著者
北崎 義弘
出版者
社団法人情報科学技術協会
雑誌
ドクメンテーション研究 (ISSN:00125180)
巻号頁・発行日
vol.23, no.6, pp.175-184, 1973-06-01

電子計算機を用いた図書貸出管理システムについて述べた。従来のマニュアルカードによる管理にくらべ,代本板用紙,貸出図書返却督促状,図書利用統計の作成が容易になった。しかし現在使用している中型の電子計算機では情報検索や図書目録の作成に応用できない。
著者
鬼武 光子 嘉本 キミ 広瀬 高
出版者
社団法人情報科学技術協会
雑誌
ドクメンテーション研究 (ISSN:00125180)
巻号頁・発行日
vol.19, no.6, pp.184-187, 1969-06-01

前報では,企業名を仮名文字でコード化する際,企業名を固有部分と企業形態部分とに分け,これを3〜4文字で表わすことを提案した。この省略法を用いた場合,限られた産業分野でどの程度の企業名の重複が起るか,実際に化学の分野を対象とし,会社で集めた特許資料について調査した。結果は前報と大差なく,前報を支持した。本調査で企業別にとった特許件数の相対累積曲線が,文献複写における雑誌別件数の相対累積曲線とほぼ傾同を同じくすることを見出した。この事実から,企業名の省略にあたって,特許件数の多い企業を単独のコードとすることが,利用する上から便利であること及び,このように一部企業を単独コード化すると,たとえ重複が起っても,特許件数の少ない企業間で重複が起るので,実用上困らないことが確認された。
著者
嘉本 キミ 広瀬 高
出版者
社団法人情報科学技術協会
雑誌
ドクメンテーション研究 (ISSN:00125180)
巻号頁・発行日
vol.19, no.12, pp.379-385, 1969-12-01

前報までに,わが国の企業名の省略法について明らかにしたが,本報では外国の企業名の省略について検討した。外国の場合には,しばしば企業名の表現に混乱が起るので,まずその原因を明らかにし,取扱い上の対策を示した。つぎに前報に準じ省略法を検討し,(1)国別の分類を併用する,(2)著名な企業は国際的に情報が出ることおよび情報量が多いので単独にコード化する,(3)前報までの省略法を用いないまでも,少なくとも「語」に分け,それから略語を取ると分離結果がよい,(4)省略のための辞典(省略すべき語・用語統一・法人形態名の省略・省略上の注意など)を用意する,(5)企業名・慣用名・企業名の変遷を知る用意をすることが省略を進めるうえ,および利用するうえから必要であることを示した。 なお本報告の最後に,企業名の単独コード化するのには,どのような方法がよいか,企業名の省略はどのようた進め方をすべきかについて検討している。
著者
芝 忠
出版者
社団法人情報科学技術協会
雑誌
ドクメンテーション研究 (ISSN:00125180)
巻号頁・発行日
vol.32, no.6, pp.281-290, 1982-06-01
被引用文献数
1

神奈川県は1982年4月から横浜市金沢区にある工業試験所敷地内に県立技術情報センターを開設する。施設は3階建て,1,420?の広さで技術相談・図書閲覧・情報交流・情報検索等の諸機能をもち,工業試験所全組織の支援をうけ,県内中小企業や技術者,一般県民のため,役立つ技術情報を収集・加工・提供しようとするものである。本施設で展開される主要事業は,(1)文献・人材・特許情報の提供,(2)各種の技術相談,(3)フォーラム活動による情報交流の促進,(4)産・学・行政の連携と各種情報団体・商工団体等との密接な情報交流ネットワークづくり,である。
著者
田淵 利明
出版者
社団法人情報科学技術協会
雑誌
ドクメンテーション研究 (ISSN:00125180)
巻号頁・発行日
vol.29, no.6, pp.221-227, 1979-06-01

富士写真フイルムの科学技術情報処理システムは,主として三つの検索システムからなる。第一は,画像工学とその周辺技術分野の学術論文や特許文献を抄録し,国際十進分類法で分類するシステムで,洩れの少ない,かつ網羅的調査に適している。第二は,画像工学分野の特許文献をディスクリプタ(descriptor)により索引化するシステムで,狭い範囲の概念について,ノイズの少ない効率的検索をすることができる。第三は,二次資料利用システムで,抄録誌を利用目的に合わせて加工・編集したものである。これは画像工学以外の広範な科学技術分野の調査に利用価値が高い。これら三つのシステムを,研究者・技術者と情報処理担当者が一体となった調査システムによって利用し,効率的な検索を行っている。
著者
仲本 秀四郎
出版者
社団法人情報科学技術協会
雑誌
ドクメンテーション研究 (ISSN:00125180)
巻号頁・発行日
vol.31, no.4, pp.161-168, 1981-04-01
被引用文献数
1

情報の挙動を計量化し,数学的に取扱うことによって,その現象や特性を記述しようとする計量情報学の理論と実際の両面にわたる活動を要約して紹介する。60年にわたる歩みを概説した後,測度,諸概念ならびに法則性をのべ,それぞれの内容を明確にした。図書館や情報管理に応用できるばかりでなく、科学や科学者の研究にも適用した例をあげ,批判にも言及した。データベース化と電算機解析が,この分野の発展の重要な手段となり,情報学での重要な領域となることが期待されている。
著者
大隅 良治
出版者
社団法人情報科学技術協会
雑誌
ドクメンテーション研究 (ISSN:00125180)
巻号頁・発行日
vol.26, no.2, pp.69-75, 1976-02-01

かた・シリーズ第2弾として,図書館の窓口業務にライムライトをあてる。窓口業務を構成する「論」として四つ取り上げ,それらは1)サービス論,2)コミュニケーション論,3)マーケティング論,4)商品論である。これらの「論」によってできあがった窓口業務が現場の窓口業務と,どう対応するか,それをレファレンス・サービスにあてはめ,具体的な「〜のしカタ」をいくつかあげる。それらは,1)一度はとにかく依頼を受けつける,2)はやいレスポンスを行なう,3)「60点回答主義」の提案,4)書誌的知識で自信を持つ,などである。図書館は情報という商品を取扱うため,その性格をよくのみこんで,窓口サービスを行なうことに重点がおかれている。(なお,レファレンス・サービスの受けカタ,応えカタについては,その2に送る)
著者
倉田 正也
出版者
社団法人情報科学技術協会
雑誌
ドクメンテーション研究 (ISSN:00125180)
巻号頁・発行日
vol.34, no.4, pp.155-161, 1984-04-01

情報解析という業務に携ることになり,いろいろ戸惑うこと,悟ることがあった。まだ1年にならないが,第一印象的な事柄や,試行錯誤的に得て来た教訓を披露した。-何を覚えるのか-情報解析のたのしみ-化学の特殊性,化学特許の特殊性-情報解析専門家の存在理由-チームワークの心得
著者
松井 幸子
出版者
社団法人情報科学技術協会
雑誌
ドクメンテーション研究 (ISSN:00125180)
巻号頁・発行日
vol.27, no.4, pp.157-170, 1977-04-01

機械可読書誌の共同利用ファイルの,(1)編集では同一文献を重複登録しないため特定文献の識別が必要であり,(2)利用では特定文献(群)の検索が必要である。文献を識別するものを識別子,文献の特性を描写するものを記述子と呼ぶ。特定文献の識別に識別子を利用できないときは,記述子を特定化したものを用いる。本稿ではこれを「準識別子」と呼んでいる。近年,ISBN,ISSNなどの識別子や,ISBD(M)(S),ISDSなどの記述子の標準化が進んだ。しかし,遡及的文献の共同利用ファイルではこれらを使用できないことが多い。本稿では,識別子,記述子の共同利用ファイル使用上の意味を検討し,識別子が,(1)使用できる場合としてOCLCの分担目録作業を,(2)使用できない場合として,18世紀までの古版本(約165万冊)の総合目録編集のための技術的検討を行なったイギリスのLOCプロジェクトにおける「書紋」(fingerprintの試訳)などの,重複文献同定の技法を分析した。
著者
黒沢 正彦
出版者
社団法人情報科学技術協会
雑誌
ドクメンテーション研究 (ISSN:00125180)
巻号頁・発行日
vol.23, no.11, pp.363-365, 1973-11-01

第5回目の夏季特別セミナーは,7月27〜29日の3日間,ひぐらLの声も涼しい箱根高原研修センターで,40人を越える参加者により,活発な討論が行われた。 特別講演および分科会の内容詳細は別掲にゆずることにして,ここではセミナー全体の概要を紹介する。
著者
正 奈奈絵 佐々木 肇
出版者
社団法人情報科学技術協会
雑誌
ドクメンテーション研究 (ISSN:00125180)
巻号頁・発行日
vol.30, no.10, pp.467-474, 1980-10-01

国際標準化機構の第46専門委員会(ISO/TC 46)Documentationは,1979年5月24日付けで国際規格案ISO/DIS30,Biblidを回付している。逐次刊行物のBiblidとは,逐次刊行物を構成する巻,号,ぺ一ジ,論文等を単位として識別するためのものであり,書誌記述するためのものではない。本稿では,規格案のもととなった推薦規格ISO/R30-1956書誌票と対比させて,Biblidという新しい概念の構造と機能について解説した。人文・社会・科学技術及び図書館情報学各分野の専門誌(計103誌)について,Biblidに含まれる項目を調査した結果,人文・社会系の和文誌にはBiblid項目が少く,科学技術系の洋雑誌及び国内発行欧文誌には多く記載されていることが判明した。最後に,Biblidを記載した場合の効果と問題点について述べた。