出版者
日経BP社
雑誌
日経ものづくり (ISSN:13492772)
巻号頁・発行日
no.759, pp.64-67, 2017-12

神戸製鋼所の品質データ偽装、日産自動車やSUBARUにおける不適切な完成検査と相次いで発覚した不正問題は、日本の製造業に少なからず悪影響を与え、特に信頼性やブランド力の低下につながるという不安を生じさせている。データ偽装や不正検査が自社で発生する可…
出版者
日経BP社
雑誌
日経ものづくり (ISSN:13492772)
巻号頁・発行日
no.777, pp.38-43, 2019-06

スペースXは早い段階から、ロケット本体の回収・再利用という構想を抱いていた。2002年の創業当時、スペースXが掲げていた目標は「小型の衛星を打ち上げるための、小型で低価格の簡素な設計のロケットを開発し、商業打ち上げを行う」だった。そのために開発したロケットが「ファルコン1」だ。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ものづくり (ISSN:13492772)
巻号頁・発行日
no.732, pp.62-67, 2015-09

しかし、脱線防止ガードは最後の安全装置であり、そもそも車輪と脱線防止ガードが接触することは異常である。では、なぜ車輪の乗り上がりが発生してしまったのか。そこには、本事故後の車両検査で発見された台車の不具合があった。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ものづくり (ISSN:13492772)
巻号頁・発行日
no.743, pp.57-59, 2016-08

体操競技で選手が繰り出す技は、ますます高度に、かつ複雑になっている。例えばリオ五輪代表の1人、白井健三選手の「ゆか」の新技「シライ3」は、わずか約1秒の間に、後方伸身宙返りを2回、同時にひねりを3回実行する1)、*1。採点に当たる審判員は、このよ…
出版者
日経BP社
雑誌
日経ものづくり (ISSN:13492772)
巻号頁・発行日
no.730, pp.18-21, 2015-07

中国国務院(政府)が2015年5月19日、製造業の10カ年計画「中国製造2025」を正式発表した。この方針は、李克強首相が2015年3月の全国人民代表大会(全人代、国会)で既に打ち出していたが、より詳細に内容を規定したもの。 中国をこれまでの「製造大国」から「製…
著者
大山 晃弘
出版者
日経BP社
雑誌
日経ものづくり (ISSN:13492772)
巻号頁・発行日
no.790, pp.4-8, 2020-07

新型コロナを機に、当社でもリモートワークがかなり進みました。実は、新型コロナ前から働き方改革の一環としてリモート化は検討していました。それが新型コロナで花開いたという感じです。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ものづくり (ISSN:13492772)
巻号頁・発行日
no.775, pp.46-50, 2019-04

パナソニックの最新スマート工場をもう1つ紹介しよう。ノートパソコン(ノートPC)の「レッツノート」や「タフブック」、業務用タブレット端末「タフパッド」などを生産するコネクティッドソリューションズ(CNS)社の神戸工場である。同工場では「一…
出版者
日経BP社
雑誌
日経ものづくり (ISSN:13492772)
巻号頁・発行日
no.789, pp.59-61, 2020-06

受注減によって製品の生産量が減少している。開発・設計の領域でも、リモートワークの影響などで顧客や設計者間でのコミュニケーションを取りづらい状況がある─。日経ものづくりが2020年5月中旬に実施したアンケート調査「新型コロナ流行の製造業に与える影響…
出版者
日経BP社
雑誌
日経ものづくり (ISSN:13492772)
巻号頁・発行日
no.785, pp.15-17, 2020-02

[1]釣り竿式[2]マジックハンド式[3]ペーパーヨーヨー式[4]玉すだれ式[5]ピロピロ笛式写真は三菱重工業の無人潜水機(UUV)。カメラやソナーを駆使する沿岸監視システムの一部となる。直径30cmと小型だが、アンテナを高さ200cmまで伸ばせる。
著者
藤本 康三郎
出版者
日経BP社
雑誌
日経ものづくり (ISSN:13492772)
巻号頁・発行日
no.758, pp.4-8, 2017-11

ムダを省いた生産(リーン)と、デジタル化の2軸で工場改革を進める米General Electric(GE)社。そのモデル工場「ブリリアント・ファクトリー」に指定されているのが、GEヘルスケア・ジャパンの日野工場だ。世界450のGE社の自社工場でブリリアント・ファクトリーは7工場だけ。その中でも最も高い評価を得た強い現場力を、世界中のGE社の工場に向けて発信していこうとしている
出版者
日経BP社
雑誌
日経ものづくり (ISSN:13492772)
巻号頁・発行日
no.792, pp.31-33, 2020-09

自動車関連の技術者の「直近1カ月のテレワークの実施率は8割超」「現状のテレワークや出勤の状況に満足している人は半分以下」─。日経Automotiveが自動車関連の技術者を対象に実施したアンケート調査「アフターコロナの自動車産業〜技術者の働き方と社会・消費…
著者
西成 活裕
出版者
日経BP社
雑誌
日経ものづくり (ISSN:13492772)
巻号頁・発行日
no.690, pp.77-81, 2012-03

西成活裕(にしなり・かつひろ):東京大学先端科学技術研究センター教授。1967年東京都生まれ。1995年に東京大学工学系研究科航空宇宙工学専攻博士課程を修了後、山形大学工学部機械システム工学科、龍谷大学理工学部数理情報学科、独University of Cologneの理論物理学研究所を経て、2005年に東京大学大学院工学系研究科航空宇宙工学専攻に移り、2009年から現職。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ものづくり (ISSN:13492772)
巻号頁・発行日
no.636, pp.42-47, 2007-09

三菱重工業が2007年6月,パリ国際航空宇宙ショーで,開発中の「MRJ(Mitsubishi Regional Jet)」の客室モックアップ(実物大模型)を展示。同年7月19日,宇宙航空研究開発機構(JAXA)主催の発表会で,三菱重工やIHI,JAXAがジェット旅客機に関する最新の開発成果を公表。さらに同月31日,JAXAがジェットエンジンの環状燃焼器の試験を公開した。
著者
肌附 安明
出版者
日経BP社
雑誌
日経ものづくり (ISSN:13492772)
巻号頁・発行日
no.768, pp.110-112, 2018-09

2018年8月に入り、スズキとマツダ、ヤマハ発動機が、燃費・排出ガス測定において検査不正があったとして謝罪会見を開きました。このうち、スズキは主力工場の検査不正の割合がなんと7割を超えていると知って驚きました。今の日本企業の品質をどうみてい…
出版者
日経BP社
雑誌
日経ものづくり (ISSN:13492772)
巻号頁・発行日
no.612, pp.65-69, 2005-09

売れるユニーク商品を開発する上で,顧客を知ることは必要不可欠だ。顧客とじかに接して本音を聞く販売の最前線の声は,そのための重要な情報となる。販売店から見たユニーク商品と顧客がそれを選ぶ理由にも,売れるための4条件が見え隠れする。 「苦心して特徴のある製品を開発したつもりだが,なかなか思うようには売れていない」。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ものづくり (ISSN:13492772)
巻号頁・発行日
no.603, pp.193-197, 2004-12

年末年始の最大需要期に向けて,ポータブルMDプレーヤーの増産体制が整えられていく。1ラインを6人から7人へと増やし,さらに4ラインから5ラインへとレイアウトも変更した。生産性の向上だけでなく,生産量を柔軟に変更できる利点も営業との連携で効果を発揮しだす。ポータブルMDプレーヤーが落ち着きを見せた2003年末,山形ケンウッドに新たな課題が与えられた。
著者
鮫島 正洋 溝田 宗司
出版者
日経BP社
雑誌
日経ものづくり (ISSN:13492772)
巻号頁・発行日
no.693, pp.144-149, 2012-06

鮫島正洋(さめじま・まさひろ):1985年4月に藤倉電線(現フジクラ)に入社し、電線材料の開発などに従事。弁理士資格を取得後、日本アイ・ビー・エムに入社し知的財産管理業務に従事。弁護士資格の取得と法律事務所での勤務を経て、2004年7月に内田・鮫島法律事務所開設。製造業の知的財産権法を中心とした技術法務や知財経営に関するコンサルティングを中心に活動している。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ものづくり (ISSN:13492772)
巻号頁・発行日
no.788, pp.16-19, 2020-05

欧州ではドイツ・ダイムラー(Daimler)が、3Dプリンター〔アディティブ製造(Additive Manufacturing、以下AM)〕を活用した医療機器の生産支援を表明(図3)。同社は、約30年前からAM技術の開発・活用を進めており、乗用車では試作品の製造や少量生産の生産に既に利…
著者
杉野 行雄
出版者
日経BP社
雑誌
日経ものづくり (ISSN:13492772)
巻号頁・発行日
no.713, pp.4-6, 2014-02

これでプロジェクトは実質的には頓挫です。その後、ホンダにF1マシンの部品を供給するパール技研(本社千葉県船橋市)が加わりましたが、開発費の問題はいかんともしがたい。そうこうするうちに1年が無為に過ぎました。 そんな時、2回目の転機が訪れます。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ものづくり (ISSN:13492772)
巻号頁・発行日
no.750, pp.36-40, 2017-03

競技用自転車のフレームにおいて、CFRPの次の材料としてステンレスが注目されている。「ケルビム」というブランドで競技用自転車などのハンドメードバイクを提供する今野製作所(本社東京都町田市)では、ここ数年でステンレス製のフレームを手掛けることが…