著者
田中 維 黒川 直哉 江草 遼平 楠 房子 山口 悦司 稲垣 成哲 野上 智行
出版者
一般社団法人 日本科学教育学会
雑誌
日本科学教育学会年会論文集 41 (ISSN:21863628)
巻号頁・発行日
pp.467-468, 2017 (Released:2018-08-16)
参考文献数
6

動物園は,観察を通じて科学教育が行える場所である.動物を観察するためには,観察対象物に関わる知識が必要である.特に子どもが動物を観察できるようになるために,保護者は重要な役割を果たす.本研究は,観察活動中の保護者による言葉がけの実態を明らかにするために,親子の会話を分析する.そのために,動物園における子どもの観察活動を促進する会話フォーム(Patrick & Tunnicliffe, 2013)を,分析フレームワークとして応用した.
著者
上田 恵子 粟島 由海 森田 直之 中安 雅美 足立 真理子 エデラ ロビンソン 井上 奈穂
出版者
一般社団法人 日本科学教育学会
雑誌
日本科学教育学会年会論文集 41 (ISSN:21863628)
巻号頁・発行日
pp.321-322, 2017 (Released:2018-08-16)
参考文献数
2

著者が在学していた東京都立多摩科学技術高等学校(以下、本校)は、平成22 年に開校し、平成24年に文部科学省のスーパーサイエンスハイスクール(SSH)に指定された。著者は平成26 年4 月から平成29 年3 月まで在学したが、本校では2 年次に『課題研究』、3 年次に『卒業研究』といった研究活動を主体とした授業が用意されている。この授業では、自ら課題解決に関するテーマを設定し、授業が展開されている。本研究では、SSH 指定を受けた進学型専門高校における課題解決型授業におけるテーマ設定プロセスを生徒の立場で考察し、実践した内容を報告する。
著者
河野 大空見 渡辺 尚
出版者
一般社団法人 日本科学教育学会
雑誌
日本科学教育学会年会論文集 41 (ISSN:21863628)
巻号頁・発行日
pp.253-254, 2017 (Released:2018-08-16)
参考文献数
2

本研究は2020 年度より小学校教育において導入されるプログラミング学習によって、論理的思考力などの能力が育まれることに着目した。実態の一例として宮城県郡部における現状のICT 環境をアンケート調査などによって把握し,小学校ICT 整備に対する機器、人材の課題と以後求められるプログラミング教育の形態について考察を行った。
著者
山口 忠承 尾關 徹 小和田 善之 中嶋 周平
出版者
一般社団法人 日本科学教育学会
雑誌
日本科学教育学会年会論文集 41 (ISSN:21863628)
巻号頁・発行日
pp.461-462, 2017 (Released:2018-08-16)
参考文献数
1

新学習指導要領でアクティブ・ラーニングと呼ばれる学習指導要領が求められている。有機化合物は,その化合物と性質が密接に結びついている。中学校や高校でのリアルタイムな有機化合物の化学構造の検証や定量は,問題解決学習に求められるものである。しかし,現場の教員を含め中学生や高校生に何を対象に,どのような測定ができるか情報を具体的に提示する必要があるものと考えられる。本研究では,中学校の教科書に記載されている水とエタノールの分離を通して,核磁気共鳴装置の原理や化学構造の解析が学べる教材を作成した。