著者
林 俊郎 石丸 梓
出版者
日本社会情報学会
雑誌
日本社会情報学会全国大会研究発表論文集 日本社会情報学会 第22回全国大会
巻号頁・発行日
pp.252-257, 2007 (Released:2010-01-22)

The news about the attempted poisoning of Ukrainian presidential candidate with dioxin was given wide coverage in the world media. The author attempted to calculate the amount of dioxin with which the candidate was poisoned,taking into consideration his toxic intake from the viewpoint of the Yusho investigation previously reported in Japan. The candidate's toxic intake was calculated at 1.75-2.20 mg-TEQ. Thi value fairly agrees with the maximum incubative amount that exhibits toxic symptoms,mainly chlor-acne.
著者
根村 直美
出版者
日本社会情報学会
雑誌
日本社会情報学会全国大会研究発表論文集 日本社会情報学会 第22回全国大会
巻号頁・発行日
pp.38-43, 2007 (Released:2010-01-22)

本報告者は、平成18 年12 月-平成19 年3 月の期間、REAS(リアルタイム評価支援システム)を利用しWeb上でのアンケート調査を試験的に実施。MMORPG(マッシブリー・マルチプレイヤー・オンライン・ロールプレイング・ゲーム)のプレイヤー105 名にジェンダー・スウィチングについて尋ねた。この調査結果を手がかりに、日本のインターネットにおける自己およびジェンダーの状況について若干の考察を試みる。

2 0 0 0 OA 顔と顔貌性

著者
井上 寛雄 清水 高志 米山 優
出版者
日本社会情報学会
雑誌
日本社会情報学会全国大会研究発表論文集 日本社会情報学会 第22回全国大会
巻号頁・発行日
pp.262-265, 2007 (Released:2010-01-22)

構造主義とシステム論という二つの立場は協調しうるだろうか。本発表では斎藤環によるラカン理論とべイトソンの学習理論を「顔」を介して架橋するオートポイエーシス・モデルを検討しながら、その問題点をドゥルーズ=ガタリの「顔貌性」の議論によって照射し、そこから横断的オートポイエーシスの可能性を模索する。
著者
本田 正美
出版者
日本社会情報学会
雑誌
日本社会情報学会全国大会研究発表論文集 日本社会情報学会 第22回全国大会
巻号頁・発行日
pp.276-281, 2007 (Released:2010-01-22)

行政と市民の連携が叫ばれている昨今、その両者が日ごろから情報を共有し、自治体経営に関して同じ問題意識を持つ必要性が高まっている。それゆえに、行政と市民を繋ぐ広報広聴制度の重要性が増している。本研究では、特に行政の広聴制度に着目し、この制度を参加者流動型と参加者固定型の二つに分類して、その現状について報告する。そして、今回は横浜市の実列を紹介しながら、広聴制度とICT の関係や今後の課題について考察する。
著者
加藤 裕康
出版者
日本社会情報学会
雑誌
日本社会情報学会全国大会研究発表論文集 日本社会情報学会 第22回全国大会
巻号頁・発行日
pp.124-127, 2007 (Released:2010-01-22)

カルチュラル・スタディーズやサブカルチャー研究では、階級、人種、生産、労働、対抗、抵抗、消費、商業主義、マスメディアといったキーワードが取り上げられてきたが、ホガートやヘブディッジの研究には、疎外感が重要な要素として見出される。しかし、この「疎外」に対して、ほとんど注意が払われていないように思われる。本報告では、ホガートやヘブディッジの議論を手がかりに、「疎外」概念を抽出し、検討することを試みる。
著者
森岡 武史
出版者
日本社会情報学会
雑誌
日本社会情報学会全国大会研究発表論文集 日本社会情報学会 第22回全国大会
巻号頁・発行日
pp.138-141, 2007 (Released:2010-01-22)

In many of online communities like BBS, the members anonymously communicate with each other. Such anonymous communications cause "deindividuation." According to the SIDE model of social psychology, deindividuation has the effects on the individual inclination to conform to group norms. This paper shows how deindividuation affects the order of online community in terms of not individual psychology, but the structural processes of the social systems. This paper is based on the research of the two internet BBS. In this research, the discourse analysis is used which is based on the automatic coding by computer like text mining.
著者
平本 一雄 山下 加奈恵 鈴木 優子
出版者
日本社会情報学会
雑誌
日本社会情報学会全国大会研究発表論文集 日本社会情報学会 第22回全国大会
巻号頁・発行日
pp.52-55, 2007 (Released:2010-01-22)

This research is about a community formation in region SNS. I did the investigation analysis in 220 regions SNS that existed within the country. In addition, the comparison analysis in region SNS was done as a regional community of SNS "mixi" of a maximum scale. As a result, more small-scale than "mixi", the amount of the remark and a speaker little became clear in region SNS. I want to expect that region SNS is used as activation of a regional community.
著者
近藤 勝則
出版者
日本社会情報学会
雑誌
日本社会情報学会全国大会研究発表論文集 日本社会情報学会 第22回全国大会
巻号頁・発行日
pp.142-145, 2007 (Released:2010-01-22)

This study analizes users' behavior of choosing anonymity on the Internet. When the Internet users post their opinions/comments on bulletin boards of the Internet, they choose the extent how much they expose their own and real identity such as name, age and sex. The result of the servey shows that users' behavior can be interpreted as a rational one since they seem to balance between merits and demerits they may get through posting to the bulletin board. This study also covers blogging and SNS(social netowork society) services which generally aims to have more personal relationship.
著者
吉田 寛
出版者
日本社会情報学会
雑誌
日本社会情報学会全国大会研究発表論文集 日本社会情報学会 第22回全国大会
巻号頁・発行日
pp.28-31, 2007 (Released:2010-01-22)

This paper shows that information society has become a kind of game and the private < I >'s sphere is lost in this society. Recently, we can see information society has acquired more and more digital structure and has gradually developed characteristics of game. The one of the main characters of game is formalization of its elements. Therefore, the elements of game can be replaced with other elements. At present, "I" as a player of the game can be easily replaced in this society. Then we must distinguish irreplaceable < I > from replaceable "I". We should respect < I > in a way that is different from the way we operate "I" in the society as game.
著者
福本 徹
出版者
日本社会情報学会
雑誌
日本社会情報学会全国大会研究発表論文集 日本社会情報学会 第22回全国大会
巻号頁・発行日
pp.146-149, 2007 (Released:2010-01-22)

ある企業の社員が集まる2ちゃんねるのスレッド7年分のログを対象に、社員の意見や感情を吸い上げる一手法として、現実の会社施策や労働組合に対してインターネット上での匿名掲示板における発言にどのように現れているかについて、定量的な分析を中心に論じる。その結果、賃金・手当といった金銭的報酬よりも労働政策や狭義の労働条件に関心があり発言数が多いこと、会社だけではなく社長や労働組合に対する言及が多く見られた。こうした発言は現実社会での社員の発言よりも踏み込んだ、より本音に近いものであった。
著者
山田 庸介
出版者
日本社会情報学会
雑誌
日本社会情報学会全国大会研究発表論文集 日本社会情報学会 第22回全国大会
巻号頁・発行日
pp.258-261, 2007 (Released:2010-01-22)

サイバースペースという空間についての考察を行う。特にウィリアム・ギブスンのSF小説に端を発する“脳と電子ネットワークの接続によって実現される電子社会空間”としてのサイバースペース以外の可能性を考察していく。また、空間自体の考察とともに、サイバースペースを人間の生活空間として、“都市”空間のようなイメージで捉えることによって、より社会的な面から見たサイバースペースの可能性について考察をする。