著者
浜田 基彦
出版者
日経BP社
雑誌
日経ものづくり (ISSN:13492772)
巻号頁・発行日
no.723, pp.67-74, 2014-12

JR九州は817系をバッテリー電車に改造して、2013年5月から2014年2月にかけて筑豊本線の中間駅(福岡県中間市)−桂川駅(福岡県・桂川町)間、日田彦山線の城野駅(北九州市)−石原町駅(同)間で試運転した(図7)。筑豊本線は電化区間だが、パンタグラフを降…
出版者
日経BP社
雑誌
日経ものづくり (ISSN:13492772)
巻号頁・発行日
no.696, pp.32-35, 2012-09

マツダの新型SUV「CX-5」が売れている。日本では、2012年2月の発売から4カ月半で約2万4000台を販売した。これは、同社が掲げた年間目標販売台数の2倍に相当する。海外でも、年間目標販売台数が1万2000台のロシアで既に受注台数が1万台を超えるなど、好調な滑り出しだ。こうした状況を受けて、同社はCX-5の生産能力増強を決めた。
著者
松浦 晋也
出版者
日経BP社
雑誌
日経ものづくり (ISSN:13492772)
巻号頁・発行日
no.612, pp.97-101, 2005-09

スペースシャトル「コロンビア」の空中分解事故から2年半,米航空宇宙局(NASA)はシャトルの運航再開を目指し,2005年 7月26日に「ディスカバリー」を打ち上げた。ところが,コロンビアの事故原因でもあった断熱材の剥離がディスカバリーでも発生するなど,その飛行はトラブル含み。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ものづくり (ISSN:13492772)
巻号頁・発行日
no.601, pp.123-125, 2004-10

自社の技術を囲い込むため,多くの企業が特許出願に力を入れている。これに伴い,知的財産(知財)部門に期待される役割も変わってきている。日経ものづくりが実施したアンケート結果からは,知財部門に対し,より戦略的な役割が求められていることが分かった。他社の特許調査や,出すべき特許の方向性をアドバイスする—といった特許戦略の先導役が期待されている。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ものづくり (ISSN:13492772)
巻号頁・発行日
no.651, pp.34-37, 2008-12

国発の金融危機の影響を受け,自動車各社が減産に走ったり中小企業の資金繰りが悪化したりと,設備投資意欲が国内外を問わず急激に冷え込んできた。日本工作機械工業会によれば,2008年10月の工作機械受注額(速報値)は810億円。これは,前年同月比で実に40.4%減,2002年1月以来となる6年9カ月ぶりの大きな落ち込みだ。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ものづくり (ISSN:13492772)
巻号頁・発行日
no.605, pp.119-123, 2005-02

走行性能と乗り心地,安全性能を高いレベルで兼ね備える,ホンダの最上級セダン「レジェンド」。他社の競合車を抑えて「2004—2005日本カー・オブ・ザ・イヤー」に輝いた。受賞の決め手は,前後と左右の車輪に伝えるトルクの配分を制御し,意のままの操舵そうだを実現した「SH-AWD」だ。
著者
美崎 栄一郎
出版者
日経BP社
雑誌
日経ものづくり (ISSN:13492772)
巻号頁・発行日
no.715, pp.125-130, 2014-04

三原さんはこの少し前、「マジックビジョン」という技法を用いた食玩商品のアイデアをバンダイの新商品企画会議に提出していました。マジックビジョンとは、箱の中にフィギュアなどの物体を置き、その前にハーフミラーを前後に傾かせて設置して、上方や下方…
出版者
日経BP社
雑誌
日経ものづくり (ISSN:13492772)
巻号頁・発行日
no.641, pp.34-39, 2008-02

2007年12月21日,三菱化学鹿島事業所の第2エチレンプラントで火災事故が発生した(図1)。火元は,ナフサをエチレンに分解するための炉(分解炉)。分解ガス冷却用のオイルが配管から漏れ,何らかの理由で着火,半日近くにわたって燃え続けた。 当時,火元の分解炉はメンテナンス中だった。事故が発生したのは,ほぼすべての作業が終わり,分解炉を通常稼働に復帰させる直前である。
著者
多喜 義彦
出版者
日経BP社
雑誌
日経ものづくり (ISSN:13492772)
巻号頁・発行日
no.682, pp.110-114, 2011-07

毎日のように乗っているエレベータ。これだけ身近にあると、いちいちありがたいと思うことはほとんどない。もっとも、このたびの震災後に停電や節電で止まったときには、さすがにエレベータのありがたみを再認識した人も多かったのではなかろうか。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ものづくり (ISSN:13492772)
巻号頁・発行日
no.713, pp.43-45, 2014-02

樋口製作所のメキシコ新工場の所在地は、同国コアウイラ州アクーニャ市である。「比較的治安の良い、人口が4万人ほどの小さな田舎町」と樋口製作所代表取締役社長の樋口徳室氏は言う。メキシコ北部で、米国と隣接する場所である。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ものづくり (ISSN:13492772)
巻号頁・発行日
no.668, pp.65-67, 2010-05

幼児の火遊びの発火源として最も多いのがライター。欧米では、ライターを幼児には操作しにくい構造とすることを義務付けているが、日本はこれまで特に規制がなかった。しかし、ライターによる火遊びが原因と思われる火災が後を絶たないことから、日本でも遅ればせながら同様の規制を導入しようとの気運が高まっている。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ものづくり (ISSN:13492772)
巻号頁・発行日
no.715, pp.80-82, 2014-04

こうした事故が起きないように打たれていた対策の1つにATC(Automatic Train Control、自動列車制御装置)の導入がある。ATCとは、先行列車と後続列車の距離を一定以上に保つことなどを目的に、列車の速度を自動的に制御する安全システムだ。東急電鉄はこれを東横…
著者
日経ものづくり
出版者
日経BP社
雑誌
日経ものづくり (ISSN:13492772)
巻号頁・発行日
no.603, pp.99-104, 2004-12
被引用文献数
1

「原価削減がうまくいかずに,開発において手戻りを起こす企業が増えている」と語るのは,製造業向けに特化してコンサルティングを手掛けるネクステック(本社東京)社長の山田太郎氏。製品企画時に目標売価を決め,それを基に目標原価を設定するが,近年の競争の厳しさから,目標原価はレベルの高いものとなる。
著者
村田 和久
出版者
日経BP社
雑誌
日経ものづくり (ISSN:13492772)
巻号頁・発行日
no.697, pp.4-6, 2012-10

むらた・かずひさ 1963年生まれ。1988年3月埼玉工業大学機械工学科卒業、同年4月ヤマテック入社、電子機器事業部に配属。1998年4月同社常務取締役、電子機器事業部工場長に就任。2006年4月同社専務取締役、同年6月工業塗装事業部工場長に就任。2009年3月エディプラスを設立、代表取締役に就任し、現在に至る。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ものづくり (ISSN:13492772)
巻号頁・発行日
no.710, pp.58-62, 2013-11

シェール革命の自動車分野に及ぼす影響を考えるに当たって、まず2つのクルマに注目したい。1つは、米国において、乗用車とトラックを合わせた全車種の中で最も売れている米Ford Motor社の「F」シリーズ(図1)。もう1つは、2013年3月開催のジュネーブモーターシ…
著者
美崎 栄一郎
出版者
日経BP社
雑誌
日経ものづくり (ISSN:13492772)
巻号頁・発行日
no.714, pp.109-114, 2014-03

「衰えない吸引力」のコンセプトを生み出したのは、皆さんもご存知のDyson社創業者、James Dyson氏です。その馴れ初めをPeekさんが資料を広げて説明してくれました。 今でこそエンジニアのイメージの強いDyson氏ですが、意外にも大学での専攻は家具デザインでした…
出版者
日経BP社
雑誌
日経ものづくり (ISSN:13492772)
巻号頁・発行日
no.712, pp.47-49, 2014-01

透湿性シートは、ベビー用おむつ「メリーズ」(1983年発売)のバックシート(おむつの外側に使用するシート)で初めて製品適用された技術だ。肌の蒸れの原因となる湿気はおむつの外に放出するが、おしっこは外に漏らさない。これも「赤ちゃんのおむつの蒸れ…
出版者
日経BP社
雑誌
日経ものづくり (ISSN:13492772)
巻号頁・発行日
no.636, pp.38-41, 2007-09

2007年7月16日。3連休の最終日に新潟県中越地方をマグニチュード6.8の「新潟県中越沖地震」が襲った。2004年10月の新潟県中越地震に続き,わずか3年で2度の大地震に見舞われた同地方では,水道やガスなどのライフラインが遮断するなどの大きな被害を被り,震源近くのメーカーでは操業に影響も出た。 その一方で,前回の地震の教訓を生かして被害を最小限に食い止めた地元企業も多い。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ものづくり (ISSN:13492772)
巻号頁・発行日
no.697, pp.66-68, 2012-10

2012年6月2日、首浮き輪を付けた生後4カ月の乳児が入浴中に一時窒息し、救急搬送されるという事故が発生した1、2)。乳児と一緒に入浴していた親が少しの間、目を離した隙のことだった。 この事故以外にも、首浮き輪を付けた乳児が溺れるという事故が多発している。例えば2012年2月1日に発生した事故では、首浮き輪を付けた乳児(6カ月)が溺れた。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ものづくり (ISSN:13492772)
巻号頁・発行日
no.645, pp.36-40, 2008-06

具は成熟した製品群であるため,部品構成や各部品の持つ機能が決まっており,新しい機能を加えにくい。特に,ボールペンやシャープペンシルといった筆記具は,新しいものが出てこないアイテムといわれる。 ところが最近,機構を改良して新しい機能を持たせた文具が次々と発表されている(図1)。