著者
小山 弘健
出版者
長野大学
雑誌
長野大学紀要 (ISSN:02875438)
巻号頁・発行日
no.3, pp.p13-21, 1974-12
著者
井原 久光
出版者
長野大学
雑誌
長野大学紀要 = BULLETIN OF NAGANO UNIVERSITY (ISSN:02875438)
巻号頁・発行日
vol.24, no.1, pp.61-83, 2002-06-30

行政上の理由や決定や立案過程の問題から従来の商業地域活性化プロジェクトが抱える難しさを指摘し、商店街が衰退する理由を外部要因と内部要因から分析した。その上で、東京の巣鴨地蔵通り商店街や長野県小布施町、滋賀県長浜市の事例を研究し、商店街を活性化するために必要なポイントを整理した。
著者
井原 久光
出版者
長野大学
雑誌
長野大学紀要 (ISSN:02875438)
巻号頁・発行日
vol.17, no.3, pp.227-257, 1995-12

前回の拙稿で整理した「市場適応的経営戦略」の4つの特徴、①市場志向の企業理念の確立、②市場に直結した企業活動の統合、③全社的統合活動、④市場志向的組織、の内、本稿では、③と④についてアサヒビールの事例を通じて論じた。③については、3つの統合概念と、3つの統合を実現する「垂直的統合」と「水平的統合」の概念を提示、トップとミドルの役割が異なることを指摘した。④については、「準公式組織」の概念を提示し、その重要性を指摘した。
著者
中川 忠夫
出版者
長野大学
雑誌
長野大学紀要 (ISSN:02875438)
巻号頁・発行日
no.5, pp.p43-48, 1975
著者
円増 治之
出版者
長野大学
雑誌
長野大学紀要 (ISSN:02875438)
巻号頁・発行日
vol.9, no.4, pp.p7-16, 1988-05
著者
井原 久光
出版者
長野大学
雑誌
長野大学紀要 (ISSN:02875438)
巻号頁・発行日
vol.18, no.4, pp.458-484, 1997-03

マーケティング・コンセプトに関する理論的な変遷を紹介し、マーケティング・コンセプトが変化するためには組織全体のパラダイムが変革されなければならないことを指摘した。特に「プロダクト・アウト」的な発想から「マーケット・イン」的発想へと転換するために、通常のマーケティング理論は「何故必要なのか」という外的必然性(why)と、そのために「どうしたらよいか」という内的方法論(how)を用意していない点で不十分と考えられる。たとえば、ビール業界ではプロダクト・アウト的な体質が依然として残っており、そのパラダイムを変革することは容易ではない。そこで、本稿では二つの事例研究を取り上げて、特に新製品開発に焦点をあててパラダイム変革の実際について分析を試みている。第一の事例では、このような業界で成功をおさめた「アサヒスーパードライ」の開発過程をもとに、どのようなメカニズムでマーケット・インの発想が生まれ、組織全体のパラダイム変革が進んだかについて、トップの役割とミドルの行動に分けて言及している。第二には、最近のヒット商品である「黒生」の新製品開発過程に着目して、スーパードライとの共通点を探りながら、組織全体で獲得したパラダイムがどのように強化されているかについて述べた。この種のパラダイム変革に関するケーススタディは、企業や業界レベルのみではなく、広く日本社会や政治レベルのパラダイム変革についても応用が可能であり、今後は、従来のマーケティング理論に加えて幅広い視野にたったパラダイム理論の構築が必要であろう。