデータ,さらに「地方財政状況調査」のデータを用いることで,1,741存在する市区町村の地方公共団体のなかで市のみを対象とした実証分析を行った。実証分析の結果,IT予算に対してボラティリティ,財政力指数,IT調達の適正化の実施率,委託職員割合がそれぞれ正の関係がみられ,これらのコンテクストに適合した予測値としてのIT予算はIT活用とのあいだのすべての関係が正であることが認められた。一方,コンテクスト依存の予測値を考慮してもなお,異常に高いIT予算である地方公共団体では,IT活用との関連性が弱いことが示唆された。これらの実証的証拠は公共部門を対象とした会計研究の進展に貢献する。
著者
大山 紘平 小沢 和彦 清水 沙友里 黒木 淳
出版者
会計検査院
雑誌
会計検査研究 (ISSN:0915521X)
巻号頁・発行日
vol.68, pp.35-57, 2023-11-30 (Released:2023-11-30)
参考文献数
42

本稿の目的は,地方公共団体において組織変革としてのデータ活用推進に対する職員の行動意識の実態とその要因を明らかにすることである。具体的には,組織変革へのコミットメント尺度の原著者であるHerscovitch and Meyer (2002)から承諾を得て日本語版を開発し,その信頼性と妥当性の検証を行う中で,データ活用に対する職員の行動意識の実態と課題を明らかにする。本稿は,データ活用やEBPMが最も進んでいると考えられる健康・福祉・医療政策および総合的に政策を取り扱う部署を対象として,調査を実施した。 検証の結果,開発した尺度は,概ね想定された構成概念妥当性が確認された。さらに,分析の結果,情緒的,存続的,規範的の3 つの尺度のうち,情緒的あるいは規範的なコミットメントが高まれば,データ活用に対する行動意識が高まることが示唆された。本稿で得られた結果は,データ活用推進への行動意識に対して,組織変革における職員の心的状態,あるいはマインドセットが極めて重要な意味を持つことを示唆している。わが国の地方公共団体では専門家ではない職員がデータ活用に基づく業務プロセスの変更を含む組織変革を担う可能性が高く,本稿の結果はデータ活用推進へのコミットメントの程度が組織変革に影響をもたらす可能性を示唆している。
著者
市原 勇一 黒木 淳 尻無濱 芳崇 福島 一矩
出版者
北九州市立大学経済学会
雑誌
北九州市立大学商経論集 (ISSN:13472623)
巻号頁・発行日
vol.56, no.1・2・3・4合併号, pp.35-47, 2021-03

本稿は,中小企業における管理会計システムの整備度と管理会計活用能力のギャップが財務業績に与える影響を検証した。中小企業327社のデータを分析した結果,管理会計活用能力を超える過剰な管理会計システムをもつ企業ほど売上高経常利益率が低くなることが示された。これらから,優れた管理会計システムはそれだけで業績を向上させるわけではなく,十分な管理会計活用能力を有することではじめて業績が向上することが示唆された。
著者
高谷 真由美 黒木 淳子
出版者
順天堂大学
雑誌
順天堂医療短期大学紀要 (ISSN:09156933)
巻号頁・発行日
vol.8, pp.117-128, 1997-03-29
被引用文献数
1
著者
黒木 淳
出版者
大阪市立大学
雑誌
經營研究 (ISSN:04515986)
巻号頁・発行日
vol.63, no.4, pp.149-171, 2013-02