- 著者
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大井 智香子
- 出版者
- 中部学院大学
- 雑誌
- 中部学院大学・中部学院大学短期大学部研究紀要 (ISSN:1347328X)
- 巻号頁・発行日
- vol.7, pp.1-15, 2006-03
1995年1月の阪神・淡路大震災の被災地における救援・復興活動にボランティア活動や市民活動の果たした役割は大きく、その活躍を受け国の防災基本計画にもボランティア活動者の受け入れが位置づけられ、ほとんどの市町村が地域防災計画の中でボランティア活動者の受け入れについて触れるようになった。しかしながら、具体的な手順や地域住民との連携など具体策が講じられている地域は少ない。本稿では、2004年台風23号の被害により災害救援ボランティアセンターを立ち上げた3市(高山市、飛騨市、郡上市)における活動と後方支援を行なった県社協の活動を手がかりに、災害時のボランティアコーディネートをめぐる課題と社協の役割について検討する。