著者
小野 芳朗
出版者
土木学会
雑誌
土木史研究 講演集 (ISSN:13484346)
巻号頁・発行日
vol.29, pp.47-52, 2009

御所用水は京都盆地北部の上賀茂神社が水利権を有していた京都盆地流入の淡水用水路群のうち、小山郷を灌漑し、御所の御庭用水や防火用水であった。明治維新以降、水量・水質的に確保の難しくなった用水を天皇の故郷、京都御所の防火のため、琵琶湖疏水を引水する。疏水の当初計画の北上ラインの目標は御所用水であった。本論では、この用水が京都御所・御苑のみならず、元治の蛤御門の変で焼失した上京の防火をも意図していたことを資料的に明らかにした。
著者
林 倫子 林 孝弥 出村 嘉史 川崎 雅史
出版者
土木学会
雑誌
土木史研究論文集 (ISSN:13484346)
巻号頁・発行日
vol.28, pp.59-65, 2009-06

Kamigamo Shake-machi in Kyoto has a historic water system consisted of canal network and old ponds in residential sites of Shinto priests. This study aims to clarify its transition since the Meiji era. The location of canals and ponds were investigated chronologically through the reference of old maps and a series of interviews with inhabitants in Shake-machi today. The major results are the followings: a) Water supplied by water system in Kamigamo Shake-machi has been used for domestic use and irrigation use. b) There were a total of 50 ponds supplied from water system. c) Today the water is supplied to only about half of 50 ponds. d) Seven ponds were constructed after the Meiji era. e) The number of surviving ponds varies from area to area. It depends on the development control and feature of water system.
出版者
土木学会
巻号頁・発行日
2003
著者
小野田 滋
出版者
土木学会
雑誌
土木史研究. 講演集 (ISSN:13484346)
巻号頁・発行日
vol.34, pp.199-207, 2014
著者
田口 恭史 大熊 孝
出版者
土木学会
雑誌
土木史研究 講演集 (ISSN:13484346)
巻号頁・発行日
vol.26, pp.357-360, 2006
被引用文献数
1

新潟県中越地域には数多くの河川トンネルが存在し、現在のところ160箇所余り確認している。しかし、今まで開発目的・年代等に関してほとんど調査されていない状況であり、実態を把握することは閉塞による災害を防ぐことも含め、意義のあることだと考えられる。そこで河川トンネルの分布状況を把握すると共に、現地調査及びヒアリング調査、文献調査を基に河川トンネルの分類を行う。この分類は、i)耕地拡張、ii)地すべり・雪崩対策とした。
著者
田口 恭史 大熊 孝
出版者
土木学会
雑誌
土木史研究. 講演集 = 土木史研究. 講演集 (ISSN:13484346)
巻号頁・発行日
vol.26, pp.357-360, 2006-07

新潟県中越地域には数多くの河川トンネルが存在し、現在のところ160箇所余り確認している。しかし、今まで開発目的・年代等に関してほとんど調査されていない状況であり、実態を把握することは閉塞による災害を防ぐことも含め、意義のあることだと考えられる。そこで河川トンネルの分布状況を把握すると共に、現地調査及びヒアリング調査、文献調査を基に河川トンネルの分類を行う。この分類は、i)耕地拡張、ii)地すべり・雪崩対策とした。