著者
中川 雅人 河野 篤 北川 博美
出版者
中部学院大学
雑誌
中部学院大学・中部学院大学短期大学部研究紀要 (ISSN:1347328X)
巻号頁・発行日
vol.7, pp.83-89, 2006-03

電子商取引に関する技術と知識の習得を目的として、2004年度より、中部学院大学短期大学部経営学科では「ネットビジネス」という科目を新設した。本論文は、この中で実施した「オンラインフリーマーケット」という実践的カリキュラムについて述べている。商品を販売するためのホームページを制作し、電子メールで交渉を行い、代金引換で発送する仕組みを用いて、安全に「モノ」と「カネ」を交換する仕組みを学習するためのカリキュラムを開発した。
著者
藪下 武司
出版者
中部学院大学
雑誌
中部学院大学・中部学院大学短期大学部研究紀要 (ISSN:1347328X)
巻号頁・発行日
vol.4, pp.13-21, 2004-03

2000年4月以降、全国の地方自治体で独自課税の導入が数多く行われた。東海地方でも2002年4月から三重県の産業廃棄物税をはじめ、多治見市の名古屋市の一般廃棄物に対する独自課税が認められ、その効果が問われようとしている。本稿ではこれら地域の廃棄物税(環境税)を中心として、新たに導入された環境税の意義・問題点と今後の課題について考察する。
著者
藪下 武司 河野 篤 中川 雅人
出版者
中部学院大学
雑誌
中部学院大学・中部学院大学短期大学部研究紀要 (ISSN:1347328X)
巻号頁・発行日
vol.7, pp.91-101, 2006-03

中部学院大学短期大学部経営学科では、平成16年度より、夏休み期間2週間、春休み期間2週間、合計年2回4週間のインターンシップを経験するカリキュラムを開始した。それまでの年間1回1週間のインターンシップとは異なり、学科全体のカリキュラムも学外での授業、研修を重視するようになり、その成果が問われようとしている。本稿ではインターンシップに対する学生の意識とその教育効果、また受け入れ側である企業からの問題提示、要望、課題などをアンケート方式で調査し、今後のインターンシップに関する教育制度の基礎資料とすることを目的としている。
著者
大井 智香子
出版者
中部学院大学
雑誌
中部学院大学・中部学院大学短期大学部研究紀要 (ISSN:1347328X)
巻号頁・発行日
vol.7, pp.1-15, 2006-03

1995年1月の阪神・淡路大震災の被災地における救援・復興活動にボランティア活動や市民活動の果たした役割は大きく、その活躍を受け国の防災基本計画にもボランティア活動者の受け入れが位置づけられ、ほとんどの市町村が地域防災計画の中でボランティア活動者の受け入れについて触れるようになった。しかしながら、具体的な手順や地域住民との連携など具体策が講じられている地域は少ない。本稿では、2004年台風23号の被害により災害救援ボランティアセンターを立ち上げた3市(高山市、飛騨市、郡上市)における活動と後方支援を行なった県社協の活動を手がかりに、災害時のボランティアコーディネートをめぐる課題と社協の役割について検討する。
著者
森 浩晴
出版者
中部学院大学
雑誌
中部学院大学・中部学院大学短期大学部研究紀要 (ISSN:1347328X)
巻号頁・発行日
vol.5, pp.67-70, 2004-03

現在のデフレ経済を脱出する方法として真剣に議論されているのが「インフレ・ターゲット」だ。この「インフレ・ターゲット」は、ある程度のインフレとなるまで日銀は紙幣を増やし続けるという政策である。日銀がどんどん紙幣を増やせば、世の中に多くの貨幣が出回り、人々は物を買うようになり、景気はよくなり、物価は上昇しインフレになる、という仮説。この仮説の諸問題を理論設定からアプローチしたのが本論である。