出版者
日経BP社
雑誌
日経ものづくり (ISSN:13492772)
巻号頁・発行日
no.659, pp.124-126, 2009-08

神奈川県屈指の観光地,江の島と大船を結ぶ湘南モノレール。2008年2月24日,湘南江の島駅行きの下り列車は,定刻通りに途中駅の湘南深沢駅を出発した。その直後,列車が急加速。運転士の操作とは全く異なる状態に陥った。隣駅である西鎌倉駅の手前でブレーキが利かずに,同駅を通り越す羽目に。そして,その先に設置された分岐器に衝突して停止した。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ものづくり (ISSN:13492772)
巻号頁・発行日
no.604, pp.84-86, 2005-01

【事業所概要】自動車部品を中心に,住生活・エネルギ・福祉機器などの事業領域を持つアイシン精機の試作品および少量品を生産。試作を通じて生産課題を抽出・解決することも役割としている。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ものづくり (ISSN:13492772)
巻号頁・発行日
no.732, pp.19-21, 2015-09

こうして身体の大まかな部分は完成するが、人間のように見えるかどうかを大きく左右するのは頭部の形状と表情である。そこで、毛髪などはロナウド氏本人と全く同じ色のものを用意して1本ずつ植毛したうえで、カットして揃えた。眼球は、虹彩や毛細血管まで…
出版者
日経BP社
雑誌
日経ものづくり (ISSN:13492772)
巻号頁・発行日
no.808, pp.80-82, 2022-01

そこで衣浦工場が考案したのが、くるくるちゃんである。コンベヤーと回転台が別々だった従来の方法を見直し、連続したコンベヤーの途中に回転台として機能する部分を設けた。その結果、検査のたびに作業者が治具を持ち上げて載せ替える必要がなくなった。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ものづくり (ISSN:13492772)
巻号頁・発行日
no.800, pp.53-60, 2021-05

ペロブスカイト太陽電池は、従来の結晶シリコン型太陽電池を設置できなかったビルの壁や曲面を描く屋根などへの設置も可能。結晶シリコン型並みの変換効率を実現すれば、「空き地の少ない都市部にもメガソーラーを構築して、原子力発電所10基以上と同等の電…
著者
田宮 俊作
出版者
日経BP社
雑誌
日経ものづくり (ISSN:13492772)
巻号頁・発行日
no.647, pp.6-8, 2008-08

たみや・しゅんさく 1934年12月静岡県生まれ。早稲田大学法学部を卒業後,父である義雄氏が経営する田宮商事合資会社に1958年に入社。1977年に田宮模型の代表取締役社長,1984年にタミヤの代表取締役社長に就任。2008年6月から現職。国産プラモデルの第1号は1958年に他社が発売した「ノーチラス号」とされている。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ものづくり (ISSN:13492772)
巻号頁・発行日
no.670, pp.82-84, 2010-07

「本は包装したら売れない」という業界の常識を覆し、コミック本のフィルム包装市場を開拓した。先駆者というだけではなく、故障時における代替ユニットの即日発送、無償の開店準備支援など、圧倒的なアフターサービスで他社の参入を許さない。今ではどこの書店でも見掛けるフィルムで包装されたコミック本。
著者
八瀬 哲志
出版者
日経BP社
雑誌
日経ものづくり (ISSN:13492772)
巻号頁・発行日
no.787, pp.4-8, 2020-04

スクウェア・エニックス(スクエニ)のAI技術を取り入れたのも、もちろんインタラクションの強化が狙いです。スクエニの「メタAI」はプレーヤーのスキルや感情をAIで推測してゲームを面白くするために作られました。具体的にはスキルや感情に応じてゲーム内に…
著者
佐藤 国仁
出版者
日経BP社
雑誌
日経ものづくり (ISSN:13492772)
巻号頁・発行日
no.617, pp.103-107, 2006-02

2005年12月25日の午後7時14分ごろ,東日本旅客鉄道(JR東日本)羽越線の砂越駅と北余目駅間を走行中の,秋田駅発新潟駅行特急第2014M列車「いなほ14号」(6両編成)が,第二最上川橋梁きょうりょうを通過し終えたところで1両目から6両目までの全車両が脱線し,そのうち前3両が横転した。この事故による死者は5人(すべて乗客),重軽傷者は32人(乗客30人と運転士・車内販売員各1人)。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ものづくり (ISSN:13492772)
巻号頁・発行日
no.689, pp.42-54, 2012-02

振動は、ねじの緩みが生じたり、工作機械での加工精度を悪化させる原因になったりする。防振のためにはゴムなどの、振動減衰能の大きな材料を使うが、強度が低いため構造部材には適用しにくい。通常の金属並みの強度を持つ制振合金があれば、振動を防ぎたい製品での機構や構造を簡略化できる。
著者
池松 由香
出版者
日経BP社
雑誌
日経ものづくり (ISSN:13492772)
巻号頁・発行日
no.712, pp.70-73, 2014-01

日本経済は、2008年秋のリーマン・ショック前の水準まで景気を戻したと言われている。2014年を迎えた今、メーカーがどちらの方向に舵を切るかで今後の運命を大きく左右する可能性がある。そこで、「2014年元旦の朝、目覚めたら社長になっていた」と仮定して、技術…
著者
藤本 隆宏
出版者
日経BP社
雑誌
日経ものづくり (ISSN:13492772)
巻号頁・発行日
no.655, pp.4-6, 2009-04

ふじもと・たかひろ 1955年東京都生まれ。1979年東京大学経済学部卒業,三菱総合研究所入社。1989年米Harvard Business Schoolで博士号取得,同大学の研究員に。1990年東京大学経済学部助教授。1997年Harvard Business School上級研究員。1998年東京大学大学院経済学研究科教授。2004年東京大学ものづくり経営研究センター長。
著者
池松 由香
出版者
日経BP社
雑誌
日経ものづくり (ISSN:13492772)
巻号頁・発行日
no.697, pp.62-65, 2012-10

【調査テーマ:研究開発部門のカイゼン】多くのメーカーが研究開発部門のカイゼンに乗り出している。そこに透けて見えるのは、短期間で新製品やサービスを市場に送り出し、何としても業績を回復させたい経営陣の思惑だ。しかし、現実はそう甘くない。短期間で成果を上げることを求めても、そのベースとなる人材が現場に不足しているからだ。このままでは、縮小路線に乗るのみだ。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ものづくり (ISSN:13492772)
巻号頁・発行日
no.636, pp.223-225, 2007-09

駅舎の外壁が損傷し,外に向かって大きく膨らむ。その一部からは,斜めに傾いたエレベータが突き出している(図1)。かくて凄惨な舞台となったのは,土佐くろしお鉄道の宿毛線終端駅である宿毛駅。2005年3月2日,3両編成の下り特急列車u南風17号vが同駅1番線の線路終端に設けてあった車止めを越え,駅舎のエレベータに突っ込んだのである(図2)。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ものづくり (ISSN:13492772)
巻号頁・発行日
no.767, pp.17-19, 2018-08

[1][2]バンダイ(本社東京)は昆虫のダンゴムシのように変形するカプセルトイ「だんごむし」を開発した。丸まり方を再現するのが難しく、外殻や内部を構成する部品の形状や接続法などを工夫して製品化を実現した。2つの断面図は実際の製品に基づいた画像と…
出版者
日経BP社
雑誌
日経ものづくり (ISSN:13492772)
巻号頁・発行日
no.704, pp.72-75, 2013-05

事故は、2008年8月22日にN氏が自転車で自宅からオフィスに向かう途中で起きた。N氏は走行中に突如転倒し、重度の四肢麻痺を伴う後遺障害(第1級1号に相当)を負った。 N氏が使っていた自転車は、イタリアBianchi社(スウェーデンCycleurope社の1部門)ブランドのクロスバイク「BACKSTREET」だ(図1)。ただし、Bianchi社は設計・製造していない。
著者
稲川 貴大
出版者
日経BP社
雑誌
日経ものづくり (ISSN:13492772)
巻号頁・発行日
no.786, pp.4-8, 2020-03

とはいえそれら事業より、市場規模で比較にならないほど大きいのは、やはり衛星打ち上げロケットの事業でしょう。人工衛星打ち上げのニーズは非常に高い。例えば「イリジウム」など既存の衛星ネットワークを活用した衛星通信・電話サービスでは数百億円とい…
出版者
日経BP社
雑誌
日経ものづくり (ISSN:13492772)
巻号頁・発行日
no.789, pp.50-53, 2020-06

新型コロナの治療に取り組む医療現場を支援するためにホンダが造った車両は、中型ミニバンの「オデッセイ」や「ステップワゴン」などを改良したものだ。前席と後席の間に仕切り用のパネルを設置。前席の車内空間と後席の車内空間の気圧に圧力差を設けること…
著者
遠藤 健治
出版者
日経BP社
雑誌
日経ものづくり (ISSN:13492772)
巻号頁・発行日
no.676, pp.108-111, 2011-01

えんどう・けんじ:日本と中国を含めたアジアのものづくりに詳しい技術者で、海外進出コンサルタント。京セラ入社後、開発部、生産技術部、品質保証部に勤務。中国工場における製造業務指導が評価され、同社を退社して精密機器メーカーの中国工場にて製造部長や品質部長を務める。現在、業務用機器メーカーの技術者として日本と中国を股に掛けて活躍中。
著者
関 伸一
出版者
日経BP社
雑誌
日経ものづくり (ISSN:13492772)
巻号頁・発行日
no.706, pp.122-127, 2013-07

飯田工場ではマリンバやビブラフォン、ティンパニー、そして、のど自慢番組で合否判定時に鳴らされるのでお馴染みのチャイムなどの打楽器も製造している。ギターに続いてマリンバの製造工程も拝見した。 マリンバの基本構造は木の板を成形した音板の下方に…