著者
中下 岬 岩井 将行
雑誌
エンタテインメントコンピューティングシンポジウム2014論文集
巻号頁・発行日
vol.2014, pp.96-101, 2014-09-12

食中毒・脱水症状などの家庭内における事故・病気は,特に乳幼児・高齢者が暮らす環境下で発生し易い.そのため,飲料水も腐り易い夏季シーズンでは麦茶等の常設飲料水などの管理にも気を配る必要がある.そこで我々は水位センサ,温度センサ,ジャイロセンサを搭載したスマートボトル,iMugiBottle を提案する.iMugiBottle は飲料水の残量や温度を監視し,利用者に通知することで衛生的かつ数量的に保障された飲料水の提供を目指す.また本システムは将来的に薬品や液状危険物の管理などにも応用可能である.
著者
小笠 航 片寄 晴弘
雑誌
エンタテインメントコンピューティングシンポジウム2014論文集
巻号頁・発行日
vol.2014, pp.77-79, 2014-09-12

ここ数年,プロジェクションマッピングの社会的認知が高まりつつある.ただし,プロジェクションマッピングの鑑賞者は,その内容に関与することはできない場合が多い.本稿では,タブレット端末を用い,多人数の鑑賞者が映像の内容やエフェクトにリアルタイムに関与することを可能とするアプリケーョンを提案する.これにより,映像内に複数ユーザによる動きを反映させ,ユーザ同士のインタラクションを実現することができる.映像としてだけではなく,アトラクションとしてのプロジェクションマッピングの機会をユーザに提供する.
著者
八木 宇気
雑誌
エンタテインメントコンピューティングシンポジウム2014論文集
巻号頁・発行日
vol.2014, pp.137-141, 2014-09-12

近年,映像技術や SNS の発展により,web 上に存在する鑑賞者の写真や投稿した文章などの情報を映像内に反映させ た映像作品が多く存在する.それらの作品では映像内に自らの情報が反映されることで,鑑賞者は映像の物語に参加 しているように感じられる.本研究では映像に情報を反映させるだけでなく,SNS を通じた映像内の人物と鑑賞者と のコミュニケーションを実現させることで,その感覚をさらに増幅させる映像作品を制作した.
著者
廣瀬 雅治 杉浦 裕太 南澤 孝太 稲見 昌彦
雑誌
エンタテインメントコンピューティングシンポジウム2014論文集
巻号頁・発行日
vol.2014, pp.142-145, 2014-09-12

本論文では,「ブクブカメラ」という,ダイビング中にユーザを三人称視点で記録し振り返ることができるシステムについて述べる.「ブクブカメラ」は,ダイバーに装着した紐の先端に浮きをつけ,この紐に平行になるようにカメラを取り付けることで常にユーザを視野中心に捉え続ける.この手法の特徴として,ダイビングの移動速度に従って視点が自然と前方になり,非制御で興味対象を捉えることができる.また,遊泳方向や潮の流れなどの影響により,環境のコンテキストを伴った映像を取得できる.ユーザの無意識的な行動や観察対象,周囲の環境とのインタラクションを記録ができ,ダイビングの振り返り体験を拡張することを目指した.
著者
坂本 季穂 伊藤 貴之
雑誌
エンタテインメントコンピューティングシンポジウム2014論文集
巻号頁・発行日
vol.2014, pp.16-21, 2014-09-12

本論文ではフォトモザイクを写真ブラウザに活用する一手法を提案する.フォトモザイクは小さい写真をタイル状に並べて1枚の大きな画像を作る技法である.本手法はズーム操作型の写真ブラウザCATにこれを搭載し,ズームアウト時にはフォトモザイクを表示し,ズームイン時には個々の写真が閲覧できる仕組みを提供する.多くの場合において写真は時系列順に閲覧される.そこで本手法では一般的なフォトモザイクの生成手法ではなく,時系列順にタイル状に並べた写真群の色変換によってフォトモザイク風の画像生成を実現する.本論文ではフォトモザイク生成結果のユーザテストから,フォトモザイク化するのに適切な写真とはどういう写真であるかを議論する.
著者
関 恵美 杉山 希 須藤 敦仁 中野 亜希人 羽田 久一
雑誌
エンタテインメントコンピューティングシンポジウム2014論文集
巻号頁・発行日
vol.2014, pp.214-217, 2014-09-12

家庭環境全体をネットワーク化するスマートハウスは次世代の住宅として注目を集めている.スマートハウスのコントロールでは,リラックスした状態に適したインターフェイスが必要となる.そこで本研究ではスマートハウス内での利用を想定したぬいぐるみ型インターフェイスを提案し,ぬいぐるみの手足を使った握りジェスチャと振りジェスチャによって家電製品をコントロールすることができるシステムの実装を行った.