1 0 0 0 OA 鐵道電化

著者
綿谷 吉松
出版者
一般社団法人 電気学会
雑誌
電氣學會雜誌 (ISSN:00202878)
巻号頁・発行日
vol.47, no.463, pp.139-145, 1927 (Released:2008-11-20)

一、 我國有鐵道、地方鐵道等の産業鐵道は電化によりて鐵道經營の改善が得らるゝを實例を擧げて詳細に説明し二、 電氣運轉軌道が從來の蒸汽運轉軌道と異れる諸點を建設、改良の兩方面より説明し結局電化軌道たるべきを力説し三、 電化費額と電化營業收支の一般を述べ尚最も經濟的なる費額と營業收支の實例を擧げ四、 最後に鐵道電化は我國電氣事業の健全なる發達と送電網の完成を促し、旦つ地方産業の發展に資すること多大にして一般社會に及ぼす影響の重大なるを述べたり。
著者
黛三 喜男
出版者
一般社団法人 電気学会
雑誌
電氣學會雜誌 (ISSN:00202878)
巻号頁・発行日
vol.46, no.451, pp.193-208, 1926 (Released:2008-11-20)

ユングストローム、タービンはラヂアルフロー、ダブルロテーションの理想を實現したるが爲めに、蒸汽消費量の減少、重量並に据付場所の輕減等に於て、卓越せる特徴を有して居る。是等は優秀なる設計に依る事は勿論なれ共、尚理想的の構造を實現するが爲めに從來の工作法にのみ拘泥せずして、斬新なる工作法を適用せし事に起因するのである。即ち其インナーパートにエキスバンシヨンリング、ラゼリンスデイスク、シヤフトバツキング及コンバンドデイスク等を採用し、ブレードの組立に鎔接を用ひ又各リングの固定法としてローリングを應用したる事は、全く本タービンを成功せしめたる所以なるを以て、其大略を述べ、尚本タービンは一見甚だ繊弱に見ゆるが爲めに、取級上不安なるが如く思惟せらるゝ向きあるも、最も進歩せる工作法によりて理論的に製作すれば、夫は全く杞憂に過ぎぬと云ふ事を記述したのである。